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け☆んの日記 [全10件]
俺が神仏を信じていない事は前にも触れたとおり。 それに加えて、占いの類も一切信じていない。 そんな俺に対し、奥さんが「宿曜占星術」なるもので俺を占うという暴挙に出た。 手前! 何年俺と付き合ってるんだ? 俺が普段から占い師に対して憎悪の念を抱いている事は承知だな? めざましテレビの占いコーナーが始まると、急いでチャンネルを変える俺の姿も、何度も見てきたな? 会社から帰ってきて、飯も食わずにいきなり占いの結果を聞かされる俺の身になれ。 ところが。 何と、この占い結果が気持ち悪い程に当たっているのだ。 まるで「俺」という人間を隅々まで知っている誰かが、俺のために書いたような文章だった。 そしてその中には、 「神や仏を信じないあなたは、その事によって運気を逃しているでしょう。」 と指摘してあった。 えぇー? 信じるわけではない。信じるわけではないけど、ここまで当たっているとちょっと怖ぇ。
どうやら風邪をひいた様だ。朝から頭が異様に痛い。 鼻水もとめどなく溢れ来る。 と、自分で書いておいて、今の鼻水のくだりはそのまま歌の歌詞に使えるんじゃないかと思ったが俺は作曲が出来ないので一生日の目を見る事はないであろう。 それに伴い、下痢が激しい。 何とか家でひりだせる限りの量はひりだして来たが、それでもまだ腹の中に爆弾を抱えているようだ。 お陰で高速道路のサービスエリアにてズボンを下ろす事と相成った訳だが、どうしてこういう場所のトイレは必ずと言っていいほど空いていないのか。 ズラッと並んだ個室の前に、大の男が内股加減にソワソワしている様は、なんとも形容がし難い。 朝からウンコ人口が多すぎるのだ。 てめぇ。ウンコくらい朝、家でして来い家で。 何のつもりだ。家庭のトイレットペーパー節約の為か? それとも俺に対する至高の嫌がらせか? それとも娘に、 「お父さん!ウンコは外でしてきてよ、臭いんだから!」 とでも言われたか? こっちは会社に遅刻するか否かの瀬戸際に立たされているんだ。早く俺のためにウンコスペースを提供しろ。 おまけにやっと空いたと思ったら、ティッシュ切れの洗礼を受けるハメになるとは。 いつも奥さんがティッシュを持たせてくれるから良かったものの、もしそうでなかったらお札でマイアスを拭く事になり兼ねなかったのだぞ。 しかも俺の今日の所持金は1000円だ。 おまえら、俺に朝飯を抜き、ジュースを飲む事も我慢しろと言うか! などと思いつつも、俺もしっかりと朝のウンコ要員と化している以上、あまり強い事は言えまい。
2.5時間の残業をこなした後の、車での帰り道。 いつも通る近道が、その日は工事中で通行止めだった。 工事していなければ、この道は直進なんだけど、仕方がないので取り敢えず左折した。 回り道しようかと思っていたら、モスバーガーの横に細い道を発見。 そう言えば会社の同僚が、 「モスバーガーの横の道を、ひたすら右に行けばいつもの道に出るよ」 なんて言ってた事を思い出す。 俺は意を決してその道を通ることに決めた。 初めて通る道。 若干の緊張を覚えつつ、ひたすら右へ右へと曲がって行く。 そうこうするうちに、ちょっと大きめの道に出たが、全く見覚えがない。 言われたとおりに右に曲がるが、道幅はどんどん狭くなるばかりだ。 緊張が恐怖に変わった。俺は半ベソをかきながら、 「何だよー、ここどこだよー」 泣きながら30分以上走って、戻ってきたのはモスバーガーの横。 どこをどう走ったのか、全く同じ場所に戻ってきてしまったのだ。 これは俺の人生に起こった七不思議の一つとして、永遠に語り継がれる出来事だ。 恐るべし千葉。侮りがたし千葉。
以前、会社の上司にチョコをもらった事がある。 いたって普通の板チョコだったが、その上司は俺にチョコを手渡す前に、 「いわく付きのチョコだから、気を付けて食えよ」 と言った。 気を付けろも何も、それじゃ抽象的過ぎて分かんないだろバカ。 いわく付きのチョコと言ったら、俺の知識を総動員しても、食べるとエッチな気分になってしまうという「ガラナチョコ」をおいて他にはないんだぞ。 だとすれば週末は宴だぞ。酒池肉林の淫靡な宴だ。 しかし真相を聞きだすと、前日に駅前で怪しいオヤジがくれたのだと言う。 自分で「怪しいオヤジ」とか言っておきながら、何でもらうんだよ、上司。 そして自分では食えないチョコをなぜ俺にくれるんだよ、上司。 毒見のつもりか? 体の良いリストラか? 「わーいチョコチョコ!」 などと喜んで食った俺が、目の前で死んだらどうすんだ? 「まいったよ。今日、部下にチョコあげたら、それ食って死んじゃってんの、あはは」 なんて、食卓の楽しい話題にするつもりか、この野郎。 結局、そのチョコは食えなかった。 まさかホントに毒が入っているわけはないだろう。いや、99.9%は入っていないと確信する。常識で考えれば分かる事だ。 が、どうしても食えなかった。 俺の常識が崩壊した瞬間だ。
