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テーマ:ホラーゲームターミナル(31)
カテゴリ:廃人寸前ゲーマー呟く
夏なのでホラーゲームを何かやろうかなと思って昨日購入してきたのがこのゲームです。『流行り神』の廉価版なのですが、ちょっとだけ『流行り神』より優れているところがあって、それが一度読んだ部分の高速スキップ機能。後述するように複数回やりたくなるゲームですので、この機能はかなりありがたいですね。そのほかにおまけとして都市伝説CDというのもついていますし、値段も3000円以下とそこそこ安いですので、暑い夏の夜のお供としてはなかなかお買い得ではないでしょうか。
その内容は都市伝説をモチーフにしたノベルゲームです。 主人公は警察史編纂室勤務の警部補。 相棒の巡査部長と共に、常識では考えられないような事件の捜査を担当していく・・・分かりやすく言えば、日本版「X-FILE」みたいな感じですね。その主人公が、監察医や民俗学者の協力を得て、事件の筋に迫っていく事になります。 ゲーム自体の進行は通常のノベルゲームのように、物語を読み進めながら選択肢を選んでいくのが通常ですが、選択肢の選び方、特に思考過程の整理の仕方によって、大きくルートが『科学ルート』と『オカルトルート』に分かれていきます。それは物語の流れと結末がそれぞれ科学的に、あるいはオカルト的に進んでいくわけで、こうしたルート分岐はなかなか興味深いです。なにしろ、プレイヤーの思考形態が如実に結果に現れてくるからです。 そして、ゲームを進めながら、『推理ロジック』表を完成させ、最終的にこの推理ロジックの出来具合によって評価が変わっていくことになります。この推理ロジックは、ゲーム進行中に取得したキーワードを、各キャラクターや事象の関係図の中にはめこんでいくことで完成させます。もちろんルートによって、入れるべき文言は異なっていきますが、それゆえに同じシナリオを複数回やっても新鮮味がおちないのです。 それぞれのシナリオもなかなか良く作られていますので、読み応えがあります。『鬼』の科学ルートなんか物悲しくて・・・イイ感じです。 シナリオ自体は、基本としては四本があるのみ。もちろん、それぞれにルートがあるので、意外と短いようには感じないのですが、これだけではちょっと分量的に物足りないなあと思っていました。 しかし、どうやら『データベース』のデータを取得していくと、複数の隠しシナリオをプレイできるようです。そう考えると分量的にも大したものですね。 おっと、この『データベース』ですが、都市伝説に関する、シナリオとあまり関係のないキーワードが登録され、その解説を行ってくれる機能があって、それのことをさします。そしてこのデータベースがまたすごいの何の。200個ほどあるのですが、一つ一つの解説が『濃い』です。都市伝説系の雑学に通じたい人にも、このゲームはオススメですね。 個人的にはかなり好きな作品です。 X-FILEや民俗学、都市伝説の好きなゲーマーの方。オススメですよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/07/24 09:44:25 AM
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