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まつもと大歌舞伎 番外編1

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7月5日 月曜日 松本とさよならする日

お手伝いは4日まで。5日は、松本で市民キャスト(農民役)を加えた
「まつもと大歌舞伎 佐倉義民傳」を観劇して帰ります。


自転車に乗って
町を走り、予定を済ませたら
松本を去ります。

ありがとう松本

つぶやくには
自転車はちょうどいい早さだね

赤い自転車

さようなら松本

走ると
涙が風に飛ばされて
笑って帰れるかな

てまり

草間さんと串田さんの松本市民美術館

空に向かって伸びる花5日、朝。

8時半の当日券の整理券の配布開始時間に、
市民芸術館に並ぶことにしました。
シアターコクーンの「佐倉義民傳」は
もちろん素晴らしかった。

でも、松本でしかできない歌舞伎を!
と串田監督が目指したもの
やっぱり観て行きたいな!

松本では、一般市民有志がコクーンでの出演者に加わり、
(市民キャストは演技の基礎、ラップの練習の外に
経験者の方から田植えを教わったり、役作りも真剣です。
コクーンでは3つかなかった米俵も10俵登場するそうで、
米俵作りにも参加)農民役として登場します。
松本の市民芸術館の大きなホールだからこそ、
松本だからこそ、実現できる、文字通り「まつもと大歌舞伎」

市民キャストのお知り合いも出来たしね。
「お松の方」のお子さんだもの、観たいな~。

昨日のレセプションで串田監督にようやくお話し出来ました。

串田監督は、何気に市民芸術館の廊下を
お客様に混ざって歩いていたり、
気づかれて写真や握手を求められても
気さくに応じてくれます。

最初にお見かけした平成中村座の名古屋城では
「法界坊」の演出家の人だ!と黙って見てました。

その後、「上海バンスキング」での役者ぶりを観て、
バンスキングで共演、盟友である吉田日出子さんの
書いた本を読んで、自由劇場時代の串田さんを知り、
「素敵な人なんだ!」と想いは募り、
そして、今度の「義民傳」です。

歌舞伎座で観た「義民傳」も
素晴らしく心に残るものでしたけど、
2010年の私達に強く訴える「義民傳」を
作ってくれてありがとう!

レセプションで串田監督に
「何度もお見かけしましたが、
声をかけられなかったので、
最後にお話出来て嬉しいです♪」
と言ったら、
「声をかけてくれたらよかったのに」って。

「ダメです。サポーターの仕事中でしたから」
答えを聞いて、微笑んでくれた監督にキュン

ホテルから市民芸術館の道。今日は一度も間違わず近!

既に30人くらいは並んでいたかしら?
すぐそばに、橋吾さんの「なりきり歌舞伎体操のワーク」で
お見かけした方が並んでいて。
ご縁ですね、今日の昼の部をご覧になって帰るそう。

整理券を無事ゲットし、

整理券
市民芸術館と通りをはさんだ松本市美術館へ。

『美術館で歌舞伎に出逢う』を観なくちゃね。

あら、方向音痴の私でも間違えない、近距離。

松本市美術館

近づくと、松本市美術館のプレートに、かぼちゃの絵。
このタッチは!
そして、一歩足を踏み入れると 水玉のお花!

幻の華

草間彌生さんの作品。巨大モニュメント「幻の華」。
草間さんは松本ゆかりの芸術家だったのね。
うちの母より年上なのに、この斬新さ、ダイナミックさ。
わー。ここもユックリ観たいな!光の射す中庭もイイ感じ。
左側、反射してわかりづらいかも、せせらぎがあるんだよ。

中庭

でも、ホテルへ戻ってチェックアウトして、
もう一度、11時半までにここへ戻るには無理。

歌舞伎展

串田明緒さんの写真展を観た。
平成中村座の役者さん達のパワーを感じる写真の数々。

白塗りをして、支度をする勘太郎君を鏡ごしに撮った写真、
息遣いまで感じるような色っぽい写真、いいな~。

コクーンの「佐倉義民傳」の写真ももう、飾ってあった。

農民たちの姿、捨吉の橋吾さんが中心に映っていた。
あの大きな瞳、強い意思に満ちて、ほとばしる想い、
瞬間が切り取られた写真。

モデルの経験のある彼女は、
被写体になる人が、撮ってほしいなと思う
ショットを撮るコツがわかるのかもしれないね。

串田夫人、小顔で長身で女性の私から見てもウットリ。
初日、もぎり係の私達が、お客様を見送るために並んでいたら
わざわざ、「お疲れ様」と声をかけに来てくれました。
和服姿を見たのは初めてだけど、美しい奥さまに
ねぎらっていただけてサポーター冥利に尽きます。

ふれあい座で飾られたパネル

二階の廊下には、お城でのイベント時に飾られたパネルが
展示されてました。(松本市民が描いてくださったそう)
草間さんと歌舞伎役者のコラボっていかがですか?

コラボ

今度、松本に来たら、
ジックリ、ユックリ、タップリ過ごしたい
松本市美術館。
大人400円で9時から5時まで美術三昧。

夏越の祓、願いごと叶う 松本市大手・四柱神社

「まつもと大歌舞伎」番外編になっちゃうね。
花子さんと見て気になっていた神社。
4日の朝、「登城行列」へ向かう途中に
「茅の輪くぐり」と言うのよと「お松の方」が教えてくれました。

その時は言わば、出勤途中だったので無理だったから
後でユックリ観たいなと思ったけれど、時間がなくて。


5日、美術館からホテルへ帰る途中、
ちょこっと寄って神社の名前だけでも確認しておいて、
帰宅後調べようと写真に撮りました。


茅の輪くぐり

 6月30日。一年の上半期の最後の日。
 夏越の祓。水無月の祓(みなづきのはらえ)とも。
  
茅の輪神事の説明
  


 と唱えながらこの輪を、
 先ず左足から踏み入れ、
 8の字を描くように3度くぐる。



天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、天照大神を祭神とし、
4柱の神を祀ることから四柱神社というんだそうな。
最後はアマテラスでしょうけど、後はダレ?

