地デジアンテナの取り換え作業
先日、県南にある親類宅の地デジアンテナの取り換え作業を行いました。
昨冬の大雪の影響により支線のたるみ および マストの変形・エレメント破損など結構な被害があり、このまま使用し続けるのは危険と判断。
取り換えるという結論になりました。
数年ぶりに屋根の上に登りました。
ちょっと緊張しましたが、眺めが良く微風が心地よかったです。
取り換え・新設のアンテナ。
取り換える前は、UHFアンテナが超高性能型のLS20、VHFアンテナが普及型の112C8が取り付けられており、アンテナマストも3mを超える長いものを使用していましたが、新設のものはなるべく短くコンパクトなものにしました。
新しいアンテナはびっくりするほど軽い!
受風面積も小さくなったので強風による被害も大幅に軽減されると思います。
こちらは取り換える前に設置していたアンテナ。
(数年前の撮影です)
超高性能型のラブストーリー LS20 が付いており、デカくて重い!
アナログ放送時代は、これで岩手県内全局(6局)と仙台の放送局(東日本放送・ミヤギテレビ)が受信出来ていました。
デジタル放送になってからは空中線電力が1/10に絞られてしまったため、仙台の放送局はほとんど映らなくなってしまいました。
回折が期待できるFM・VHFであれば何とかなったかもしれませんが、UHFは直進性が強く3kWではさすがに厳しいです。
仙台の放送局の受信は諦めることにします。
そして今回は盛岡親局(紫波新山)に向けるか、一関中継局(束稲山)に向けるかで悩みました。
屋根の上からは束稲山は見えますが、紫波新山は周りの住宅や山の陰になっていて見えないのです。
周りの家のアンテナを見回しても、紫波新山に向けているところもあれば束稲山に向けているところもあります。
散々悩んだ挙句、紫波新山でもイケそうだと判断。
結局盛岡親局に向けて設置をしました。
ブースターの効果もあってか、テレビのアンテナレベル値は80(最高値)となっていたため特に問題は無いでしょう。
上側に付いているのが地デジ用UHFアンテナ、中間に付いているのがFM用アンテナです。
親類宅ではコンポーネントステレオを使用しているため、FMアンテナは必須でした。
1素子のアンテナのため、設置後の試聴ではマルチパス障害が多少気になりました。
本来は 2素子のFA2や5素子のFA5 などのほうが良かったのでしょうが、親類はこれで十分だと言っていたのでこのままにしておくことにします。
本当はFMアンテナを最上部に設置したかったのですが、カラスなど鳥害の心配があるため支線の下になるよう設置せざるを得ませんでした。
今回交換したのは、屋根馬・アンテナマスト・UHFアンテナ・FMアンテナ・支線止め金具のみで、ケーブル・ブースター・支線は既存のものをそのまま再利用しました。
設置費用
・アンテナマストM130Z ¥933
・UHFアンテナUA14 ¥2,750
・FMアンテナAF-1-SP ¥3,476
・支線止め金具GRK-25N-B2 ¥218×2個
・屋根馬MH35ZT ¥1,738
・ビニールテープ ¥86
・支線 ¥0(再利用)
・VUブースターVUB33N ¥0(再利用)
・3分配器SP3CA ¥0(再利用)
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計 ¥9,419
※すべて税込み価格
コストの面も考えてDXアンテナ製がメインになっています。
性能面でも特に問題はありません。
作業日は天候も良く、眺めの良い屋根の上はとても気持ち良かったです。
【注意】
アンテナを自分で設置をする場合は、すべて自己責任でお願いします。
今回のアンテナの設置作業においては、安全第一で作業を行いました。
特に屋根の上は傾斜があり滑りやすくなっているため、滑落・転倒に注意し慎重に作業を行わなければなりません。
また、間違ってアンテナなどの機材や工具などを下に落とすことの無いよう十分気をつけてください。
(第三者に危害が及ぶおそれがあります)
業者へ依頼せずに自分で設置すれば費用は安く済みますが、高いところでの作業が苦手な方、アンテナ設置の技術と経験がない方には危険なためおすすめ出来ません。
メーカーサイト
→ マスプロ電工 製品情報
→ DXアンテナ 製品情報
→ 日本アンテナ 日アンねっと
楽天サイト
→ マスプロアンテナ MASPRO アンテナマスト M130Z[M130Z]
→ UA14 DXアンテナ 地上デジタルアンテナ 【14素子・普及型】
→ FMラジオ用アンテナ(1素子)AF-1-SP
→ DXアンテナ ステー金具(φ25.4mmマスト用) GRK-25N-B2 GRK25NB2
→ MH35ZT DXアンテナ 屋根馬(小屋根用)