俺は神や仏の存在を一切信じていない。 また「霊」についても、まぁ完全に否定はしないまでも、今のところは信じていない。 と、このような話を知人にしたところ、ありがたくも以下の様なコメントを頂いた。 「信じていないなら、じゃぁ、幽霊のこと怖くないんだよね? だっておかしいよね。信じていないなら真夜中に独りで墓場にでも行けるはずでしょ?」 だって。 馬鹿野郎。幽霊は怖いよ。当たり前だろ? その存在を信じていないからといって怖くないわけじゃないぞ。 むしろ存在するはずの無いものがそこに存在してしまうからこそ、怖いんじゃないか。 人は自分の常識を超えたものに遭遇した時に、恐れおののくのであってさ。 魚が海や川に存在するものだと認識している俺達が、スキューバーダイビングをして魚に出会ったからといって 「わぁ、びっくり!」 とはならないだろう? でも山の中をタコだのイカだのエビだのがガサガサ移動していたら、相当怖いじゃないか。 もっと言えば、ドラえもんが大好きな俺でさえ、あいつが当たり前のように街中をテクテクと歩いてて 「ねぇ、のび太君知らない?」 なんて話しかけてきたら、一目散に逃げだす自信がある。 何せ、本来なら存在するはずのないものなのだからさ、あいつは。
我が家に下記の様な内容のFAXが届いた。 ----------------- ・たまご ・ハム ・豚肩ロース:200g ・コロッケ:4ヶ ・アジ:2枚(完成品) ----------------- 八百○ 一瞬、恐怖で全身が凍りついた。 内容的には別に恐怖を感じるものではないが、理解が出来ない。そこが怖い。 人は自分の理解を超えた事象に対して恐怖するものだと思う。 恐らくどこかの八百屋さんが、自分の家庭で消費する食材を肉屋さんに発注したつもりなのだろうけど、残念ながらウチは肉は取り扱っていない。 それどころか俺は肉が嫌いだ。 しかも、なぜ肉屋への発注にアジが含まれているのか。謎だ。 そしてアジの「完成品」とはどのような形態のものを指すのか。更に謎だ。 いやが上にも謎は深まるが、いずれにしても八百○へ肉が届いていない事だけは確かだ。 八百○の食卓を飾る事が出来なかったこれらの食材達。 そして空腹に耐えかねているであろう、八百○の面々。 それを想像した俺は、ひとしきり枕を濡らして眠りに付く事となった。
自らを「晴れ男」と豪語する知人がいる。会社の同僚である「今野」がその男だ。 今野は旅行が好きで、ここ最近は、ほぼ月1回のペースで小旅行に出掛けているらしい。 当然の事ながら、旅行当日は晴れの日もあれば雨の日もあるはずだが、今野氏曰く、かなりの確率で「晴れ」になるのだという。 天気予報で「雨」と予想されていても晴れになったり、或いは雨が降っていても、自分が出掛ける時になると雨が上がったりするらしい。 以上の事実から今野が導き出した結論が「自分はかなりの晴れ男」 確かにそう言う人はよくいる。 俺も雨に降られた日には「俺って雨男なのかなぁ」などとつぶやく事がない訳でもない。 いずれにしても冗談の範囲であり、本気でそう思っている人はいないと思っていた。 が、すごく身近にいたのだ。自分の事を本気で晴れ男だと考えている人間が。 いかに自分が優れた晴れ男なのかを、口角泡を飛ばして説明する今野の顔は、真剣そのものだ。語気も強く、自信に満ち溢れている。 馬鹿野郎。お前は神か? 一個人の力で、世界規模の天候を左右できると本気で思っているのか? おこがましいにもほどがあるぞ。 もしお前に天候を左右できる程の力が備わっているなら、もう農家に養子に行け。一生重宝されるに違いない。 太陽を照らし、雨雲を呼び、台風を避け、作物を無事に育てろ。ついでにカラスも追っ払うが良いぞ。 だいたい今の状況を考えてみろ。俺は今、お前を車の助手席に乗せ、会社帰りの道を走っているのだぞ。 外は小雨が降っているじゃないか。お前の全知全能でこの雨を止ませてみやがれ。 と、その時。信じられない事が起こった。 今野を車から降ろした瞬間に、それまで小雨だった雨が集中豪雨へと変わったのだ。いてぇ。雨が痛ぇ。 お陰で俺は、駐車場から家までの約1分、傘をさしながらも左半身がずぶ濡れになるという憂き目にあった。 はっ!! そう言えば、俺が出掛けようと家のドアを開けた瞬間、雨が降り出すという事がよくある気がする。 今野理論に当てはめると、これはいわゆる俺が「雨男」だからなのか? そうすれば先ほどの現象に説明が付くぞ。 例えば俺が雨男度=10、今野が晴れ男度=8と仮定する。 今野と俺が一緒にいる場合、俺の雨男度が若干強いから小雨になる。しかし今野がいなくなった途端に、俺の雨男パワーが全開となって集中豪雨になるのか!? 恐るべき今野理論!! |一覧| |
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