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2004年08月10日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
任侠伝タイトル
↑タイトルは映画のロードショー風と凝っている(^^;
 こういう演出に懲りすぎた結果ゲームは…?!

先週末に名古屋へ出張した。一年に何度か名古屋へは行くことがあるのだが、その度に名古屋の基板屋「ミルキーウェイ」に立ち寄るのが楽しみの一つにもなっている。昔は名古屋にも宇宙堂やシステム3という基板屋があったのだけれど、今ではミルキーウェイ一店だけになってしまった。寂しい限りだ。なかなか基板のコレクターとしての後人が育ってこないのが原因らしい基板不況だけれど、考えてみれば、基板世代というのは大体において80年代にかけてゲームセンターのあの熱い世界を経験した年齢層に限られていて、最近のように、ゲーセンで発売したゲームが直ぐに家庭用に移植されるという時代にあってはなかなか業務用のゲーム基板まで買う必要性がない為に、なおさら新しいコレクターが誕生してこないジレンマがある。

大体、ゲーム開発会社にせよ大手ゲーム会社にせよ、業務用より明らかに家庭用をマーケットの重大柱としてみていて、業務用というのは悪まで家庭用の延長線になってしまっている。昔はゲーセンのゲームを家庭で…というのが売りだったけれど、最近ではゲーセンで発売されるゲームは家庭用に発売されるのが前提になっているものばかりなのだ。しかも、容量の劣っていた昔であれば、家庭用への移植もタイトルは同じでも全く内容が別物のような出来のものが多かったけれど、最近のものは、そのまま完全移植なので業務用はなおさら影が薄い。

任侠伝3
↑ここは将に一刻館?!

まぁ、その結果としてだんだんと基板の相場が下がり始めているのは、集める側としてはうれしい気持ち半分、悲しい気持ち半分なのである。というのは、安く買えるようになった反面、相変わらず大物希少基板の値段は上がり続けているし、欲しいと思う基板は全く出てこない。逆に安くなったと言うのは、数多く出回っている基板についてたけで、既に持っている基板ばかりだったりするのである。

今回紹介する「銀河任侠伝」はその最たるもので、一時期の価格は35000円近くしていた基板である。そして、実際3万円前後でここ数年はずっと安定していたものだ。まぁ、ない基板ではないので、見かける事は多かったのだが、それでも高額基板の列に並んでいた。それが、今年に入って値段がぐっと下がり始めた。18000円、15000円…と半値近くにまで落ちてきたのである。そして、今回ミルキーさんに立ち寄ってみて驚いた!なんと税込み12000円なのである。一時期の三分の一である。これははっきり言って安すぎる…いくら基板価格が安くなり始めているとは言っても一時期の3分の一という事はない。せいぜいが3割程度でよくて半値といった程度なのだ。この金額なら買っておいて損はない。迷わず購入に踏み切った次第なのである。

高額基板というものにはいくつかの要素がある。大体において高額な基板というのは絶対数が少ないことによる需給関係の原則によるものであるけれど、中にはコレクター市場におけるカルト的な人気によって基板の絶対数とは関係無しに高値で取引されている基板がある。例えばデコの迷作「トリオザパンチ」やナムコの「フェリオス」、コナミの「グラディウス3」などである。これらは、一部のカルト的な信者がその特定のゲームに入れ込むあまり、攻略ビデオを作製したり、またまたHPにてこれでもか!というくらいに紹介したりという努力の結果として、それほど興味のなかった普通の基板コレクターやゲーム好き者を洗脳し、何故か欲しくなってしまうという作用によるものだ。そうして欲しいと思うコレクターが増えることで結果的に市場価格が押し上げられるのである。

今回の「銀河任侠伝」もそんな部類のゲームである。アクションゲームなのだが、何故か様々なところで「カルト」ゲームとして紹介されていたりするだけあって、さすがにゲーム性以上にその内容の濃さがにじみ出て、一度遊ぶとずっとその香りがまとわりついて離れない…凄い濃い内容なのである。

任侠伝2
↑これだけでいくらの版権になるのか怖くなる
 将に恐怖のコブラ軍団!

