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カテゴリ:西国三十三所巡り
きょうは、近鉄(南大阪線・吉野線)に乗って、南法華寺(通称、壷阪寺)を参拝して来ました。 近鉄「壷阪山」駅で降りて、そこからバスで寺のふもとまで行きます。(310円) このバス、ゴールデン期間中は1時間に3本ありますが、3月から11月の間は1時間に1本しかありません。 (12月から2月の間は日中はバスはありません。朝夕1本ずつだけになります。) 「南法華寺」は「西国第六番札所」です。 ■第六番札所 壷阪山「南法華寺(壷阪寺)」 本尊:十一面千手千眼観音菩薩 宗派:真言宗 開祖:弁基上人 創建:大宝3年(703年) 御詠歌:岩をたて 水をたたえて 壷阪の 庭の砂(いさご)も 浄土なるらん バスを終点で降りて、案内に従って坂道を数分歩くと、こんなところに出て来ます。 右側に見えているのは「大講堂」です。 ここはこれより先は「入山料」として600円が必要です。 「大講堂」を過ぎると、石段があり、その上に山門があります。 山門をくぐると、「手水舎」があります。 ここで手を清めます。 ここからこの寺は、少し‘怪しく’なります。(笑) 由緒ある寺なのは間違いないのですが、1980年代以降に造られた建物や石像が多く、どこか新興宗教の本山のような感じが漂ってきます。 「手水舎」のとなりには真新しい「大釈迦如来石像・壷阪大仏」が鎮座していました。 その前には、左側に「普賢菩薩像」、右側に「文殊菩薩像」があり、いずれも石碑に「平成19年11月11日開眼」と書いてありました。 本堂である「礼堂」へ続く石段の左側には、「多宝塔」(画像手前)と「灌頂堂(かんちょうどう)」(画像奥)がありました。 「多宝塔」の中には「不動明王像」がありました。 「多宝塔」の手前の石段を上ると、「三重塔」と「礼堂」があるのですが、その手前によくわからないお堂があって、その中に「誕生釈迦像」がありました。 寺でこの像を見たのは初めてです。 ・・・これのレプリカがほしいのですが、どこにもないんですよねぇ。。。(^-^;) その建物を出ると、右側に「三重塔」(重要文化財)があります。 そして、左側に「礼堂」(重要文化財)があります。 この寺の「本殿」はここになります。 向かって右側に「朱印場」があったので、朱印をいただきました。 「『輪袈裟』を掛けて、念珠を持って・・・」と思ってかばんの中を見たのですが、念珠を忘れた。。。_| ̄|○ 靴を脱いで、「輪袈裟」は首から垂らしたまま、「礼堂」に入りました。 驚いたことに、ここは本尊を公開しているのです。 「礼堂」から続いている「八角円堂」の中央に、本尊の「十一面千手観音像」がありました。 ほかにも「八角円堂」には、不動明王像、薬師如来像、増長天像、多門天像などが並んでおり、大変オープンな寺だという印象を受けました。 この寺は「眼病封じの寺」だそうで、目に関するものが目立ちます。 売店でも、どこのドラッグ・ストアーでも売っていそうな目薬が大量に置いてあり、1個1500円で売られていました。 また、「壷阪観音・メグスリの木茶」なるものがあって、味に興味があるので、1袋買いました。(笑) 35パック入りで1100円でした。 帰ってからすぐに入れて飲んでみたのですが、麦茶と柿の葉茶の中間のような味で、とてもおいしかったです。 ちなみに、この寺は「つぼさか施薬院」という通販ショップを「楽天」の中に開いていて、グッズを売っています。(笑) 「めがね供養観音」もありました。(笑) 「礼堂」の前に奥へ進む通路があるのですが、それが「まよけ橋」。 札に「写真を取って(ママ)魔を取ろう」と書いてあります。 ‘怪しげ’な新興宗教と言うより、“ナンチャッテ”宗教のような感じさえ漂ってきました。(笑) 橋の奥に見えている壁は、長大なレリーフになっていて、釈迦の一生が掘ってあります。 ・・・こんなの、絶対にほかの寺では見られないと思う。。。 そのレリーフを過ぎると、細い階段があって、そこを上ると、「真言の森-四国八十八所-砂踏み道場」になっています。 その手前の‘草ぼうぼう’の通路には、「七福神像」が並んでいました。 ここで、道路をくぐって抜ける通路へ進み、しばらく歩いて行くと、「大釈迦如来石像」が石段の上に見えました。 高さが20メートルもあるそうです。 しかも(?)、この石像、インドからやって来たそうです。 逆のほうに石段を降りて行くと、今度は「大釈迦涅槃像」がありました。 実は、私は日本各地にある“巨大仏”を見てみたいと思ってはいるのですが、わざわざ時間と金を使って行くほどではないので、未だにどこへも行ったことがありません。 先週、金沢に行く際に、途中の「加賀温泉」駅に着く手前で、木々の間から金色の巨大な立像が見えて、「ああ、これが‘噂’の『加賀大観音』かぁ・・・」と、意外に感激しました。(笑) ただ、この「加賀大観音」も、淡路島の「世界平和大観音」も、経営難から既に‘営業終了’してしまったようで、もう中に入れないのか(^-^;)と思うと、少し残念です。 こんな“ナンチャッテ”仏像といっしょにしてはいけませんが、私が今までに見た中ではいちばん大きい仏像になるので、賽銭を入れて、周りを1周したり、近づいたり遠ざかったりして、しばらく感激に浸りました。。。 帰りの通路から、寺のほぼ全体が見えるところがありました。 程よい広さで、どこか少し騙されたような気もしないではない寺でしたが、新旧、大小のいろいろな仏像に出会うことができて、とても楽しい時間が過ごせました。 ちょうど2時間かかりました。 寺をあとにして、バス停まで戻って、近鉄に乗って、帰って来ました。 そして、上にも書いたように、‘一服’ということで「メグスリの木茶」を入れて、いただきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月20日 13時34分24秒
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