よく「しはしらじんじゃ」と間違えて呼ばれる。
願いごと結びの神として全国各地から信仰が篤い。

稲をみると、佐倉義民傳のお百姓さんを思い出します

私は時間があまりなかったせいもあり、
不器用なせいもあり、説明の通りにまわれない。

しかたないので


と気合を入れて、
ユックリ1週、という妥協案で(/_;)


四柱神社

ビューン! ホテルで借りてる力車こと自転車に乗るのも最後。

やっと道を覚えた!今日は帰りも迷わない。
っていうか、今までは夜だったので暗くて迷ったのかもね。

四柱神社について写真多数のサイト見っけ!


松本最後のランチは白骨温泉粥と野沢菜の炒め菜



当日券を買うための整理券配布に並び、
実際のチケット購入時刻11時半までの間
親切だったホテルに別れを告げ、
お城の近くのお蕎麦屋さん「吉邦」へ向かった。

松本へ行ったらここだけは絶対行く!と
切望していたお蕎麦屋さん。

しかも、想定外だったけど、まつもと大歌舞伎のチケットの
半券があれば、サービスを受けられるってお楽しみつき。

お城にもホテルからも近いはずなのに見つからず、
笠智衆さんのようなナイスなおじいちゃまに案内していただき


店主こだわりの美味しいお蕎麦、そして奥さんが書くコラム。
今は松本と佐倉の義民について書かれたそうで、読みたかったんだ。

残念!お店の地図、記事、何枚も用意してきたのに(/_;)
ガッカリして重たい足取り、でも路地に何気に咲くラベンダー。
いいなぁ、松本。元気出るわ。排水溝の蓋もオサレ~。

路地のラベンダー

伝統民芸品 手毬 排水溝の蓋

日本銀行と日本の旗、
なんて写真を撮って面白がっていたけれど
自転車はなし、荷物は重たし、となれば、
歩くのもつらい…
更に今日は今まで一番快晴!アチチ…

日本銀行と日本の旗

お腹がいっぱいになれば元気になるかも、とレトロなお店で
ランチを食べようと思ったけれど12時開店、じゃ
チケット販売時間に間に合いませぬ。

しづか

せめても、と通り抜けのように松本城をグルッと眺めて

さよなら松本城

白鳥の毛づくろいを見、(ここはお気に入りの場所みたい。
羽根がいっぱい草にからまってた)

白鳥の憩いの場所

暑さと重さに耐えきれず、
でも、予算の関係でバスに乗り、
とりあえず駅行きのバスに乗っちゃったけど、
途中で降りて、駅と逆に曲がれば市民芸術館にすぐ!

なんて機転もきくようになって、ちょっとウレシ。

そうそう。
って100円で乗れるバス。
窓の景色を眺めながら、バスに乗るのもいいな~って感じ。
町の名前の呼び方がわかるから、まちと仲良くなれる気がする。

市民芸術館の入り口で「松ぼっくりさん」にまた会った。
相当ご縁がある。
「今日、観ますから、頑張ってね」と見送る後ろ姿。

市民キャスト

市民芸術館のロビー。

今日はお客さんなので、ゆっくり眺める。

この人力車で、4日に勘三郎さん達、
お城まで900メートルの登城行列したんだね。
がいたそう。

2年前の「お練り」よりグッと歩く距離が縮まったのは、
前回、押されて転んだ人がいたからだって。
安全第一!ってことです。

登城行列の人力車

ここは詰め所。
「お世話になりました」とのぞいても、もぬけの空。


お世話になった事務局

八面六臂の活躍ぶり。
市民サポーターをまとめてくださった皆さんは
ユックリお茶飲む暇もなく、働いているのです。

無人と知っても、やはり最敬礼。




市民芸術館の広いロビーには「佐倉義民傳」の展示物、
そして、ここもユッタリ広い廊下にはたくさんのお店が並んでます。
その一つが白骨温泉を紹介するコーナー。
各温泉のパンフが揃っていて、お粥の試食もできます。

私はサポータで勤務中だから、横目で見るだけ、
試食できなかったけど、気になっていた…

今日はお客さんだから、堂々とサービスを受けちゃおう!

このお粥も、野沢菜の炒め菜も
白骨温泉の各旅館の女将さん達のお手製だそうで、
とっても美味しかった!

白骨温泉

気づくと市民キャストがまわりに何人も。
「あまり食べすぎると(飢えている)百姓の気持ちになれない」
とか言いながら腹ごしらえしている^_^;

そうだよね。

仕事を早退して駆けつけたり、遠くから通ったり、
食事をする暇ない人、いるかもね。

白骨温泉の宣伝に一役買っているし、一石二鳥だよね。


私はもう制服脱いじゃっているから傍目には全然わからないけれど
心の中で、「佐倉義民傳」の裏方一同、同じ釜の飯っていいな~と感動。

市民キャストにも、温泉にも、
の連帯感を感じながら
お米の甘さと人情の温かさを感じるお粥に下鼓。

写真を撮りたいからとお願いしたら、
サービス精神旺盛、ポーズも取ってくれてありがとう!

今度、松本に来る時は温泉にも行きたいな~♪

温泉粥は美味しいですよ♪



市民キャストの佐倉義民傳へ つづく



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