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2014.01.07
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カテゴリ:読書
2014年の読書始は、元気が出そうなタイトルを選びました。


【送料無料】明日のマーチ [ 石田衣良 ]


石田衣良さんの作品は初めて読みます。
今更~?って思われるかもしれませんが、実は私、妙な天邪鬼でして。
子供の頃から、巷で話題の本や作家さんは、
ブームが去ってからというか、ちょっと時間が経ってから読むタイプだったのです。
『窓ぎわのトットちゃん』『サラダ記念日』なんてモロにそうです。
皆が良い良いっていっていると、自分もあまり考えないでそう思っちゃうから、
落ち着いてから読んでるのよ。なんて言っていましたっけ。
近頃は、図書館を利用することが多く、そんなことをしているといつ読めるかわからないので
気になる本は直ぐに予約していますけれどね。
でも今回は、書店で裏表紙を読んで
これなら子供達に読ませるにも良さそうだなと思って買ってみました。


≪内容紹介より≫
解雇。それは張り紙一枚の出来事だった。ある日突然、僕らは年収200万円の生活からも見捨てられた。どうしよう。どこに行って、何をする?--歩く。それが、僕らの決断だ。クビを切られたカメラ会社がある山形から、東京へ。600キロ。4人で始まった行進は、ネットを通じて拡散し、メディアを賑わし、遂には政府が動き出す。僕らの青春を等身大(ありのまま)に描いた、傑作ロードノベル




山形の工場で派遣社員として働いていたが、
突然解雇された20代の男性4名。
4大卒で新卒採用試験50社受けて撃沈した春原陽介。
進学高校卒だが、経済苦の為大学進学を断念せざるを得ず、中国嫌いな黒瀬伸也。
中国残留孤児三世でお調子者のイケメン林豊泉。
彼らより若干年上と思われる、寡黙で秘めた過去を持つ三津野修吾。

東京まで歩いて帰るという修吾に8月初めだったこともあり、お試しで付き合い始めた3人。
旅の様子を伸也がブログ「明日のマーチ」をアップしたことがきっかけで、
「なんとなく」だった彼らの旅は様子を変えていく。
いつの間にか非正規雇用労働者達のヒーローに祀り上げられていく。
あわよくば、そうなることを考えていた伸也や、
人気者になるのが嬉しい豊泉はともかく、
真面目で純粋にこの旅を楽しもうと考えていた陽介は戸惑う。
そして過去を隠す修吾はメディアへの露出を頑なに拒むのだが、
ある日突然、修吾の過去がメディアによって暴かれた。
迷惑をかけるからと「明日のマーチ」を抜けようとする修吾を
ある者はかけがえのない仲間として、
またある者は「明日のマーチ」存続意義の為に留まらせる。
彼らのマーチはどんなゴールを迎えるのか・・・


メインキャスト4名がそれぞれ個性的ですし、内容も若い人から中高年まで
共感できるところが多々あるのではないかなあと思います。
マーチ4名とお偉いさん達の思惑の駆け引きは、
今時の警察ドラマによくある感じだし、
映像にしても面白いと思います。

ただ気になることが一つ。
少年法って、犯罪を犯した少年が大人になったらそれを暴いて良いものなのですか?
罪を悔い改めて更生することを期待して、個人情報を伏せるのですよね。
その後の人生で悪事を働いたわけでもないのに、
この人はこの事件の少年ですよって、公共メディアが暴いて良いのでしょうか?
そこのところが、ずっと気になりながら読みました。
でもラストがハッピーなので、全体として好みの作品ですけれど。

石田衣良さんは直木賞受賞作品も青春物のようですね。
娘が読むにも丁度良さそうです。



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最終更新日  2014.01.07 08:01:15
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