ペトロネル・カルヌントゥムから南へ約5km、一見何の変哲もないのんびりとした小村-しかしここローラウこそ大作曲家ハイドンの故郷なのです。兄フランツ・ヨーゼフ、弟ミヒャエルとも、通りに面した藁葺きの質素な家で生まれました。この家は現在資料館になっていて、当時の部屋などが残されています(注6)。

ハイドンの生家
それにしてもこんなのどかな風景からあのハイドンのメロディーが生まれたんですねー。私などは、例えばザルツブルグ生まれのモーツァルトのメロディーとあわせて、どうしても生まれ育った風景を比較してしまいます。

ハルラッハ城
この小さな村のもう一つの自慢は、村はずれにあるハルラッハ城(Harrach)でしょう。庭に入れてもらって正面から城を眺めると、なかなかいい雰囲気です。緑の木々と池に囲まれた白い建物は、鄙(ひな)には稀な瀟洒なお屋敷という感じ。城内はハルラッハ家が収集したバロック絵画のコレクションを展示する美術館になっていますが、これらが現在も全部個人所蔵というのだから驚き(注7)。収蔵品の中に名画がゾロゾロあるという訳ではありませんが、ファン・ダイクの「子供の顔」などは見ておきたいところです。
(注6) 開館は年中、火~日曜日、2ユーロ。なおローラウにバスで行く場合は、後述のハインブルクまたはブルック/ライタより乗る。
(注7) 開館は4~10月、火~日曜日、5ユーロ。城内にレストランもあり。
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