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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画(外国語)
先日見た「マリー・アントワネット」と同じ時代のフランスを描きながら、
この映画には華やかな香りも色めいた香りもない。 あるのは、ただ、暗く薄汚れた空気のみ。 「香水」と言う、装飾の最後を飾る優美な物が題材でありながら 映画から漂ってくるのは腐ったドブのような匂いだけ。 18世紀パリの最下層の魚市場で、ジャン=バティストは産み落とされた。 愛も権力も金も持たない彼に神が与えた才能。 それは、超能力的な嗅覚。 やがて彼は、ある事をきっかけに、この才能を与えられた意味を知る事となる。 香水とは縁もない世界に育ったジャン=バティストには その才能を生かす術を与えられても、どう使えばよいのか 誰も教えてはくれなかった。 調香師の世界に足を踏み入れた時には、すでに彼は その世界で頂点に登ろうと言う野望を抱くよりも、もっと暗く屈折した 欲望に支配されていた。 これを狂っている、と見るのは正常な世界で生を与えられてきた人間。 親を知らず、育ての親の愛も知らず、命の何たるかも知らない彼が作った香水が、 最後の時に皆に愛を与えると言う皮肉。 神の行いは残酷である。 普段、香水の仕入れ、販売の仕事をしているので、 毎日のように香りにまみれて暮らしています。 新商品は毎月のように入ってくるが、どれも似たような香りばかり。 世界をとろかせる究極の香水。。。 一体、どんな香りがする物なのでしょうね。 残念ながら、映画からは、全く究極の香りは感じる事が出来ませんでしたが。 楽天ブログにトラバが付かない方は、ご覧ください 去年からずっと愛用の香水。そろそろ変えたいんだけど。。。 <28%OFF> シークレット ウィッシュ 30ml 【アナスイ 香水 フルボトル EDT】 今、ウチの店でバカ売れの新商品 49%OFF神秘的な至福の楽園へ誘う☆フェラガモ インカント シャイン EDT S... 【最近の映画記事のトラックバックリスト】 ・さくらん ・バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 ・マリー・アントワネット ・どろろ ・それでもボクはやってない ・愛の流刑地 ・敬愛なるベートーヴェン ・大奥 ・硫黄島からの手紙 ・パフューム ~ある人殺しの物語~@映画生活 パフューム ある人殺しの物語 スタンダード・エディション お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月29日 21時27分21秒
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