「ゴールデンスランバー」の試写会に行ってきた。ビートルズ好きとしては、このタイトルだけでも面白そうなんだけど、もらったプレスがLPくらい(かどうかはわからないけど)の大きさで「アビーロード」のジャケットみたいになっててステキー♪
映画のほうは伊坂幸太郎原作で、仙台をパレード中の首相が暗殺されて、堺雅人演じる宅配ドライバーが無実なのに犯人として追われて逃げ回るお話、かな。誰が真犯人かもわからず、どうして自分が犯人に仕立てられたのかもわからないまま、横暴にしか見えない警察から逃げ回るんだけど、主人公の周りの人たちはみんなイイ人らしく、助けっぷりが楽しい。主人公の元恋人(竹内結子)とか会社の同僚が活躍するのはともかく、なぜか連続殺人犯キルオ(濱田岳)とか入院中のウラ稼業の人(柄本明)とかが助けてくれるのが不思議なのよね。最後はちょっと釈然としないような気もするけど、原作もそんなものらしいし、ちゃんと伏線が生きてる終わり方はいい感じ。面白い映画でした。
中村義洋監督と宇田川プロデューサーのティーチイン付き。そういえば「フィッシュ・ストーリー」も中村監督のティーチインがあったなあ。キャスティングについての説明が面白かったかな。キルオについては伊坂さんが濱田岳をあてがきしたんだとか。あんな役をあてがきって、濱田岳ってどんなキャラなのよ(笑)。演じる本人も悩んでたそうだけど、まあ似合ってましたけどね。