（カレー　その１２）

○　「カップヌードルカレー　４０ｔｈ」（日清）

　カップ麺のパイオニアであるカップヌードルシリーズなのですが、とうとう誕生してから４０周年となりました。そのカップヌードルのカレーヌードル４０ｔｈです。

　お湯とともに４０年。これからも、あなたのために。というグッと来る一文が書き込まれています。味は全く変わらないと解っているのについつい買ってしまいますね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成といった４０年前から変わらない作り方となっており、香りも食欲をそそる香辛料の効いたとても良い感じです。

　早速、スープを一口いただきます。４０年間愛され続けているというのがよく解るくらいに本当に美味しい味わいとなっており、初めて食べた時の感動を思い出します。

　具はコロチャー、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、長ネギの５種類となっており、４０年前と違うコロチャーをダイスミンチに戻してくれたら良いのにと思いました。

　麺はカップヌードルシリーズならではのスナック麺タイプとなっており様々なタイプの麺が登場する中、柔らかい食感の麺はいつまでも変わらないというのが嬉しいです。

　４０年経っても変わることのない美味しさを楽しむことができる一品。これから何年もこの味を変えないで欲しいと心から思える美味しさ溢れる一杯となっています。

○　「北の太麺堂々　室蘭カレーラーメン」（日清）

　太いは旨いということで太麺戦国時代のパイオニアとなった太麺堂々シリーズの北海道限定版である北の太麺堂々。そのシリーズに北海道のご当地グルメが加わりました。

　その名も室蘭カレーラーメンということでＢ級グルメが盛り上がって来た時に生まれてきたようなラーメンとなっており、北海道ラーメン第四の味として売り出し中です。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて麺を軽くほぐしてから粉末スープを入れてよくかき混ぜれば完成。当たり前なのですがスパイシーなカレーの良い香りが漂ってきました。

　早速、スープを一口いただきます。見た目のあっさり感よりはスープの濃さを感じることができる口当たりとなっており、キレのある辛さとスパイスの味わいが良いです。

　具はコーン、ワカメ、モヤシ、ニンジン、長ネギの５種類となっており、コーンはシャキッとしていて甘さを楽しむことができ、ワカメは海の風味がしっかり出ています。

　麺は太麺堂々ならではの太くてややちぢれたものとなっていて喉ごしの良さを楽しむことができるとともに、スープも絡むのでとても美味しくいただくことができます。

　スパイシーなカレーの味わいをしっかりと楽しめるスープと太麺の喉ごしの良さが何とも癖になりそうな一品。北海道第四の味としてふさわしい味わいなので満足です。

○　「カレー味ヌードル　野菜の旨みでコク深い」（セイコーマート）

　我が国のコンビニエンスストアのパイオニアであって北海道のコンビニといえばセイコーマート。独自のヌードルシリーズが装いと美味しさをリニューアルしました。

　野菜の旨みでコク深いカレー味ということで従来よりも味わい深くなったのかなと思わせてくれます。一段上になったであろうカレーの旨みというのに注目してみます。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。当たり前なのですがカレーのとても良い香りが漂ってくるとともにカレーに混ざった麺の香りもしてきました。

　早速、スープを一口いただきます。サッパリとした口当たりとなっていますが舌の上でエキスの存在を確認できるくらいにコク深い味わいとなっていて辛さも控え目です。

　具は挽肉、ジャガイモ、コーン、ニンジン、長ネギの５種類となっており、挽肉は味付けがしっかりとなされておりジャガイモはホクホク感、コーンは甘さを楽しめます。

　麺はスナック麺タイプとなっているので柔らかめなのですが旨みのあるスープとカレーの風味がしっかりと染みこんでいるような味わいなので美味しくいただけます。

　辛さが控え目で旨みとコクのあるカレースープと柔らか麺のコラボがとても美味しい一品。コンビニ独自のカップ麺とは思えないくらいの仕上がりになっています。

○　「京うどん　カレー南蛮」（日清）

　すっきりとした京うどんの美味しさを手軽に味わうことができる日清の京うどんシリーズから、待ちに待っていたスパイシーな香りを楽しめるカレー南蛮の登場です。

　今回のこだわり素材はつゆに焼津加工鰹節と１００％の丸大豆醤油を使用しているとのこと。そして１９２８年創業の甘利香幸食品製カレー粉９０％を使用しています。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。タップリと入っているきざみ揚げに納得するとともにスパイシーで食欲をそそるカレーの香りが漂ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。とろみを感じるくらいにエキスがよく詰まっており、香り同様にスパイシーな味わいとなっていますが鰹出汁の風味もよく解ります。

