「マンザナ、わが町」10/22 トークショー~こまつ座
「16時45分が終演ですので、その時間にこちらへ」と整理券を渡されて、ホッとした。だって、前回は満員御礼、そのために今回のアフタートークが急遽、計画されたのだから。問題は、私の観劇予定は24日。アフターでなくビフォートーク???(^-^;井上麻矢さんの進行。「前回と違う質問をしましょう」客席は(^▽^)/ 女優さん達 ドキッ!舞台を終えたばかりの女優さん達が登場。舞台衣装だそう。土居裕子さんお芝居が稽古場の時から変わった。演じているのでなく、生きているって思う。毎日違うお客様が来てくださって(拍手とか反応に)助けられている。自分が演じたソフィアの役は、初演の時川口敦子さんだったので、スラッとして知的。川口さんでなければ、木野花さんのイメージ。配役を聞いた時は「え、私?チッチャ(小さい)」(明るい茶色のスーツ姿の土居さんの話し方がチャーミングでヒトコト、ヒトコトにお客様の温かな笑い声。)小柄で役のイメージと違うことがコンプレックスだった。ある時、スッと自分は自分でいい大ボケでドジなのが一所懸命やることがいいんだとスコーンと!(土居さんの名言)「贅肉はお金がかかるが 筋肉はタダで出来るゾ!」5人の女優さんは楽屋で体操していたそうでそれは筋肉づくりに役だったそう。美声は筋肉のお陰(^^)/「贅肉をつけるにはお金がかかり、贅肉はなかなか落ちない。 かたや、筋肉はお金がかからない、けれどすぐ落ちる」熊谷真美さん長いセリフと浪曲自分に出来るだろうか?(青と緑の縞のスーツ。着物を仕立て直したもの。肩に大きなお花。当時の多くの女性がそうしていたそう。強制収容所に送られた日系人は持ち物に制限があったため、良い品物を選択したので、戦争中の日本では考えられないオシャレな服装。)浪曲を習いに行ったら、筋がいいと褒められて浪曲が好きになりました(^^♪(台本を読んで)全部、本当のこと。(本当にあったこと)だから、私みたいなオトメが居てもいい。どんな境遇でも強く生きている人がいた。この作品を通して成長したい。伊勢佳世さん(からし色のスーツ。スラットとして知的、言葉数少なめなのは普段もそうかしら。それとも、先輩女優さんの前なので、謙虚なのか不明。この芝居で初めて拝見する「イキウメ」の女優さん。)演じているのでなく、生きている気がする。共演者から刺激を受けている。笹本玲奈さん 体調を崩した自分をケアしてくれた仲間。支えようとする想いが伝わってきて思い出しただけでも泣きそう!(涙ぐんでました。体調を崩した日の精いっぱいのソロが会場から拍手をたくさんもらって楽屋で他の4人が大喜びしていたそうです。「アレがあって良かったのよ。みんなでいよう、みんなで楽しもう」と結束が固まったとか。)真美さんから栄養タップリの差し入れがあり、紅茶キノコもその一つ。「マンザナの発酵担当!!」とみんなから声がかかっていました。そのお陰で玲奈さんもすぐ治ったそうです(^▽^)/「発酵菌と筋肉、キンはダイジ!」と誰かが言えば進行役の麻矢さんが「ワインのように発酵した芝居です」とまとめ 大喝采(  ̄― ̄)ノ◇ 吉澤梨絵さん(真面目でまっすぐな人ばかりの5人の女優さんの中でもとりわけストイックなくらい、熱弁をふるってくれた梨絵ちゃん。こまつ座に出たいという夢が叶ったので、なおさら。)衣装の力は大きいと思った。衣装から役に入っていけた。音痴のシーンで、客席が笑わないのはかえってキビシイ。(麻矢さんから、「本当はお上手なのにね」と入り、)「いつか歌う役で出させてください」とニッコリ。不幸なのは戦争のせいだと思い込んでいる不幸なのは何かのせいじゃなく、自分の気持ち。今の人生が不幸だと思う若人に聞かせたい。私はまだ舞台を観ていないのですが、役に対する真摯な気持ちを聞けて良かったです。作品への期待が高まったのはもちろん、この魅力溢れる人たちの演技が観られることが楽しみでしかたない。ほかにもいいメッセージが歴史の代弁者になれないにしても、片棒を担ぐ、くらいの気持ち。終わるのが残念たくさんの深いメッセージが込められているたくさん笑顔になってほしい仲良くなりすぎて、離れるのがツライ