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カテゴリ:日本酒
近所のコンビニで適当に発掘 京都市 伏見区 (富翁・)吟凛・大吟醸・純米 Tomiou Ginrin DaiGinjou Junmai 株式会社北川本家 KabushikiGaisha KitagawaHonke 国産米、国産米麹 (精米歩合49%) 2015年11月製造 日本酒度 +3 酸度 1.2 アミノ酸度 1.0 アルコール分 14 購入価格:760円(1050円(?)のワゴンセール品)(720ml) 香りは梨、メロン、スイカ? 出力は弱いが、それなりに吟醸酒してる。 味は随分と淡泊。「淡麗な特長」とか書かれてたのでこういうものなんだろう。 甘味を軸に香りを合わせて軽快な雰囲気で送り出す。 甘味の澄み方と香りの出方から、9号酵母を使った日本酒なのかな? 甘味は軽快でスッキリしてるが、奥行が浅い。 京都の酒で日本酒度+3、酸度1.2となるとわりと軽薄な印象かなと思ったが、当たらずとも遠からず。 口当たりからの甘味だけが勝負の酒。旨味や余韻の引きとかは有りそうで無い。 正直、あんまり美味くないかも。 飲み易さはあるし、大吟醸の格にふさわしいとは言わないが香りも甘味もそこそこの綺麗さ。 でも味が悪い意味でシンプル。甘味と軽さの一発勝負。 とりあえず、香りだけは まあまあ頑張ってたのは良かった。 と思ってたら開栓20分程(温度上昇)で香りが粗くなってきた。(室温26℃、湿度63%) フルーツ香が衰えて、古い飴みたいなのっぺりした雰囲気に。味は意外と変化無し。 冷温キープが無難。 料理は野菜系が無難。 魚や肉よりも、香りの強い野菜に塩と油が絡んだものが、酒の甘味と香りに噛み合う。 多分、野菜の天麩羅が最適解かと思う。(蓮、大葉、ニンジン、ししとう、ミョウガ等) 値段相応。 今回の760円で相応だが、一応元の1050円(?)でも納得はしたかもしれない。 だがその納得感は多分「大吟醸」の名前(精米歩合)代を上乗せしてのものになってたと思う。 同じ1000円台の純米大吟醸なら、茨城の寿の舞・純米大吟醸の方が明らかにワンランク上だな。 300ml弱残しで次の日。(開栓22時間経過) 香りが弱体化。標準で昨夜の温度上昇時の様な香りに。 味は甘味がやたらベタっとした感じで、開栓直後の様な澄んだ雰囲気が大きく弱ってる。 味に関しては酒器や飲み方である程度制御出来るとして、香りの弱体化は残念だな。 香りと甘味が武器であるはずに酒が、両方とも衰えてしまった。 今回はやってないが、2日目は冷酒ではなく、ぬる燗(35℃前後)位の温度にしてた方が、甘味の鈍い出方を上手く利用出来たかもしれない。 実際、裏ラベルのお奨め温度でも「冷酒」と「ぬる燗」を推奨してた。 言い方は悪いが、越後桜・大吟醸みたいな「粗製乱造型大吟醸」の典型みたいなイメージを持った。 初日はまだ美味いと思わせる道筋を見せてくれたが、時間が経つとその道がボロボロになり、どうにか自分で道を探して美味く(上手く)飲める様にしないとならない、手間のかかる不親切wな味。 2日目も760円相応。 ただし、2日目は大吟醸の底上げ補正の無い、ホントに800円未満の安い味に。 初日で飲み切る方が良かったな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016/08/25 05:10:30 AM
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