カテゴリ:パソコン
どういう状況でそうなったのかよくわからないのだが、空のフォルダーが消せなくなった。
「エラー:0x80070091ディレクトリが空ではありません」というエラー表示が出てくる。 とりあえず対策がなにか出ていないかということで、「0x80070091」でググって(検索をして)みるといくつか解決策やトラブル報告が出ている。 その中でマイクロソフトのサポートサイトの解決策を試してみることにした。以下のところである。 http://support.microsoft.com/kb/2732597/ja 修正プログラムをダウンロードして、実行すれば良いというので、さっそくダウンロードした。そして、実行したのだが、全く何の対策にもならず、何事も起こらない。 別のところで、「chkdsk /f」をコマンドプロンプトでいれてディスクのチェックをすれば良いという情報が出ていたので、実行してみた。しかし、これもうまくいかない。何故かコマンドが実行できないのだ。 そうこうしているうちに、他のフォルダーでもそのフォルダーが空という表示がされているのに気がついた。本当はファイルが沢山入っているフォルダーのはずなのに。それは全てUSBで接続している外付けのハードディスクで発生している。削除しようと思ったフォルダーだけではなく、その他のフォルダー全てが空でファイルがないという状態になっているのだ。 この外付けのハードディスクはバックアップのハードディスクで、私の過去の写真やその他の書類など全てのデータがバックアップされている。そのハードディスクのファイルが全て消えてしまっているのだ。 ただ、このバックアップデータはもう一台のハードディスクにも保存されている。こちらは大丈夫だろうとチェックしてみると、なんともう一台のハードディスクも同じ状態である。 この時点でこれは大変なことになったと思った。保存していたデータが全て消えてしまっているのだ。というか、FAT(ファイルアサインテーブル」に問題があって、フォルダーとその中に入っているファイルのリンクが消えてしまっているようなのだ。 私はこのハードディスクのデータをオンラインストレージのLiveDriveにバックアップしている。こちらはブラウザで確認してみると大丈夫だった。 それならオンラインストレージのデータを空になったハードディスクにリストアすれば元に戻るはずである。 そこでとりあえずあるフォルダー1個だけをリストアしてみた。これはうまくリストアされた。 これですべてのデータをリストアすればいいが、全データをリストアするとすると時間がかかるなと思った。その時点で、ハードディスクの動きが何かおかしいということに気がついた。リストアした時に「ファイルが存在するので上書きするか」という表示が出てきていたのだ。つまりリストアするプログラムは、空のフォルダーにファイルが既に入っていると見えているのだ。従ってファイルをダウンロードしてディスクに書き込む動作をしていない。 問題の2つのハードディスクは一つのUSBケーブルでパソコンに接続されている。つまり、2つのハードディスクは玄人志向のHDDケースに取り付けられている。このHDDケースの動きがどうもおかしいようなのだ。 そこでいったんケースの電源スイッチを切ってみた。さらに、USBケーブルがきちんと差し込まれているかなども確認した。そして電源を入れた。 そうするとなんということだろうか。フォルダーの中にファイルが入っていない空の状態だと表示されていたのが解消されて、ファイルがキチンと入っているように表示されたのだ。つまり問題解決である。 「エラー 0x80070091」はUSBケーブルの接続かハードディスクケースの回路がおかしかっただけだったようである。つまり、このエラーが出た時には、ハードディスクの接続がおかしくないかまず確認するのがいいようだ。 この問題が発生したお陰で、バックアップのハードディスクに問題があると大変だとうことが改めて認識された。そして、オンラインストレージによるバックアップはうまく機能するということが確かめられた。 さらに2台のハードディスクでバックアップを取っているので、その2台が同時におかしくなるということはめったにないということをきちんと認識して、そういうことが起こったらハードディスクが問題というよりもそのインターフェースなどがおかしいということを先に考えたほうが良いということも分かった。 また、オンラインストレージは過去に消したファイルやフォルダーまで残していてくれるのは実に良いことだということに気がついた。何かの拍子で保存しているデータを知らずに消してしまったとしても、オンラインストレージ側には消されたデータと言う形で残っているので、リカバーが可能なのだ。 いずれにせよ、バックアップを取っているから安心ということで満足せず、実際に事故が発生した時にきちんとリカバリが動作するかを確認することは大事なことのようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.12.14 10:48:02
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