　具はきざみ揚げ、タマゴ、長ネギの３種類となっており、京うどんの目玉であるきざみ揚げは甘めに味付けされており、その甘さがかえってカレー味と相性バッチリです。

　麺は平型でややちぢれたうどん麺となっており、かなり柔らかめとなっていますがおつゆがしっかりと染みているので最後の一口まで美味しくいただくことができます。

　鰹出汁とスパイスが程良く合わさったおつゆと全体の甘辛さを演出してくれるきざみ揚げがとても心に残るような一品。もう一杯食べたくなるような美味しさです。

○　「グリーンカレーラーメン」（タイの台所）

　タイ料理をもっと美味しく、もっと楽しくということで、タイの食材や調理品を日本に提供してくれるタイの台所からグリーンカレーラーメンの登場です。

　日本人が好むお馴染みのカレーとは違って独特の風味と辛さがあるグリーンカレーとラーメンを一緒にしたとのことです。はたしてラーメンとマッチするのか楽しみです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。グリーンカレーならではの香草の香りがしっかりと伝わってくるとともに緑がかったスープが目の前に現れました。

　早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間に香草の風味が広がってくるとともに舌の上で転がるような濃厚な食感を感じることができ、辛さは結構な感じです。

　具はニンジン、キャベツの２種類。原材料としてエビも書いてあったのですが見あたりませんでした。ニンジンはとても歯応えがありキャベツは小さくてよく解りません。

　麺はノーマルタイプのややちぢれ麺となっており、日本の麺と違ったボソボソとした食感となっていますがスープの味自体も馴染みが無いので新鮮な感じを楽しめます。

　グリーンカレーならではの風味と辛さというのをしっかりと堪能することができる一品。香草が苦手という人には無理かもしれませんが、意外と美味しかったですね。

○　「新潟県三条市有名店の味　大衆食堂正広　カレーラーメン」（とかち麺工房）

　新潟県三条市有名店の味ということで地元でしか味わえない一杯を手軽に味わえるようにした有名店の味シリーズから大衆食堂正広カレーラーメンの登場です。

　どこか懐かしいスパイシーな味ということだけでも嬉しくなってきます。凝ったカレーも良いのですがいつまでも忘れられないカレーの美味しさが一番ですからね。

　お湯を入れて４分、蓋を開けて特製スープとレトルト具材を入れてよくかき混ぜれば完成。鼻を近づけると解るくらいのスパイシーなカレーの良い香りがしてきました。

　早速、スープを一口いただきます。口当たりはスッキリとしていてカレーの風味とスパイスのキレの良さを楽しめるような味わいでゴクゴク飲めてしまう美味しさです。

　具は豚肉、ジャガイモ、ニンジン、タマネギの４種類となっており、全ての具材がレトルトということで本格的な肉のジューシーさや野菜の甘さを楽しむことができます。

　麺は氷結乾燥ノンフライ麺となっており、しっかりとした麺のコシの強さというのを楽しめるばかりか風味豊かなカレースープがしっかりと絡むのでかなり美味しいです。

　後味がスッキリとしているスパイシーでいて風味豊かなカレースープがとても印象的な一品。麺や具材も本格的な美味しさなので食べて満足できること間違いありません。

○　「ヌードル　カレー　ぷりっとした麺」（トップバリュー）

　品質が良くて低価格でお馴染みのイオン系プライベートブランドのトップバリュー。そのトップバリューのヌードルカレーが麺をぷりっとさせて再び登場しました。

　以前の麺は典型的なスナック麺タイプの柔らか麺だったのですが今度の麺はそうじゃないということです。麺の改良が多い昨今、負けていられないということでしょう。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。油揚げ麺特有の香りとともにスパイシーなカレーの香りも漂ってくるので食欲をそそられるといった感じです。

　早速、スープを一口いただきます。予想よりもコクがあるとともにスパイシーな味わいがあると思ったら後から甘みを感じるものとなっていてなかなかの味わいです。

　具は挽肉、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、長ネギの５種類となっており、挽肉はダイスミンチ状でしっかりと味付けされておりジャガイモはホクホク感を楽しめます。

