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そして,今ミーティングの最大の目玉が,2.のUltrabookであり,2012年のUltrabookなどに搭載されるIvy Bridgeである。 吉田氏は,Ultrabookの特徴を右のスライドにまとめていたが,「性能が高く,軽く,薄い」Ultrabookは,端的に述べるとノートPCの直線的進化版ではある。ただ,性能を落とさずに軽く薄くするためには,プロセッサに新たな進化が求められることもまた確かだ。 既存の技術を拡張してUltrabookの課題をクリア羽切 崇氏(インテル IA事業本部 アプリケーションスペシャリスト) IAプレス,rmt?ミーティングでは,続いて,インテルで技術を担当する羽切 崇氏が登壇し,Ivy Bridge世代,そして“その次”となる「Haswell」(ハスウェル,開発コードネーム)も含めた「Ultrabookに向けての技術的課題」を説明した。 羽切氏は最初に,Ivy Bridgeの特徴をSandy Bridge世代の現行Core iファミリーと比較してみせたが,このあたりはでもお伝えしていたとおり。ただ,3次元トライゲート?トランジスタを用いた22nmプロセス技術で製造されるというのは,強調しておくべきポイントだろう。リーク電流を低減しつつ高性能を実現するとされる3次元トライゲート?トランジスタが量産に乗るのはIvy Bridgeが世界初になるはずだ。 ■Configurable TDP さて,このなかで羽切氏が時間を割いて説明したのは,pso2 rmt,Ultrabookを可能にする3つの電力制御関連機能だった。 まず説明されたのが「Configurable TDP」だ。 TDP 17WのCPUがあったとしても,標準的な使い方では17Wに貼り付いたりせず,10W程度に収まるというスライド。フルパワーでCPUを回し続けるというケースは非常に少ないというわけである 読者も体験的に知っていると思うが,実際のPC利用において,CPUをフルに活用して“ぶん回す”ような局面はほとんど生じない。負荷が高いと思われがちなPCゲームでも,100%のCPU負荷が生じたりすることはまずないのだ。 羽切氏は,「TDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)が17WのCPUを積んだノートPC」を実際に使ったときの消費電力分布を示していたが,この場合,「Typical Usage」と呼ばれる通常用途では10W程度に収まるという
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最終更新日
2013.01.21 12:07:20
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