チャトランの病気
まず…。覚えていらっしゃるでしょうか?ピヨンのことを。まだ2カ月足らずの時に、末っ子で体が小さかったために、育たないだろうと母猫(Kooちゃん、Seaちゃんと同じ母猫)に捨てられたネコです。ちょうど、その少し前に、いとこのボブが母猫と早めの親離れをして庭にいたので、2匹一緒に世話をしました。ボブは、母親が、Kooちゃんたちの母猫と姉妹で、モモやモコと兄弟なのでは?と思っていました。全身茶トラで、子猫の時から私のお気に入りでした。そのボブ、ブログをお休みしている間に、家族の一員になりました。去年の2月のことでした。不思議なことに、ボブが泣くと、モモがいちもくさんに飛んで行ったんです。そして、「大丈夫だよ。お兄ちゃんがいるからね」という感じで舐めてやったり。後はピヨン、と思っていた矢先…。2階の窓からチャトランが脱走…。ボブが、一緒に出てしまいました。慌てて探し回りましたが見つからず、もう会えないのだろうかと思ったら、翌朝、2階のひさしに戻ってきて泣くので、体を伸ばして確保。一安心したのも束の間、1カ月後にまたチャトランが脱走。またしてもボブが一緒に出てしまいました。その時も翌朝には戻ってきたのですが、下でピヨンの弟と、ピヨンの姉妹猫の、兇暴シロの子供たちが騒いだら、驚いて逃げてしまい、そのまま帰ってこれなくなりました。ショックでショックで…。もう会えないのかも知れないけれど、まだ諦めてはいません。私たちが引っ越すまでに帰ってきてくれるかもしれない…。そうそう、先ほどちょっと出たシロの子供たちのことです。シロの子供たちも、昨年の6月、不妊手術を受けさせました。まずは、メスから捕まえたのですが…、なんと、1匹(目が赤いのでレッドアイ。略してアイちゃん)が2匹子供を産んだばかりだと獣医さんに告げられました。もう1匹(しっぽが短いからシッポちゃん)も妊娠中でした。2匹とも体が小さかったから、気がつかなかったんです。可哀想に、生まれたばかりの子猫が2日間、母猫から離れていて生きているだろうかと心配で家の周りを探し回ったら、いました!「今のうちに親から離せば人になつく」とボランティア団体の方に言われたので、急いで捕まえようとしましたが、1匹しか捕まりません。1匹は、奥にもぐりこんでしまいました。実は私、子供のころから猫が怖いんです。子猫といえども、威嚇されるとちょっと怖い…。確保した子猫もその日は、震えながら威嚇してばかり。なのに、翌日には、私たちの膝に上ってくるようになりました。予定通り、里親さん探しのHPに乗せていただいたり、譲渡会にも参加しましたが、今年は不景気だからか、全く里親さんが見つからないとの話通り、この子猫の里親さんも見つからず…。おまけに、7月の暑い日だったからか、熱まで出してそのまま獣医さんに直行する羽目に。その後、秋にもう1度譲渡会に参加しましたが、人気はあるものの不発。とうとう諦めていまだに家にいます。この子猫、最初は「チビ」と呼んでいたのですが(名前をつけると情が移るかと心配したので)、最初の譲渡会でだめだったあと、しっぽが手羽先のように曲がっているので、「手羽先メグミ」と名付けました。今では、とてもチビとは言えないくらいに大きくなりました。そしてそのあと、10月にはピヨンが家族になりました。待望のピヨンですから、私は大喜びだったのですが、なかなかみんなと仲良くなれません。とうとう、カーテンレールの上に上ったままになってしまいました。みんながいない時に下に降りて、フードを食べたり、トイレに行ったり。ところがある日、カーテンが臭う!どうやらピヨンが我慢しきれなくてカーテンレールの上からしてしまったようです。カーテンは洗えばいいけれど、このままではピヨンが可哀想なので、ピヨンだけ、ケージに入れることにしました。すると、狭いながらも、他の猫とは仕切りごしなので、ピヨンの空間が保たれるので落ち着いてくれました。私や夫にはなついているので、抱っこすると甘えてきますが、いまだに他の猫のことは怖いようです。特にモコのことが…他の子たちもいじめるというよりは、気になって仕方がなくてちょっかいを出すようなのですが、ピヨンはそれが嫌いみたい。それでも、爪切りはブラシかけなど、おとなしくさせてくれるので、KooちゃんやSeaちゃんよりはずっと世話が楽です。そして、チャトラン。便秘、どんどんひどくなってしまいました。2カ月に1度の通院が1カ月に1度になり、2周に1度になり、週に1回のペースで獣医さんに胃腸の薬と栄養剤などを注射していただき、浣腸とマッサージで出してもらうという治療を受けてきました。かき出すよりもチャトランのおなかに負担がかからないので良かったのです。そうは言っても、都内の獣医さんまで毎週連れていくのは大変です。獣医さんの都合の良い時は週末に見ていただけるのですが、獣医さんの都合が悪かったり、夫が行かれない時は、私がバスと電車を使って連れて行きます。それも、引越しをすれば近くなるから、それまでの辛抱と思っていたのです。ところが…。今日も連れて行ったのですが、チャトランが一生懸命息んで出していたら、なんと、腸まで出てしまったんです。私も夫もパニック。獣医さんは、以前から、その可能性を指摘なさっていたので、落ち着いて対処してくださったのですが、獣医さんが指で腸を戻そうとしても、異物感を感じるチャトランがまた息んで出してしまう、の繰り返し。私は、「死んじゃう!」と泣いてしまいました。そこで、飛び出した腸を切断する手術をすることになり、鎮静剤を打っていただいたところ、薬が効いてきて再度腸を戻したら、出てこなくなりました。とりあえず、今日は様子を見て、手術は以前かかっていた東大病院でしてもらうことにしようということになり、実家で様子を見ることにしました。弱っていたからか、鎮静剤の効きが強く、なかなか醒めてくれません。少しずつ醒めてきても、動くことが出来ないのに、私のそばに這ってきます。だから、ずっと抱いていましたが、結局、5時間近く体がしっかりしませんでした。そして、いまだに声を出しません。口を開けて話そうとするのですが、声が出ないんです。眼ばかりになった顔で、私に訴えかけます。なのに私は、何もしてやれない。ずっと泣いてばかりの私です。チャトランが死んだら、私は生きていけない。そう思ってしまいます。これから、大変な闘病生活になりそうです。手術しても、その後どうなるかはわかりません。どれだけ生きられるかも。辛くて苦しくて、可哀想で…。その思いをどこかに吐き出したくて、久しぶりにブログに書き込むことにしました。愚痴ばかりでごめんなさい。