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株/投資/ヘッジファンド/きまぐれぽんた

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今のライブドア


(3月30日の無料メルマガから続いて書いてますからそっちをちゃんと読んでね。)

ライブドア
・ニッポン放送株式買い付けにあたって一部の買付けを信用取引で実施。長期保有が
目的にも関わらず一部で信用取引を利用したのは買収の資金需要がショートしている
ためとするうわさが市場で広まる。豊富な資金力と経験を持つ北尾吉孝氏の登場を受け、
ライブドアの上層部で買収の方向性を巡って混乱が生じる。また、一部ではライブドア
内で、堀江氏の子供じみた理想論への不満から内部分裂との報道。ソフトバンクの
孫正義社長へ直接、話し合いをしたとも言う。

・朝日のインタビューで、ニッポン放の経営権を手に入れたものの、あくまでフジサンケイ
グループ全体との提携を目指す方針を強調。その際、フジテレビとの資本提携に意欲を
示し、その代わりとしてニッポン放送株を手放す可能性も示唆した。また、ニッポン放送が
SBIなどにフジテレビ株を貸出したことについては、当面法的措置をとらない方針を示した。

・韓国紙・中央日報とのインタビューで、「新しい教科書をつくったとしても世の中は
変わらないというのが、率直な本心」と語る。フジサンケイグループ系列の扶桑社が発行する
歴史教科書の効果を疑問視する発言。SBIの北尾吉孝CEOと6月以降に会談する意向を
示したと伝えた。ニッポン放送がフジテレビの株式を誰かに貸すことは予想していたが、
恐らく最も貸してはいけない相手に貸した」と述べた。

「韓国企業が日本市場で最も不利なのはブランドの認知度」とし、対策として「西武球団の
ようなものを現代自動車が買えばよい」と指摘。日本の主要ブランドのうち、経営不振に
直面した企業を買収すればよい、そうすれば、認知度が100%上がる」として、不振企業の
例として西武ライオンズを挙げた。現在、国内からは総スカンを喰らう状態で、味方不在の
状態での海外メディアへの発言。

・ライブドアが国土交通記者クラブで開かれる三菱自動車の会見へのオブザーバー参加を
同記者クラブに申し入れた。その後、申し入れを撤回。記者クラブ側も一部加盟社から
参加反対意見が出た。会見では三菱自の不正再発防止をめぐる最終報告書、社内
処分などが発表される。

・エフェクター(4567)が上場2日目に、公開価格に対する下落率36%の24万円で寄り
付いた。主幹事はライブドア証券。結果的に市場関係者の事前の懸念通りの結果。
主幹事デビュー戦であったが、主幹事の審査能力が甘さが浮き彫りとなってしまった。
ライブドア証券に口座を開き、一定のサービスに申し込めば、新規上場銘柄の株が
当選する確率が「5倍」になるとの宣伝で顧客を集めていた。ライブドア証券は名証
上場株式を取り扱っていないため、ライブドア証券を通じて公募でエフェクター株式を
取得した投資家は上場後に売却することはできるが、新規の買い付けを行うことは
できないといった問題も抱える。つまりナンピン買いをすることができないことになる。
また電話注文のみでしか売却できないということもあり、電話がライブドア証券に殺到。
電話がつながらず思ったところで売れないどころか、一般の投資家も電話注文が全く
できなくなったりと、混乱していたらしい。

全体的に関心が薄れ、最終的な落としどころが見えにくく、株価がニュースに反応
しにくい。市場関係者の内では、元々無理のある買収劇とされていたが、話題性を
求めワイドショーからバラエティまで取上げるメディアと、あまりにも無知な評論家が
株価を混乱させたとも言われる。私が何度も無料のメルマガに書いていた内容が
あとになって出てきたり、私の解説がそのまま使われたりとしたことも多い。ライブドア
株は、リーマンが引き受けたCB(総額800億円)の転換に伴う1株利益の希薄化懸念が
ジワリと株価に響く。


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