3月の景気動向指数3月の景気動向指数[内閣府] 景気の現状を示す一致指数が66.7%となり、景気判断の分かれ目である50%を2カ月ぶ りに上回った。鉱工業生産指数や鉱工業生産財出荷指数など生産関連の指標の改善 が寄与。内閣府は3月の基調判断を「一進一退で推移している」と据え置いた。 景気動向指数は景気に敏感な10種類程度の経済指標で構成、3カ月前に比べ改善した 指標の数が全体に占める割合で景気の現状や先行きを示す。指数が50%を超えれば景 気が上向き、下回れば下向きと判断できる。 内閣府は、今後の改定を経た最終的な3月の一致指数についても「50%を上回る」と みる。一方、4月に関しては、「比較対象の1月は(2002年1月を谷とする)今回の景気 拡大局面で最高水準となっている個別指標が7つあり、50%を下回る可能性がある」 と指摘した。 同時に発表した数カ月先の見通しを示す先行指数は30.0%で、50%を下回るのは2カ月 連続。最終需要財在庫率指数や新設住宅着工床面積などの指標が悪化。また、遅行 指数は37.5%だった。2月の数値が50.0%に改定された結果、50%を下回るのは2年5カ 月ぶり。 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|