株主総会のこと6月は3月本決算企業2000社以上が株主総会を開く総会シーズンだが、東京証券取引所のまとめでは、集中日の29日以外に開催する企業が初めて4割を 超えたらしい。特に、アミューズメント系や個人株主作りに積極的な企業は、独自 イベントを用意したり、週末開催を予定している場合もあるとのこと。また、足元 では「株主権利」「企業統治」などがクローズアップされていることもあり、今回の 株主総会は例年よりも注目が集まっている。本日も経営トップ交代のソニーや何かと 話題の大証の総会が開催されており、企業が株主を意識しているという点は、明らかな 前進といえそう。イーアクセスも後場一段高で高値引け、定時株主総会でポイズン ピル導入が承認されたことが材料視されたらしい。 一方で「買収防衛策」を株主議案に盛り込む企業が多いのだが、これに対しては 外国人投資家を中心にネガティブな見方が広がっている。確かに、株価・投資指標が 割高な企業や「誰が買収するの?」といいたくなるような企業まで、防衛策を打ち出して いることは、「保身」と捉えられても仕方がないだろう。ただ、防衛策=投資家に不利益 という図式が必ず当てはまるわけでもなく、このことで日本株の魅力が大きく減退する 公算は低いのではないかと思われる。まぁ、あることだけ株主総会で決議しておけば、 敵対的買収は一発で防げるんだけどね。その辺ってみんな知らないのかな。 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|