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カテゴリ:映画
監督 アントワーン・フークワ
出演 マーク・ウォールバーク マイケル・ベーニャ ダニー・グローバー 原作 スティーブン・ハンター 〈2007年 アメリカ) 物語 狙撃の名手である海兵隊員のボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)は、アフリカのエリトリアの紛争地で、軍の裏切りにより同僚のドニーを失ってしまう。 3年後、世を捨て愛犬と山中でひっそりと暮らしていたが、軍を退役し政府の要職についているジョンソン大佐(ダニー・グローバー)の訪問受け、大統領暗殺計画の阻止を依頼され引き受ける羽目になる。しかしその依頼には巨大な陰謀が隠されており・・・・・。 感想 作品自体はよくある「政府の陰謀物」。映画の題材としてはかなり手垢が付いているが、テンポのいいアクションと先の読めない展開が容赦なく襲い掛かって来るために、見ていて飽きる事はない。作中予定調和な部分が無いわけではないが、物語の勢いで見せ切る為あまり気にならない。本作品ではアクションがクローズアップされているが、この作品の本質は其処ではなく主人公の敵である人間達が自分達の私利私欲で行動していない事であり、自分達の絶対的な正義を信じて疑わない狂気に近い考え方だと思う。そして実は敵側の人間達の方が世界のパワーバランスの本質を付いているかもしれないと言う事実ではないか。 ラストはアメリカ映画らしい幕切れ。嫌いじゃないけどちょっと単純過ぎるかもしれないです。 今回敵役のダニー・グローバーが最初のほうはどうしても「いい人」に見えるのはご愛嬌。 「猿の惑星」(ティム・バートン監督)でノーメイクなのに誰よりも猿顔だったマーク・ウォルバーグもアクションがんばってます。骨太の良作、ぜひ!。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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