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カテゴリ:ガン
●8月31日
お昼前、オフィスで仕事をしていたとき、その電話が鳴った。 「あたし」 「おう、どうだった?」 「‥‥アウトだった」 一瞬意味がわからず、というかその先の意味を考えたくなくて、
僕は「‥‥まじかよ」と言うのがやっとだった。 「本当なのか?」 こんなとき何と言ったらいいんだろう? とにかく、 ────── 鎮痛剤をたて続けに飲んでいる妻を見て、なんかチクリと予感がした。 そして再検査を言い渡され、 そしてその結果がアウトだったのだ。 僕の場合、 ガン=死 という単純なイメージしかなかったのだ。 その死の宣告とも言える言葉を電話口で妻が口にした。 すこし沈黙。
この言葉でいいのか、と思いつつやっと出た僕のセリフがこれ。 ちょっと開き直るのが早すぎる気もしたが、
どんな顔して玄関を開けたらいいんだろう? ‥‥続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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