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日本には尊敬する人々は多いけれど偉人となると、誰を言うのだろうか?どうも考え方で特定するとなると異論があるのだろう。文学者では漱石や鴎外がいるが、評価も通説といえるかどうか分からない。誰からも心から尊敬される、愛される人となると、一概には言えないだろう。孔子でさえ中国でも異論がある。少なくともまめに仕事をした漱石が無難かも知れないが、人間臭いひとでもあった。神経衰弱とか、うつ病だとか云われている。
「漱石講座」 ・明暗・道草・硝子戸の中・心・行人・彼岸過迄・思い出す事など・満韓とことどころ・門 ・それから・永日小品、文鳥・三四郎・夢十夜・抗夫・虞美人草・野分・二百二十日 ・草枕・坊ちゃん・漾虚集・吾輩は猫である ・勿論読んだものもあるが、一月2回の講座の予定であり、長編もあるので、意外と大変かも知れない。読んで行かないと、読んで理解していることを前提にした話をされる約束である。作品の内容がテーマではない。他の作家との比較論をされるので、寧ろ、作家論のようなものになっている。途中で訳が分からなくなるのは、日本文学をよく知らないことでもあるだろう。 ・へ2・・・講義でも話していないことを話していると言われる時もあるので、矢鱈専門的な講義にもなる。それが面白い。分からないが分からないなりに、分かるところもある。それが市民の市民たる所以でもある。分からないようで解っていることは実は沢山あるのだ。これを表現できないだけではないだろうか。右脳では解っているが、左脳で言葉に表現できないだけなのだ。少なくとも日本人で日本語なら、外国人には分からない日本語特有のアンニュイがわかる。どんな学問だろうと、心を開けば理解できるエリアは狭くはないのだろう。さて、今日もまめに行きたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.02.25 11:09:58
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