小岩井農場は、岩手県にある日本を代表する農場だ。岩手山の南麓の約3000ヘクタールの広さで、民間の農場では日本最大らしい。東北本線が盛岡まで伸びた翌年の1891年に、小野、岩崎、井上の三名が共同創始者となり、小岩井農場と名付けた。当時は、岩手山の火山灰で不毛の地だったため土壌改良などに数十年かかり、1938年に小岩井農場として活動を開始、現在は酪農・種鶏・たまご・山林・環境緑化・技術研究・観光・農場商品販売などの事業を行っている。一時期は競走馬も生産し、三冠馬のセントライトなどの名馬を輩出したが、戦後に撤退したらしい。
一般的には、まきば園が観光農場として有名で、広大なのびのび広場を中心に、たくさんの売店、バーベキューなどのレストラン、牛の乳搾り、ミルク館、羊の放牧地、羊館、乗馬、まきばの天文台、SLホテルなどが散在している。
まきば園の近くには、小岩井の歴史が分かる展示資料館、牛乳や乳製品の加工の見学や試食のできる乳業工場、去年のNHKの連続小説で話題になった一本桜、などがある。
新緑の頃の牧場園。平日だったので空いていた。
入場料を払って、ゲートを入ると、モニュメントや案内板、いろいろな花の向こうには、広大なのびのび広場、遠くには岩手山(残念ながら雲で裾野しかみえなかった)、とてものどかな風景だった。
施設内には、牛の模様をしたモーモートレイン、かわいい機関車のポッポトレイン、トロ馬車などが走っていた。
広場で遊んだり、乳搾り、乗馬、馬車などの乗り物、シープ&ドッグショー、アーチェリー、羊飼いのゴルフ、天文台、体験工房、羊館やミルク館の見学、バーベキューやレストラン、丸一日いろいろ楽しむことが出来るが、最後は、まきば館の売店へ。
人気は、濃厚な低温殺菌牛乳やソフトクリームだけど、おみやげなら、チーズケーキや饅頭など。昔から、小岩井農場の酪農品として親しまれたものだ。
岩手山の麓に広がる雄大な農場で、いろいろな酪農体験、ただ見たりブラブラするだけでも楽しいところだ。
http://www.koiwai.co.jp/index.html
小岩井農場
岩手県岩手郡雫石町丸谷地36-1
019-692-4321
ホワイトシーズン2008/11/4~2009/4/17 9:00 ~16:30
グリーンシーズン2009/4/18~ 9:00 ~17:30
入園料 大人500円、子供250円 (ホワイトシーズンは無料)
駐車場多数