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テーマ:大河ドラマ『風林火山』(345)
カテゴリ:2007年ドラマ
晴信は海を欲している。
駿河で見た、あの広い海を。 晴信が、天下を制したいと言う欲の海に溺れて 母の声も耳に入らず、父親としての己の在り方も 見えなくなってしまっているとしたら 勘助もまた 由布姫と晴信の子に天下を制させたいと言う 欲の海に溺れている と言う事になる。 幼い寅王丸を駿河にて出家させ、その目は 晴信の長子である太郎にまで向いていた。 その欲は、今や誰の目にも明らかに映る物となる。 義元曰く なぜ、そちが嫌いか解るか。 そちは、その欲が己が強すぎるのじゃ。 主への忠節を隠し蓑にして人に悟られまいとしている。 それがそちの醜さじゃ。 板垣曰わく そちは四郎さまへの思いが強すぎる。 私利私欲ためにお育てするようなことは決してあってはならぬのじゃ。 勘助の四郎への思いは、己のための欲なのか。 たぶん、決してそうではないのだけど。。。 あの美しいわ子様に 御館さまの家督を継いでもらいたい。 そのためには如何に己が醜くてもかまわぬ。 何か、勘助は屈折している。 親ばかならぬ、爺やばか。。。かな。 親ばかも、身分が違うとスケールも違ってくるわけで。 武田家、早くも泥沼です。 子供のケンカに親は出るな、と言う法度を作りつつも そうはいかない現状を、上の者が自らすでに始めてしまっています。 当の子供達は、まだあんなに幼くて あんなに綺麗で、何の邪心もないのにね。 出家させられ、住み慣れたおばば様の側から 無理矢理引き離される寅王丸の涙。。。。。 ・風林火山 第二十四話 ←小山田クラブに入っとります。詳細は、クリック。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月24日 23時22分43秒
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