喜八櫓 きた道は、石巻市の北境にある小料理の店。
元は、石巻中央にあった活魚料理の店「喜八櫓」で、被災し休店、2012年5月に移転オープンした。
石巻市街から旧北上川をはさんで反対側の北境の山里奥に移転していた。
近くの南境は、石巻専修大やトゥモロービジネスタウンがあって、震災後は大規模仮設住宅もでき、宅地も売れまくって住宅街となっているが、トヤケ森山をはさんで北境はまだ田舎のはずれの雰囲気で、さらに奥、よく建てたものだ。
古民家を改装して、きれいな和の佇まいになっていた。
親方自ら、この地と建物を選び、大工作業して造り上げたそうだ。
中もこぎれい。
田舎のおうちに招待されたような感じで、庭や山がみえた。
座敷、個室、テーブル、カウンターもあってそこそこ広い。
海鮮そば御膳1600円。
そばは、福島県産雪室蕎麦で、雪室の中で鮮度を保ち風味も旨みも増すそうだ。確かに風味よく香りもあり、鼻にも抜ける感じがある、細めひらたく不揃いでつるっとでコシも感じる。カツオダシの上品な醤油だれも合うし、とてもおいしかった。
天ぷらは、衣厚めしっとりめで、穴子ふわっと、エビ大ぶりぷにぷに、カボチャなど、なかなか。
刺身は、カンパチはしっとり脂がのってよく、赤身もしっとり、タコはぷにっと、よかった。
お浸し、茶碗蒸していねい。
最後にそば湯。
そばはおいしいし、いろいろ楽しめてよかった。
雪室そばだけなら750円だし。
海鮮天丼1500円。
大ぶりのエビ、イカ、野菜多めで、衣は厚めしっとり、あまじょっぱいたれ、おいしかった。
汁と小鉢、漬け物とていねい。
ちょっと高めかも。
もともと、活穴子天丼や活魚で人気のお店だけあって、魚はおいしいし、そばも風味がよかった。こんな田舎なのに混んでたし、元気な親方が再開して頑張っているので、行ってみてください。
http://kitamichi.yamanoha.com/index.html
喜八櫓 きた道
宮城県石巻市北境字久保68
0225-24-9869
11:30-14:00(そばが無くなり次第終了)、17:00-21:00(L.O.20:30)
月曜休み(祝日の場合は翌日)
駐車場あり