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観劇前に日帰り 名古屋観光

日帰りで名古屋までマンマ・ミーアを観に行きました


名古屋駅前 ゆりの噴水です。

クラムボンライン.gif


18日、午後1時半。
新幹線が到着した名古屋駅。
右も左もわかりません。

とりあえず


「太閤通口はどこですか?」


太閤さんの名古屋なんだ!と感心しつつ
ひたすら表示に従い前進。

帰りは高速バスなので集合場所を
明るいうちにチェックです。

ゆりの噴水 昼



クラムボンライン.gif

夜。10過ぎに再び訪れたら、
ライトアップされた ゆりの噴水。


ゆりの噴水  ライトアップ


この地を去る さみしさと

慌ただしかった一日と

名古屋行きに関して
親切にしてくださった方への感謝と


つい30分前のときめきと

高速バスを待つたくさんの人々と

不夜城を思わせるネオンサインと

さまざまな想いが交差して
ゆりの噴水に再び シャッターを






■出発前からバタバタ!主婦が家を空けるのはタイヘンなのだ

■「絶対行くんだ!」と決めた名古屋行き。
今しかないんだと決心して、生まれて初めて
高速バスの予約をしたんだけど・・・

へぇ。4列(ふつうの観光バスタイプね)だけでなく
ゆったり過ごせるように3列のもの
膝掛け貸し出しのあるもの、トイレの有る無し、
いろんなコースがあるんだと感心、感心。

そして女性同士を隣の席にします、と
謳ってあるのを見て、今更ながら
そうだよね、男性が隣はいやだよね!!

名古屋から高速バスに乗って通ってくる
コーラス仲間を駅に送ったことがあるから
身近に感じ始めたんだけど自分のために
いざ予約となると迷うな~。

3000円代からだけど週末は満席。
どうにか帰りは深夜バス、行きは18日の朝発で
クレジットカード決済で予約した。

安くて良さそうなバスを決めるのに
けっこう時間がかかった。

だって、帰りの名古屋→東京は
何社あたっても空席ないんだもの。

そのあとが大忙し。
留守にしてもいいように
アレして、コレして・・・

そうなの。
風邪でダウンしていたから
いろんなことが山積みだ!

急に家を空けるので
家族の皆様に
迷惑かけないようにと

リビングも台所もスッキリ!
取り込んだままの洗濯物も
すべてたたんで

好きな事のためだから
がんばらなくっちゃ!


とパタパタしているうちに
外が白々と・・・

早めに出たのに外は雨!
駅までのバスが来ない!

電車に乗ったけれど、乗り換えながら
不安がよぎる。
あと20分乗って駅に着くのは
発車の5分前。

もし高速バスの出発時刻に
間に合わなかったらどうしよう!

悩んだすえ、電車を飛び下りて
タクシー乗り場へ。
雨なので、空車がこない!
切ない気持ちでやっと見つけた
タクシーの運転手さんに
行く先を告げると

「目的地まで45分です」



20分後、新幹線(-"-)のホームに立つ私。
ああ、センチメンタル・ジャーニー


■空ももらい泣きの名古屋行き


「名古屋に行くのはどのホームですか?」

乗車券 東京⇔名古屋

高速バスに乗り遅れたワタシ
新幹線に乗るつもりなかったので
オオアワテ!

一応、表示は見たものの心配で
ホームにいた運転手さんにたずねると

「名古屋は10時半発。19番線ですね」

お礼を言って、19番線に向かいつつ
やたらに用心深くなってしまった私は
張り出された時刻表も念のためチェック。

「(・_・)...ん?10時半は博多行き。

あれ、運転士さん見間違えちゃったのかな。
あぶない。あぶない。
博多へ行っちゃうトコだった。

名古屋行きは10時26分じゃない。
私も慎重になったもんだわ。

そうよ。しっかりしなくちゃ、
ひとりで行くんだから」

新幹線にようやく乗り込めてホッ。

でも、ヘンだな~。
みどりの窓口のお姉さんは
名古屋まで

ノンストップ
だと言ってたのに。

海が見えました

新館線代はもっいないけど
名古屋行きなら乗り越しを気にせず
しっかり寝られるからかえって
良かったかもと思いなおしたのに・・・

寝る暇ないくらい、しょっちゅう停まる。

私が乗ったのはこだま。

こだま


のぞみに乗れば名古屋までノンストップ
で、その後、博多まで行くんだね。

ひぇ~地理が弱いって言ったって。
ちょっとおバカすぎ~。
のぞみに乗れず のぞみなし

窓の外も もらい泣きの

ま、天気予報どおりですけど。
ところが途中、ウレシイコトに
雨があがった


晴れたのかな?

でも

愛知に入ったとたん

オーマイゴット!


号泣!!


イタリア語だと

マンマ・ミーア!

