ウィーンからの国電S7線でドナウ南岸を行くと、ペトロネル・カルヌントゥムにたどりつきます。この周辺に散らばっているのは、円形劇場(Amphitheater)や荒野の門(Heidentor)などかつてのローマ帝国の遺跡。ローマ遺跡は南欧に行けば掃いて捨てるほどありますが、こんな北方にまで進出していたとは驚きです。実際マルクス・アウレリウス帝(五賢帝の最後)は、紀元180年、遠征途上にこの地で没したといいます。
円形劇場跡
ただどの遺跡も南欧の立派なものに比べると、ちょっとイマイチ。それに遺跡群が散らばってあるので、これらを回るのに「足」がないとかなり不便なことは覚悟しておきましょう。おまけにそれぞれが入場料をとるので、自分はアホらしくなって外から写真撮っただけで退散しました。遺跡からの出土品は、B.D.アルテンブルクの考古学博物館に展示されています(注5)。

考古学博物館
隣のB.D.アルテンブルクは温泉保養の町でもあります。ホテルやペンションも多いので、ここを基地にしてもいいでしょう。自分はここの温泉には入りませんでしたが、全体的に湯治に来たという風のおじいちゃんおばあちゃんが多い、緑豊かで静かな町です。そのかわり刺激には乏しいですが。
(注5)開館は年中、但し4~10月は火~日、11月~3月は土日のみ、4.4ユーロ。
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