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2011.02.26
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カテゴリ:応援歌・激励
 
ヤイヤー
夏冬かわらん
子(に)ぬ方星(ふアぶす)がまよ
ンザヌカワルガー
曇りゃみーんよ
光(ぶスかり)ぬ星(ぶす)がまよ
どゥゆたまい
マーンニョ
八十八(ぱつじユうぱつ)がみ百歳年(びやくさいどウす)がみ
光(ぶスかり)どゥ行かでィよ


(訳)
ヤイヤー
夏冬変わらない
北極星のように
どこがかわるか
曇ることのない
光の星よ
わたしたちも
ほんとによ
八十八まで百歳の年まで
光っていこうよ
 



沖縄民謡  『運命の人』 山崎豊子


山崎 豊子(1924年11月3日 - )
日本の作家、小説家。本名、杉本 豊子(すぎもと とよこ)。毎日新聞社出身。
大阪の老舗昆布商店小倉屋山本に生まれ、この生家をモデルにした『暖簾』で作家デビュー。
1958年 『花のれん』で第39回直木賞
1991年 第39回菊池寛賞
1991年 『大地の子』で第52回文藝春秋読者賞
2009年 『運命の人』で第63回毎日出版文化賞特別賞

他に『白い巨塔』、『華麗なる一族』、『沈まぬ太陽』、
戦争3部作(『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』)など多数の著作がある。
「日本のバルザック」と呼ばれる一方、盗作疑惑が何度も指摘されている。

『運命の人』は西山事件(別名、沖縄密約事件、外務省機密漏洩事件)という
実際の事件をを基にした小説。


日本有数の大手新聞社・毎朝新聞社(毎日新聞社)のバリバリ敏腕記者・弓成亮太(西山太吉)
が主人公。社の将来を背負って立つだろうといわれる記者であり、大物政治家や高級官僚の
懐に飛び込んでいき、スクープをモノにする凄腕。真夜中に記者の使命から来る重圧に苦しむ良心的なところがある反面、上司でも屁とも思わないような傲慢さもある。 
アメリカ占領下にある沖縄の日本返還交渉において不自然さを嗅ぎつけ、密約の証拠となる書類を
入手するがニュースソースを守るためにはっきりとした記事が書けずにいた。
追求するにはギリギリのタイミングとなり、野党の弁護士議員を信用し書類を渡してしまう。
くれぐれも慎重に扱うように伝言したにも拘わらず、情報源の事など全く考えないパフォーマンスに
使われてしまったことから、ニュースソースである外務省の女性事務官ともども逮捕されてしまう。
政治逮捕であり、知る権利の侵害だと最高裁まで戦っていく。


面白かった。
第四の権力であるマスコミ・新聞社の内幕を書く構想を温めてきて果たせずにいた想いと、
自身の戦争経験から沖縄のしらゆり隊への思い入れという二つのプロットを西山事件で
つないだのが本作らしい。
絶望した弓成が沖縄に辿りつくのだが、沖縄の戦争体験の思い出を聞き始めるところは
ちょっと無理やり感があって、すっと入ってこなかったけど、まあ楽しめた。

戦争体験が語られているのだが、どこからか持ってきたモノでないことを祈る。笑
(盗作騒動が多いようなので・・・)


私が大嫌いな老害の代表選手、渡辺恒雄氏が主人公の盟友・山部一雄として登場してくる。
その他、佐橋総理(佐藤栄作)、福出武夫(福田赳夫)、田淵角造(田中角栄)、小平正良
(大平正芳)といった政治家。毎朝、読日、旭日といった各新聞社。
どれもモデルがすぐに分かる。
ただ事件の発端となった若手弁護士議員・横溝宏(横路孝弘)は気づかなかった。
主人公は情報源を守れなかった事にかなり後悔がある様子だったのだが、
横路孝弘氏はこの事件について、軽率だったと反省なり後悔をしているのだろうか?
政治家さんは名前が売れたからOKなのかな?


夫の逮捕だけではなく、女性問題があったり、雑誌などに追い回されたり、弓成の奥さんは
一番大変だっただろう。
一審後新聞社を退職した弓成は九州の実家の家業を継ぎ、東京の家族とは別居生活になる。
その後最高裁で棄却され、実家を整理し、死に場所を求め彷徨し宮古島にわたるが、
夫人には全く連絡しない。
20年近く音沙汰なしで離婚もせずにいる夫婦が、再会を果たす。わだかまりが解けてきて
夫婦で泡盛をさしつさされつした時に弓成が三線を弾きつつ歌うのがこの民謡。


「歌詞はよく解らないが、星のように末長く光って行こうよと、
 三線に託した夫の語らいに、由里子は深い愛情を感じた。」
のだそうだ。(由里子は奥さん。)できすぎな女房。
普通こうはいかない気もするが・・・。でもいい歌だ。

わたしたちも
ほんとによ
八十八まで百歳の年まで
光っていこうよ



光っていこう!!!


戦争の悲惨さや同じ日本人として沖縄の怒りに共感する。
でも一方で夫婦というものを考えさせられた。



もう一つ。

沖縄米軍兵士による少女暴行事件を報道した琉球新聞の記者と話している時に、
折角スクープを手にしながら、どうしてすぐ記事にせず、また故意にぼかした記事にしたのか
という疑問に対して、少女への配慮からであり、少女を傷つけるようなセンセーショナルな
全国紙の報道姿勢に危惧していることを告げられ、自分の事件を面白おかしく記事にした
雑誌などを思い出す。また自分自身が記事を書いていた姿勢を反省する。

事件の話になり、一審では無罪を勝ち取ったじゃないかと励まされ、ニュースソースを守れず
自分だけ無罪でも喜べなかったこと、その責任を取って退職したこと、仕事一筋だったのに
記事をかけなくなったつらさなどを語るうちに、「いっそ――(死んでしまいたかった)」
と声を詰まらせた。その時に、相手の記者に言われたのが、


「沖縄にはヌチドゥ宝という言葉があります。
ヌチは命、命あってこそ、という意味です。」


これもいい言葉。
あの地上戦を体験した沖縄の人間が日本で一番命の大切さを分かっている、と続く。


その後、アメリカ側の秘密文書が公開されているのが発見され、弓成の主張が裏付けられ
「生きててこそ・・・」を実感する事になる。


ヌチドゥ宝



 
    
 
 





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Last updated  2011.02.26 17:00:25
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