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臨界期には、外界からの正常な感覚入力が重要である、感受性の高い時期であり、更に
適切な刺激が必要だ。正常な視覚や言語機能の形成には、豊かな感情下で神経細胞が
増殖し、神経細胞数を増やすのだ。学習能力も向上する。記憶の形成に重要な海馬も、
刺激の多い豊かな環境が重要であるという。所謂「豊かな環境」(rich environment)
が神経細胞の突起、シナプス数増、学習能力を高まることが分かっている。強制的な運
動は、マイナス負荷が海馬神経細胞の増殖を抑制してしまう。ストレスのない状態での運
動が海馬の神経細胞新生にとって重要であるのだ。スポーツは、結果がすぐ出て分かり 易いがマイナス負荷も抱え込んでしまう。 学ぶ時にも臨界期があるだろう。感受性の豊かな時期を逃すとできることとできないもの
があることを忘れてはならない。 よく仔の世話をする母親から育った仔とそうでない仔の相違が議論されるが遺伝ではな
く、非遺伝的に次世代に伝播することが明らかになっている。 臨界期までに、豊かな環境下で育てられることが仔らには必須となる。 そのためには、社会の環境つくりが必要。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.06.22 14:22:16
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