涙の雨




オ・マ・ケ
新幹線の中ではDSのコマーシャルも新幹線(^o^)

新幹線の中の新幹線


■伊勢虎屋のういろうとの再会 そして


■いったん駅から外へ出たものの
サウナのあるビルもわからず
ちゃんと時間に戻れるか自信もなく
駅へ戻って 名古屋っぽくないランチを。

JR名古屋駅他のお客さんの
名古屋弁を聞いて
名古屋なんだ!って
ちょっと嬉しくなる。

サウナで
仮眠しようかとも
思ったけど
そして岩盤浴初体験ともども
あきらめて

マンマ・ミーアを上演している
新名古屋ミュージカル劇場へ
向かうことにした。

だいぶ早く着くので
ribonさんに教わった
美術館で過ごすことにする。

地下鉄はどこ?

グルグル歩いていたら発見!

伊勢虎屋のういろう

伊勢 虎屋のういろう

結婚前
最後の家族旅行で
京都の親戚をたずねた時に
はじめて知った
ういろう。

東京でも有名な
青柳じゃなくて
「伊勢虎屋」の
ういろうなんだよね。

何十年ぶりだろ、
懐かしいな~。

懐かしいです!って
話してたら
美人の店員さんも
喜んでくれたの。




地下鉄

わざわざ
ショーケースの
むこうから出てきて、
地下鉄の乗り方も
丁寧に
教えてくださった。

京都の親戚の
あたたかな
おもてなしと共に
想い出となった
ういろうの味。
これからは
名古屋の想い出も
加わるね(^-^)

地下鉄に乗って
次の栄まで。




地下鉄路線図でも、降りたら、
どっちなの?

案内図を見ている
ご夫妻

「どっちかしらね。
おとうさん。
あら、
こちらでいいみたいね」

よし、この人達についていこう!(^o^)


■栄駅~御園座~白川公園


私が後をついて行こうと思っていたら
奥様から声をかけられました。

「美術館はこちらでいいのですよね」

知らない同士、笑いながら歩きました。


ここが入り口です

どこからとたずねられたので、
私もたずねかえすと「釧路です」と。

「ご夫婦で仲よく旅行、同じ趣味で良かったですね」

私の言葉に奥様がちょっとふくれて

「なんにも言わないんですよ。ただ、行くって。
建築の仕事のついでなんですよ」


「そうですか。
名古屋市美術館は黒川紀章氏の建築だそうですよ」

「わかったわ。それが見たくて行くんだわ」

寡黙なご主人と明るい奥様。
スタスタ早足でご主人は先を行きます。

「ご主人に遅れちゃいますよ。」

「あら。ほんとだ」
奥様が後を追います。

奥様が追いついてから
こちらを見て微笑まれると、
ご主人も私を見て
深々おじぎをされました。
いいカンジ!(^-^)b

左に美術館の表示が
見えてきました。
右にみえるのが

有名な御園座

ですね。
殺風景なビルだけど
華やかな幟が立ってます。

「あ!染五郎さん!!」

御園座 のぼり

白川公園入り口


訪れる人を迎えてくれる
野うさぎの像。
作者はイギリスのバリー・フラナガン。

バリー・フラナガンのボールをつかむ爪の上の野兎

そして、この奥に
いよいよ
名古屋市美術館
アメデオ・モディリアーニ展
楽しみです♪

白川公園 噴水

■シャガとハナミズキの美術館 ~名古屋市美術館~


白川公園に一歩足を踏み入れると
群生している白い花。シャガ


シャガ一面 真っ白なシャガの絨毯

そしてその奥に美術館をめざす。

黒川紀章さん建築。

鳥居やお城の石垣を
モチーフした
遊びこころ満載の美術館。

鳥居がモチーフ

新しさと古さ、洋と和、
人の作ったもの=建築と自然。
あらゆる要素が融合して
外観だけでも楽しめる。

ビビットでしょ

いろんな顔を持っているので
中に入る前にグルッと一周。

さまざまなモチーフで楽しい


ハナミズキの美術館


さあ ここを曲がると 中に入れます

手前は黒川紀章氏の作品、
万博東芝IHI館屋根のテトラユニット。

これはパビリオンについてたんだって


今は、美術館の周りにたくさん植えられた
ハナミズキが白やピンクの花をつけて
私の中で

名古屋市美術館は
「ハナミズキ(とシャガ)の美術館」

ハナミズキ 今 満開です

うわー。なんだ!

う!これはなんだ!!

死体にしか見えないよね。
でも地球をつかんでいるらしい。ヾ(@^▽^@)ノ

早足でまわったけれど、ゆっくり
ひとつ ひとつに時間をかけたいな。
紅葉の頃もみごとなんでしょうね。

国立新美術館にも見られるウォールカーテンの原型みたい。
角をまがる度に「おお!」と感嘆の声。
いいな、いいな。名古屋市美術館(^-^)

ウエーブの原点?

■アメデオ・モディリアーニ展~名古屋市美術館


ribonさんから教えていただいた名古屋市美術館。
見るところが多すぎで、時間が足りなーい!!