　麺はスナック麺タイプとなっていますが、これまでよりもコシが強くなっているので喉ごしの良さを楽しむことができ最後までその食感のままで食べれるのが嬉しいです。

　スパイシーで辛さ控え目のカレースープとぷりっとした麺のコラボを心地良く楽しめるような一品。お値段以上の美味しさを満喫することができる一杯となっています。

○　「どん兵衛　カレーうどん　北海道限定　じゃがいも３０％増量」（日清）

　ニッポンのうどんとして多くの人に愛されているどん兵衛シリーズ。その北海道限定版であるカレーうどんからじゃがいも３０％増量バージョンが登場しました。

　北海道の代表的な農産物であるじゃがいもが増量されたということで北海道らしさが出ているとともに、今までの乾燥肉タイプではなくミンチ肉に変わったとのことです。

　お湯を入れて５分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。スパイシーでいて食欲をそそるようなカレーの良い香りとともに和風出汁のとても良い香りも漂ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。とろみがあって舌に絡みやすくなっている分、スパイシーさと出汁の旨みをじっくりと楽しむことができ、辛さも程良い感じです。

　具はミンチ肉、ジャガイモ、ニンジン、長ネギの４種類。以前の乾燥肉も良かったのですがミンチもジューシーさを楽しむことができ、ジャガイモはホクホクしています。

　麺は平型でストレート麺に近いようなうどん麺となっており、なめらかな舌触りと程良いコシの強さというのを堪能することができ、おつゆもよく絡むので美味しいです。

　今までの旨みとスパイシーさのあるおつゆに加えてたっぷりと入っているジャガイモのホクホク感を楽しめるような一品。具材の変化だけで味全体が変わった気がします。

○　「四季物語　夏限定　うどん」（マルちゃん）

　春夏秋冬、カップ麺にも季節に応じてそれぞれ違った味があるということで、その季節に合った美味しさを届けてくれる四季物語から夏限定のうどんが登場しました。

　四季に応じた食材を加えることによって季節感を表現してくれますが、２０１１年のテーマは甘熟トマトということでサッパリした夏らしい味わいになっていそうです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。家庭でいただくようなお馴染みのカレー風味ではなく何か本格的なスパイスとトマトの混ざった香りがします。

　早速、おつゆを一口いただきます。カレーの風味が広がってくるとともにトマトの甘酸っぱさも堪能できるといった感じで少しとろみがあるもの良い感じとなっています。

　具はトマト、タマゴの２種類となっており、主役のトマトはタップリと入っていて形もしっかりとしているので、完熟した美味しさというのをしっかりと楽しめます。

　麺は平型でややちぢれたうどん麺となっており、滑らかな舌触りと程良い麺のコシの良さを楽しむことができるとともに小麦の美味しさというのを味わうことができます。

　カレーの風味と辛さに加わったトマトの爽やかさと甘さを楽しむことができる一品。甘酸っぱい熟したトマトはカレーの存在感に負けていない美味しさとなっています。

○　「カップヌードル　シーフードカレー＆チーズ」（日清）

　カップ麺のパイオニアとして常に美味しさを提供してくれるカップヌードルが発売されて４０周年となり、その記念商品としてシーフードカレー＆チーズが登場しました。

　シーフードとカレーとチーズといった美味しいどころを寄せ集めた最強の一杯という印象がありますね。カップ麺ファン待望の美味しさとはどんな感じなのでしょうか。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。香辛料が効いたカレーの良い香りとともにチーズの甘い香りも漂ってくるので、思いっきり食欲をそそられます。

　早速、スープを一口いただきます。口に含んだ瞬間にカレーの風味が広がってくるとともにチーズのまろやかな旨みも伝わり、普通のカレーよりも濃厚な味わいですね。

　具はカニかま、イカ、チーズ、キャベツ、タマゴ、タマネギ、長ネギの７種類。チーズは全体の味を左右する存在感があり、イカとカニかまはカレーに合う美味しさです。

　麺はカップヌードルならではスナック麺タイプとなっており、柔らかな食感となっていますがスープの美味しさが麺全体に染みこんでいるような味わいとなっています。

　カレーの風味の良さとチーズのまろやかさに加えてシーフードの味わいの深さを同時に楽しむことができる一品。ある意味贅沢な美味しさに心が癒された感じです。

（カレー その１２）

（カレー　その１２）