何と言っても、様々なアニメや映画のキャラクターを版権無視でパクりまくり、登場させているというのも凄いが、更にはBGMまでパクってしまっている。先日紹介した「ごんべぇのアイムソーリー」なんて目じゃないくらいの登場キャラクターなのである。めぞん一刻の一刻館が出てくるかと思えば、その中で管理人さんが箒で掃き掃除をしている(静止キャラ)と思えば、突然月光仮面が現れて攻撃をしてくる。縁日の夜店では、バカボンのパパがラーメン屋台を開いていたり、アントニオ猪木や仮面ライダー、更には宇宙船間ヤマトの艦長までが店番をしている。エイリアンだって登場する。そうして敵キャラには、北斗の拳のケンシロウや花形満、ジゲン大介やザク、ジェッターロボにスケバン刑事、鉄腕アトム、寅さん、あしたのジョー、ランボー、ゴジラ、大魔神、ジェーソン、輪島、キョンシーなどなど、それこそ、これでもか!というくらいに登場してくるのである。

これを現在製作しようとすれば果たしていくらの版権が必要になるだろうか?任天堂が自分のキャラを無許可で使用しているとあのユリ・ゲラーが任天堂を法的に訴えたことがあったけれど、その時の賠償は何十億円という単位だった。それを考えれば、ジャレコはこの版権の問題だけで倒産しかねないくらいの金額になる事はまず間違いない。当時はあまりうるさく言われなかったと言っても、アメリカのハリウッド映画のキャラまで勝手に使用するのはかなり危険な行為である。零細の聞いたことのない会社がそっと出したのならいざ知らず株式に上場している大手企業がドカンと出すような代物ではないのだ。

だからこそ、この基板はカルトなのである。我々コレクターはジャレコのこの無謀とも言える内容に賞賛を惜しげもなく注いだ結果としての高額基板だったのだ。

任侠伝4
↑あ、あしたのジョーがやってきた!ノーガード戦法だ!!
 この次に示現するシーンは当然…
 因みに後ろでは天才バカボンのパパがラーメン屋台を
 やっている(笑)この屋台村には猪木もいるし仮面ラ
 イダーもいるぞ!

ただ、この銀河任侠伝…あまりにキャラクターに懲りすぎた結果、ゲーム性の練りこみが甘くなってしまったのか、ゲームとして面白いか…といわれると、正直「?」ではある。ライフ制という家庭用のゲームによく使われる手法でゲームバランスのつじつまを合わせてある為に、ゲーム好きとしてやり込む際に重要な要素となる攻略がやり難い。ある程度のパターンをしいてしまえば、あとはなんとなくプレイしてもある程度のところまでは進めてしまうのである。まぁ、それでも飽きさせないように敵キャラの攻撃ややられたときのリアクションなど細部にわたってこだわっているので、正直ゲームを遊ぶよりもこの敵キャラとの綾取りの方がずっと面白いという不思議なゲームである。

任侠伝5
↑キマッタァ~クロスカウンターだぁ!!この後、ジョーは
 燃え尽きて消えてゆく…(^^;ちょっと懲りすぎ!!

ゲーム基板には無敵モードがあるので、この設定にすれば何回でもあしたのジョーとクロスカウンターして遊べる(笑)

基板コレクターとしては是非一枚持っていたいタイトルであることは間違いないだろう…しかも、こんなに安いのであれば…。因みにミルキーウェイさんにはあと一枚12000円でこの基板が残っていたので、早い者勝ちのチャンスだと思う(笑)http://www.milky-way.co.jp/←ミルキーウェイさんのHPはこちら!

任侠伝1
↑二代目お嬢さんを救え!しかし、似ているなぁ~某キャラに





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最終更新日  2012年04月10日 21時50分28秒
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