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テーマ:大河ドラマ『龍馬伝』(491)
カテゴリ:2010年ドラマ
人は必ずいつか死ぬ。
だからこそ、死に甲斐のある生き方をせねばならぬ。 安政三年。龍馬は再び江戸へ戻った。 千葉道場に挨拶に行き、父・八平の死を報告する。 千葉定吉が言った言葉は父の言葉を彷彿とさせた。 江戸へ来て一年になる武市は、早くも桃井道場の塾頭になっていた。 その内、雲の上の人になってしまうかも知れんのう。武市さんは。 武市の所へ遊びに行き、感心する龍馬。 武市は、そんな暢気な龍馬を攘夷派の会合に連れて行った。 その場に、あの桂小五郎が顔を出す。 幕府はあめりかに対して弱腰じゃ。 このままじゃ日本は外国に踏み荒らされてしまう。 攘夷と言う言葉を世に広めなければならん。 攘夷派の話を感心して聞いていた龍馬だったが、 やがて桂は自分の藩の殿様に働きかけて攘夷の 旗頭になってもらう事になった、と述べる。 土佐でも、当然、武市はそうしているだろう、と言う言葉に 武市は「もちろんです」と笑いながら言うしかなかった。 あんな恥ずかしい思いをしたのは初めてじゃ。 土佐に戻っても、わしはお城にも入れてもらえん。 と、帰り道、龍馬に怒りをぶつける武市。 他の藩と違って、上士下士の制度が厳しい土佐では 下士である武市にはもちろん何の発言権もない。 上士にわしらの事を認めさせて行くしかないがじゃ。 そんな折り、武市の下で共に桃井道場の師範代を務めていた山本琢磨が、 酔って商人から時計を奪い、売ってしまっていた事が解る。 琢磨は一緒にいた藩士にそそのかされてやった事だったが、 皆が取りなそうとしても武市の心は動かなかった。 わしらは土佐のお殿様に攘夷の旗頭になってもらおうと 決めたばかりじゃき。 腹を切ってお殿様にお詫びせい。 龍馬は必死に武市に取りなした。 これを返して謝って許して貰えばいいがじゃ。 たかが時計ですきに。 攘夷のために仲間を殺すがですか。 龍馬は時計を持って商人の元を訪れ、土下座して訴えを取り下げて貰った。 しかし、琢磨を切腹させると言う武市の心は揺るがなかった。 琢磨を許したら、これまで先生がやってきた事が 無駄になるがぜよ。 お前は目障りぜよ。わしらの仲間でもないきに。 もう加尾には近付くな。 妹は、あいつに相応しい家に嫁がせるきに。 収二郎に、そう言われる龍馬。 琢磨切腹の晩、龍馬は密かに琢磨を逃した。 この世に産まれて、簡単に命を捨てるのはもったいないがじゃ。 おまんは、もう土佐には戻れん。 じゃが必ずおまんが生きる場所があるぜよ。 琢磨を逃した事の責めを負わされ、武市は土佐に戻る事となった。 龍馬。わしはおまんを友達だと思うてきた。 おまんのように一緒におって心が和むやつは他におらん。 じゃがのう、もうわしの邪魔はするな。 わしはもう、目先の事に捕らわれてはおられんがじゃ。 琢磨の命は目先の事がかえ。 それでは人ではなくて鬼じゃ。 鬼になってこそ為せる事もある。 武市さんは、一輪の花に目を向ける事ができる人じゃ。 鬼は、花には目を向けんぜよ。 武市は、黙って卓上の花を斬り落とした。 ドラマが終わった後の「紀行」に、思わず涙。。。 龍馬が救った命は、ニコライ堂で日本で初めての司祭になった。 山本琢磨は、自分の生きる場所を見つけたのである。 人間ってこういう事もあるんだなぁ。。。と。 命があれば、どんな道でも選ぶことが出来る。 救われた命を精一杯生きたのであろう山本琢磨の人生を思う。 沢辺琢磨(by Wikipedia) 鬼になると言い放ち、攘夷のために仲間の命を捧げようとした武市。 命の大切さを武市に訴えた龍馬。 武市は龍馬を友達だと思っていた。 しかし、2人の道は完全に別れた。 どうにもならない身分制度の中で焦る武市の取る道は、 この後、どんどん険しい物になってくる。 いずれ、天に召されてから再び会った2人は、 きっと仲良く語り合える仲に戻ったと信じたい。 さて。。。 お佐那さんをあんなに避ける龍馬が、私にとっては意味が解らな~い。 加尾なんていいじゃん。と思ってしまうの。 まぁ、役者贔屓があるものですから。。。 2年4ヶ月、お茶やお花までやってたなんて 健気じゃないですか。 あんな兄もいる事だし、龍馬は加尾の事は キレイサッパリ忘れれば良いと思うよ~ って所で来週は、加尾との間で決別騒ぎがある模様。。。 攘夷のために好き合っている2人も引き裂かれるんだね。 ホント、嫌な時代だわ。 でも、お佐那さんの事を考えると。。。 それで良いんだ、と、ついつい思ってしまいます。 ま、来週の話ですが 龍馬伝(1) 龍馬伝 NHK大河 龍馬伝 前編 坂本龍馬その偽りと真実 最近livedoorブログさんに度々トラバが飛びません。 ご了承くださいませ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月28日 22時05分10秒
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