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テーマ:『功名が辻』(385)
カテゴリ:2006年ドラマ
言いたい事は、いっぱいある。
えっ、何のフリもなく、初っ端から本能寺かよ。 とか 打ち掛けビラビラさせた濃にバタバタ切り倒される兵って、一体どんな訓練受けてんの? とか やらないって話だったけど、やっぱ「敦盛」やらないんだ。(ぶつぶつ言ってたけど) とか は?何で、ここに千代が? とか 何で千代が采配振るう役? とか 千代、羽柴家の人? とか えっ。密書、一豊が捕まえちゃうんだ。 とか とか とか。。。。 でも、多くは言いますまい。(いっぱい言ったし) 私は感動したんです。 秀吉の中国大返しに。 全力で走る馬。足軽。 そして、あのナレーション。 この時 足軽、雑兵に到るまで 歴史の表舞台に立っていた。 二万の軍勢全員が。 秀吉の天下取りに向かって。 同じ夢に向かって走っていく。 こんなに凄い事はないんじゃないだろうか。 その顔は、きっと何よりも輝いていた事だろう。 まるで悪魔のように呆気なく終わってしまった信長ですが、 私は歴史上の人物の中で、とても好きなのです。 母に愛されなかった少年時代から、ウツケと呼ばれた青年時代、 常に上に立つ事を望み続けた晩年。 彼は、夢見る少年のような人だったろう、と思う。 ドラマ中では、非情な面ばかりが強調されましたが、実は情に厚い所もあった。 有名なエピソードがある。 秀吉と愛人との間に子が出来て悩んでいたねねに信長が手紙を宛てたと言う物。 藤吉郎が浮気をして困るということだが、これは言語道断だ。 そなたのような得難い女房はいるはずもなく、あんなはげねずみには 二度と得ることができないのだから。 だから、そんな女の事は気にせず、子がいなくてもドンと構えていなさい、 と言う優しい手紙だ。 短い人生を狂ったように駆け抜けたように見える信長にも、 こんな優しい面があったのである。 ドラマではやってくれなかったので、ここに書いてしまおう。 信長が好きであった、と言う「敦盛」の一節。 人間五十年、下天のうちを比ぶれば夢まぼろしのごとくなり。 一度生をうけ滅せぬもののあるべきや ・功名が辻 第二十二話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月11日 22時11分27秒
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