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見取り八段・実0段

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2008年12月19日
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カテゴリ:2008年ドラマ
無実だなんて言うつもりはない。
警察に通報しなかったのも、保身のためだ。

どうしても、これが欲しかったんだ!





アリアケのレシピ。

戸神は、血まみれで倒れた両親の遺体の側に落ちていた
レシピのコピーを拾い、アリアケを飛び出した。


それは、借金返済に困った有明夫妻から
50万で買い取る約束になっていた物だった。




殺人現場からレシピのコピーだけ持ち去ったなんて
そんな話、素直に信じられないんですよ。



戸神は証拠がある、と、一本のビニール傘を持ってきた。

丁寧に包まれたビニール傘。


あの日、戸神がアリアケに入った時、
すでにビニール傘が一本あったと言う。

戸神は、自分が持っていった傘と、自分の前に
アリアケに入って行った男が持っていた傘を
間違えて持って帰ってきた。



これは私の傘ではない。
だから14年間保管したんです。

私が持っていたのはマジックテープで止めるタイプで
先端がプラスティック製でした。



その傘を見て、話を聞いている内に功一の顔色が変わってくる。


戸神家を出た功一は、「話がある」と、柏原だけを呼び出した。




オレ、見てたんですよ。

あの夜、物置の上から。

傘逆さに持って、素振りしてた。
柄の部分が時々コツンコツンと地面に
当たっていました。

あんな事をしたら柄の部分に細かい傷が
たくさん着いちゃうでしょうね。

さっきのビニール傘みたいに。




何が言いたい?



犯人は被害者の子供達が帰宅してから
指紋を拭いたんです。

そんな事、できる人間は限られてる。




警察官なら可能って言うわけか。



犯人は考えました。
事件の第一報が入ったら、誰よりも早く現場に駆けつけて
指紋を消してしまおうと。


でも、犯人は大きなミスを犯しました。

傘でゴルフの練習をしているのを
被害者の息子に見られちゃったんですよ。


それが切っ掛けで14年後に露見するとも知らず、
ただ犯人は素振りをしていた。





なんで、さっき言わなかった。




まず自分の耳で真実を聞きたかったんですよ。

だって、それはオレの勘違いかも知れなかったから。

勘違いであってほしかったから。

だって、一番親身になってくれた人が
犯人だなんて、オレ、どうかしてんのかなって。



あんたが犯人なんだろ?柏原さん!






14年前、キミ達を車に乗せて施設に連れて行った時から
いずれはこの子達に自分が追いつめられる日がくるな、って。。。







柏原は息子の手術のために金が必要だった。

その日、有明は借金返済のために200万持っていた。

柏原は、ノミ屋を摘発して潰してやるから、
この200万を貸して欲しい、と有明に迫り、断られた。


どうしても、金が必要なんです。
息子を助けてやりたいんです。







柏原は、拳銃を取り出し、銃口を功一に向けた。



もっと早くこうするべきだった。

あの晩でも良かった。息子が死んだ時でも、
君たち3人とここで喋った夜でも。

ごめんな、功一。
オレみたいな人間になるなよ。






警察では、引き出しの中の封筒を見るように
柏原から言われた萩村が、真実を知って驚愕していた。


柏原は死ぬ気だった。



萩原がビルの屋上に着いた時、拳銃を奪った功一が、
柏原に向かって拳銃を向けていた。





教えてくれよ。
息子が死んだあと、オレらに近付いて、
あんた何がしたかったんだよ。




居たかったんだ。。。

オレはただキミたちと一緒に居たかったんだ。

ただ、それだけだよ。。。





兄妹に土下座する柏原。


その時、空に流星が流れた。





あんたには・・・生きて貰う。

生きて、罪償って、オレたちがこれからどう生きていくのか
見続けて貰う。

生きて、遺族が笑ったり泣いたりするのを見て貰う。


どんなに辛くても、死ぬより辛くても、ただ生きてもらう。









全てが解決し、泰介は、詐欺を自首すると功一に告げる。


やっぱ人から奪った金で幸せになろうなんて
ズルはさ、通用しないんだよ。







行成が経営を勤める「とがみ亭」のオープンパーティに
静奈は呼び出された。


行ってみると、客は自分1人。


行成は、あの柱の影の席に静奈を座らせる。



僕は貴女にとって、もう居なくても良い人間ですか?

僕は違う。

僕はあなたが必要です。
今も、これからも。




そして、差し出すジュエリーボックス。

開けてみると、行成を最初に詐欺に掛けようとしていた
小道具のダイヤの指輪が入っていた。


これを貴女にあげるのが
僕の役目だったんでしょ?

僕もあなた達と絆で繋がっていたいんです。
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   hana1  hana1



何で、あんたなんだよ。。。

と、涙をボロボロこぼしながら叫ぶ功一の姿が痛々しい。


そう。
何で、この人なんだろう。

ずっとずっと一緒にいて、見守ってくれる人の
はずだったのに。



これまで何一つ怪しいことが無かった柏原が
犯人であると言う証拠に行き着くまでの経緯。

柏原が両親殺害に至までの動機。

緊張で身体が震える思いだった。



1人の人間が暗い穴に落ちる有り様と、
真実を知ると同時に信用していた人を失う辛さ。


この見事なまでのミステリー性と
暗澹たるストーリー運びは、やはり、
東野圭吾の本だ、と思わせる。

子供時代とのリンクを絡め、
このドラマには最初から「白夜行」に似た
切なさがあった。

結末は悲劇だと予感させる物は、初めからあったのだ。


しかし、これは同時に宮藤官九郎の作品でもある。


悲劇が全て終わった後の妄想劇場には救われた。

そして、このストーリーのもう一つの
大きなエピソードである静奈の恋が報われた。


全てを赦し、受け入れ、そして尚、側にいて欲しいと願う
行成の表情と声は、限りなく優しかった。

この人の存在は、常にストーリーの救いだった。



柏原犯人説は、かなり前からブロガーさんの間で囁かれ、
私は耳を塞ぎたい思いだった。

子供達の救いになるべき人を
取り上げないで欲しかった。

でも、やっぱり願いは届かず。。。

って言うか、原作ありきなんだから、初めからそうなワケで。。。
どうしようもないんですがasease


その代わり、たぶん私を含め、ほとんどの視聴者が望んだであろう
静奈と行成の思いは叶えられた。


だから。。。

これはハッピーエンドだと思っていいのかなhana4


笑いに走ったかと思うとシリアスに戻り、
しかし、決して筋は崩さない宮藤官九郎の脚本が
冴えたドラマになった。



まぁ、本当は真犯人が分かる辺りは、もっともっともっと。。。
暗黒に引きずり込まれるくらいに落ちていく。。。

のがクドカンだと思うんだけれども、そこまでは行かず。


一番、素直に泣けたのは、行成のプロポーズシーンだった。




クドカンの凄さに久々に触れたドラマ。

磯山Pとは、またぜひ組んで欲しい。
だから、クドカンを見るなら、やはりTBSなのだ。






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最終更新日  2008年12月20日 04時31分27秒
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