カテゴリ:サッカー
2007年のJリーグは全日程を終了。
J1は鹿島アントラーズが優勝。 J2ではコンサドーレ札幌が優勝。 共に最終節での逆転劇となった。 無情にも来季J2降格となったのは 横浜FC、ヴァンフォーレ甲府、サンフレッチェ広島。 入れ替わってJ1に昇格するのは コンサドーレ札幌、東京ヴェルディ、京都サンガ。 サポーターは、声援を送るチームによって さまざまな感情に浸ることになる。 歓喜、安堵、悲哀。勝利の美酒に酔いしれる者がいれば 不安と悲しみに耐えながらも、上を向いて歩く者もいる。 傍観していたら、決して味わうことのない涙。 喜びも悲しみも、誰かがどこかで繰り返す。 岐路に立たされる選手も出てくる。 全ての選手が契約更新できるはずもなく 戦力外通告を受け、移籍先を探す。 契約するチームが無ければ引退。 今後の人生を大きく左右するかもしれない 決断を強いられるのだ。 1枚の写真を元に、時を少しだけ戻そう。 2006年4月29日、東京・西が丘サッカー場 J2リーグ、東京ヴェルディ対コンサドーレ札幌の 試合後である。 試合は2-0で東京ヴェルディが勝利。 先制点を決めたのはディフェンダーの青葉幸洋(右)。 追加点は交代出場した斎藤将基(左)。 共に記念すべきJリーグ初得点となった。 斎藤は今年も東京ヴェルディの選手として 戦ったが、ケガの影響で出場機会が激減。 必死の形相で相手を追う姿が印象的で 「マーティン」の愛称でサポーターから愛された。 しかし先日、戦力外通告を受けた。 今後は移籍先を探す日々が待っている。 得点感覚は鋭いし、何よりもボールを持ったときの 期待感を抱かせる選手だった。 J2なら、まだまだ秘めた実力を発揮できそうだ。 きっと、来年も走り回っているだろう。 青葉は徳島ヴォルティスに移籍して 公式戦46試合に出場。監督からの信頼は 絶大だったようだが、今年を最後にユニフォームを脱ぐ 決意を固めた。J1でのプレー経験こそ無いが J2では通算198試合に出場。 まだ28歳。そのキャリアと年齢を考えれば 早過ぎる決断に思えて残念。今後は、どのような道に 進むのか、青葉自身は語っていないが プレー同様、真摯に取り組んでいくのだろう。 ほんの僅かな関わりだったとしても 自分が愛するチームでプレーした選手には 何年経っても愛着は消えないものだ。 いつかどこかで、また逢う日まで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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