まりことリンリン～♪

赤坂ACTシアターで昨日初日を迎えた、雪組『ローマの休日』
二日目の公演を見てきました。



私の頭の中には、まだまだ『るろうに剣心』の音楽が流れて（今朝も車の中で聴いてた）
何かというと、るろ剣の台詞が無意識にグルグル頭の中を回っているのですが、
それでも「私の休日はローマの休日へ」ですね！（わかる人はわかりますね）

スカステで中日劇場初日の様子を見て、楽しそうな公演だな～と思っていました。
実際に観て、本当に楽しかった～
何といっても、一番はあったかいホワホワなちぎみゆコンビ。
るろ剣では、なかなか素直になれない薫と自制する剣心に、
ちょっと物足りなさも感じたものですが、その点ローマは良いですわ～
ちぎみゆがたっぷり絡み、しかもちょっと悪いちぎちゃんも見れる。
あちこちに笑いの要素がたっぷりで、しかもそれの頭目がかなとくんときている
そしてラストはジンワリと泣かせてくれる
これは何度でもリピートしたい。

ジョー・ブラッドレー（早霧せいな）
映画の設定よりも若いジョー。
その分ふつふつとした部分とガツガツした部分があったように思います。
色々な事にこだわりを持っているのか、ベッドをアーニャに絶対譲らないところとか笑えました。
アーニャと過ごすうちに、少しずつ気持ちの変化が起こり、
特に祈りの壁を境に、アーニャを騙していることへの罪の意識。
気持の変化がよく表れていました。

アーニャことアン王女（咲妃みゆ）
何よりも一番に、みゆちゃん声が回復していて良かった～
みゆちゃんのキンキンしていないちょっと丸みを帯びた声が、いかにも王女様。
何をどうしゃべっても上品で。
やっぱり、みゆちゃんはこういう如何にもヒロイン系の役が似合います。
ちょっとボーイッシュな役は、上手だけれど個人的にはイマイチな感じなのですが、
こういう役ならピカイチです
カット後のヘアスタイルも似合うし、ピンクのスカートにインした白いブラウス姿は
ウエストキュッとしていてまあ細いこと細いこと。
ジョーと別れて宮殿に戻ってからの凛として覚悟を決めた様子も流石でした。

アーヴィング（彩凪翔）
観流で一皮も二皮も剥けたと思われる翔君。
ジョーに振り回されつつも、結局は良い相棒であり良き理解者を演じていました。
お髭の翔くんて馴染みがないというか、確か初めてっていっていたような。
でもお髭もしっくりしていて、変におじさん臭くなくて似合っていました。
歌は観流の時のように、ドスを効かせたりしなくていい分、
素直に歌っていて聴きやすかったです。
役替わりのマリオになった時がどうかな。

マリオ（月城かなと）
超絶イケメンな、かなとくん。なのに・・・盆が回ってその姿が見えた瞬間
その瞬間から、おかしなおかしな雰囲気で、まだ一言も声を発していないのに客席から笑いが。
そう、この人が蒼紫を演じた超絶クールなイケメン、とは想像もつかない可笑しさでした。
台詞の一つ一つが気障っていて、愛を唱っていて、熱いイタリア男、なのに可笑しい。
弾き飛ばされて倒れるさまも、アーニャがジョーと結婚すると知って悶絶する姿も。
そしてアーニャと踊っている姿も。
どれもこれも、これまでのかなとくんとは全くの別人で、
こんな演技が出来る人だとは思わなかった。
こんな演技をする人なら、ルパン新公でルパンを演ってもよかったんじゃ・・・
と思わせる技巧者ぶりでした。
そして、そんなマリオからはガラッと変わったフィナーレのイケメン男っぷり
また私は、あらたなかなとくんの魅力に落ちる、落ちる、落ちる・・・落ちた

支局長（鳳翔大）
スーツものでの立ち姿はピカイチですね。
立っているだけで目が行きます。
声に特徴があり、私の耳には聞き取りにくい周波数なのかもしれませんが、
今回は特に台詞が聞き取り難いのがもったいないないなあ、と思いました。

他にも書きたい方がたくさんいらっしゃるのですが、
まだ数回見る予定なので、後日また。

ところで、今日って、特に貸し切りでも何でもなかったけれど、
カーテンコールでちぎちゃんがご挨拶されました。
るろ剣で、歌舞伎場面の指導をされた先生が客席にいらして紹介されてました。
そのためにご挨拶されたのかな？？？