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ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

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2015.10.14
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・中世ヨーロッパの教会は聖人崇敬の具体的な対象を聖人の遺体や遺骨(聖遺物)とした。そして聖遺物は教会にとっても大切な収入源にだった。聖人は死者を生き返らせ、病人を治す超自然的な力を持つとされていた。人々は聖遺物に救いを求め、聖遺物はその願いに応えて奇跡を起こすとされた。したがって教会や修道院は、より魅力的な聖遺物を手にするために「聖なる盗み」やねつ造による新しい「発見」までした。ローマ教会は免罪符の販売までして批判を受けて。宗教改革を招くことになる。


 ・聖人伝説の集大成としてウォラギネ「黄金伝説」を生んだ。2コマ目は、若い女性の講師で中世の文献や写本の絵画や、聖堂のステンドグラスに描かれた聖人とそれを取り巻く物語をいくつか例をとりながら説明された。

   引用事例

     
     ・聖マルティヌスの遺体をめぐる争い

     ・チョーサー「カンタベリー物語」免罪符売りの場面

     ・聖トマス・ベケットの殉教

     ・使途聖ヤコブの「発見」

     ・殉教聖人ぺテルスの話

     ・フランスに渡ったマグダラのマリア

     ・聖マルタのタラスク退治 など。


 ・聖堂のステンドグラスの絵物語は字を読めなかった人にも理解させるためであり、聖人崇敬も人々の関心を引くための道具だったのだ。それこそシャーマン思想と変わらない素朴な戦略があったというべきだろうか。まるで童話のような物語が展開している。トマス・ベケットとヘンリー二世との対立も事実と空想が混淆して生み出したものだろう。それこそ当時の芸術家の発想は、少なくとも現代人が忘れている感性の豊かさは噴火する火山の如くである。








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最終更新日  2015.10.14 10:59:58
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