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カテゴリ:2006年ドラマ
テッポウエビは砂地にトンネルを掘って 自分の住み家にする。
そこにハゼが居候する。 エビの掘った穴に居候をさせてもらっている代わりに、ハゼは見張り番をしているのだ。 相利共生。 雪穂と亮司。 お互いが生きるために、お互いを必要とする関係。 それは、すでに愛ではないのではないか。 ただ生きるために必要としているだけなのではないか。。。 雪穂は高宮と離婚した。 高宮との関係は、本当に、ただ金を手に入れる。 それだけのための物だった。 雪穂の「多額の慰謝料を手に入れて離婚する」と言う目的のために、 どんどんハメられていく高宮が痛々しかった。 しかし、高宮は言う。 なんだか、あいつがミジメに見えちゃって。 金の事しか見えていなかった雪穂が、高宮にはちゃんと解っていた。 雪穂は、この結婚・離婚を精一杯演じてきたようだったけれども、 高宮にも見えている物はあった。 人間はそんなにバカじゃない。 2人のやっている事、やって来た事は、ちゃんと他人に見られているのだ。 そう。 一度は、もう2人から離れようと思っていた笹垣も、 新たなヒントを得て、また動き始める。 それは、篠塚の接触による物だった。 篠塚が雪穂に対して拘ってきた事。 それは、かつて自分の恋人であった江利子の強姦事件。 2人が犯してきた罪は、全て過去を消すための物だった。 なのに、唯一、雪穂の感情で犯した犯罪。 幸せな友達を妬んで犯した犯罪。 こんな事から全ての糸が解けていくのだ。 そして、たぶん繋がってしまう。 もうすぐ。 いつまでも生きたいと思った。 いつ死んでもかまわないと思った。 俺は幸せだった。 けれど太陽は 俺たちを許すはずがなかったんだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月03日 15時28分03秒
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