メインはアメデオ・モディリアーニ展。

モディリアーニ展 チケット


モディリアーニがアメデオだってこと
初めて知りました。

私にとってアメデオは「母をたずねて三千里」の
マルコが可愛がっていた白いおサルさん

有名だけど今までは興味のなかった人。
これもご縁でしょ。

瞳がなく、細長い顔、よじれた姿勢。
それがアフリカやアジアの
彫刻からの影響であることが
わかりました。

存命中は認められず生活に困窮したこと。
真野響子さんの音声ガイドの解説に頼りながら
展示会場をまわります。

ここはコンパクトで見やすいね。
東京は広すぎだもんね。

その特徴的なノンビリしたカンジの
上半身と細い目の肖像が残っている妻、
ジャンヌ。

モノクロの写真を見たらビックリで
往年のハリウッドの女優さんのよう、
目の大きな正統派の美女です。

この美しい人を見て描いたのが
あの絵か~とまだナットクできず。
まだまだまだ 絵を見る目がないな~。

この妻はアメデオが病に倒れ35歳の
生涯を終えると、身重(第二子)にも
かかわらず、窓から身を投げたそうです。

愛の深さよりも
私は残された第一子のことが
気になってしかたない。
映画にもなってるそうなので
見ればわかるのかな。

気づかなかったけど
同時期、国立新美術館でも
モディリアーニ展。
当然だけど、出展作品が異なるわけだから
そっちも行ってモディリアーニを
もっと知りたいな。

エコール・ド・パリとメキシコ・ルネサンスも
常設されているので駆け足でまわる。

シャガール(二重肖像)とローランサン(サーカス)は
好きなので真っ先に向かう。

それから他の作品も一通り眺める。

アンゼルム・キーファーのシベリアの女王、
岡本太郎の明日の神話に目を奪われる。

とは言え、岡本太郎やローランサンは
あらかじめ話を聞いていたので
作品を探したんだけど・・・

名前でなく作品のほうから
飛び込んで来たのは

三岸節子さん。

地元愛知の方で、
大胆な構図と色使いに魅せられました。
そして一番心惹かれた「雷がくる」は
70歳を過ぎてから描かれたと知り
更に感動!

この絵だけど
ちがうな~。実際に見なくちゃね。

国立新美術館のウォールカーテンの原点?


■深夜高速バスで 名古屋⇒東京


■地下鉄に乗って帰ろうかと思って聞いたら
新名古屋ミュージカル劇場の方が

「名古屋駅まで、まっすぐだから歩けますよ」


名古屋駅前 球体
深夜バスの出発は
23時10分。

だいぶ間があるので
名古屋との
名残りを惜しみつつ
歩いていくことにした。

ネオンの中を歩いても
迷子になるのが心配で
まっすぐ まっすぐ と
緊張しながら・・・







名古屋駅前
なんだか 朝から
ドラマティックだったけど

マンマ・ミーアと
美術館
これだけ堪能すれば
モンクなしじゃない?と
振り返りながら










ゆりの噴水 ライトアップ



駅に着いて、
太閤通口へ向かう。
ゆりの噴水前が集合場所。
予習してあったので
迷わずに到着。

初めての高速バス。
しかも深夜発。

ネットで探してクレジットカードで購入。
チケットを手にしているわけではないので
バスが来てもなんかの間違いで
席がなかったらどうしようと
一抹の不安。

コーヒー飲みながら時間をつぶしていると
コーラス仲間からメール。
名古屋へ行ったら案内するねと言ってた友達。
今、大阪で明日、名古屋へ帰るって。
しかたないよね。

ribonさん、グリザベラさん、お世話になりました。
おかげさまで無事行ってこれました。ありがとう。

2005-08-22 01:58:012005-08-22 01:58:01


受付を済ませて乗り込んだバスは女性ばかり。
隣の席の若い女の子がいろいろ親切に教えてくれた。

フツウの観光バス。膝掛けの貸し出し有り。

眠れないかもと思ったら、カーテンはしまってるし
照明は消してくれるし、けっこう寝られたよ。
動くのが面倒だったので数回あったトイレタイムも
降車せずまどろんでいた。

夜のせいか、カーテンで見えないせいか速度が
昼より早く感じて、あっと言う間に東京。

5時、新宿到着。

残りの人達はTDRまで。
「東京ディズニーリゾートに着いても
まだ開園前ですので(そりゃ、そうだ!)
ご了承ください」とアナウンス。

始まるまでどうやって過ごすんだろうね。
風邪ひかないようにね。

行きは新幹線。帰りは高速バス。
両方経験してみて思ったのは
値段はバスが3分の1。
けれど所要時間、安心、快適さは
やはり新幹線。

選択の基準は予算と体力かな(^o^)

私は帰ったら寝るぞ~と思いながら
ひたすら家をめざすのだ。

「あー。おうちがイチバン」を
認識したいがために、人は旅に出るのだろうか。

なんちゃって。

あー、楽しかった~。
あー、くたびれた~。






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