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カテゴリ:2005年ドラマ
「吉里君は上さまのお子ではございませぬ。」
「わしがそれに気づかぬと思うていたのか」 安子を見据える静かな綱吉の表情。。。 鳥肌が立った。 やはり綱吉は知っていたのだ。 吉里が柳沢の子である事を。 史実から完全に離れて歩き出した「大奥」ですが、 私は「ああ、これで戻ったな」と思ったのです。このとき。 これで綱吉が柳沢に、自分は知っていたが母の事を思って黙っていたことを告げ、 染子と吉里を江戸城から出してやれば、物語は歴史に戻る。 ところが、どっこい。。。 今回は私が予想もつかなかった展開になりました。 何と、染子さまが「吉里君は間違えなく上さまの子である」と言う遺言を残して自決を。。。 ここまでして、どうしても歴史を曲げたいのか(◎-◎) すごいぞ、大奥・華の乱。 私、あの自決シーンも、きっと柳沢は染子を愛おしく思い、刺す事はできないと思っていたのです。 なのに。。。やっちゃったよ。この人は。。。 柳沢にも、どうしてもここまでしても綱吉に思い知らせたいと決心した過去があるようです。 安子の元ダンは、今さら再登場して、何の意味があるのかと思っていましたが、 なるほど、脅しの材料に使われるわけですね。 この柳沢吉保、どこまでも頭が働きます。 女同士のドロドロの陰には、男のドロドロも隠れていたようです。 しかも衝撃なのは次回予告。 安子よ、「かたき」とか言って上さまを刺していたようですが。。。 いくら架空のご側室と言っても、ただじゃ済まないけど。 以前、ジェニファーさんから「御台所、信子が綱吉を刺し殺すドラマを見た事がある」 と言うコメントをいただきましたが、私は「それは創作だろう」とコメント返しをしていました。 しかし、先日たまたま本屋で立ち読みした歴史雑学の本の中に、この顛末が書かれており、 そういう事が書いてある書物が確かにあるようです。 ただし、それ自体も江戸時代よりだいぶ後に書かれた創作のようなので、 史実ではないと思います。 (実際には徳川綱吉の死因は麻疹だと言われています) そのドラマは、この書物を元にして制作されたのでしょうね。 で、この大奥では、その綱吉を刺す役を信子ではなくて安子にやらせる つもりなのかしら(?_?) それとも、これは夢落ちか何かでしょうか。。。 来週は最終回。 安子さんやご側室方の行く末も気になりますが、 史実では柳沢が何かこのような事で処罰されたと言う記載はなく、 吉里は柳沢の後継者であって、徳川家の跡取りにはなりません。 どうやって、話を歴史上に戻すのか、そこも注目です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月16日 09時46分27秒
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