予想GUY??公正取引委員会が、ソフトバンクモバイルの携帯電話の広告内容が景品表示法 などに違反している疑いがあるとして調査を始めたらしい。(30日、ソフトバンク モバイルの担当者を呼んで説明を受けたとのことで、総務省に呼ばれたのに 続いてのこと) ソフトバンクモバイルが顧客同士の通信料金を「通話0円、メール 0円」と宣伝等で強調しているのが景品表示法の「有利誤認」に当たる可能性が あると、KDDI(au)とNTTドコモが指摘しているよう。ドコモとKDDIは、午後9時 から翌日午前零時台までの無料通話時間に制限があることなど条件の表示が 小さく、顧客に誤解を与える恐れがあると主張しているようだ。 こうしてなんだかんだといろいろな問題が出てきているのだが、スタート後6日 たった29日現在の加入者の移動状況は、KDDIの 「au」が約8万件増加する 一方、NTTドコモは約6万件の減少、ソフトバンクモバイルは発表していないものの、 残り2社から計算するに、約2万の加入減となり、auの一人勝ちとなったところ まではおそらく想定内の話だろう。au社はSNS大手のグリー(東京・港区)と 提携し、モバイルSNSの提供を行うと発表するなど着実に進む高付加価値化と 若者の囲い込みをしているようで、着うたなどを初めとする若者向けコンテンツの 充実という意味ではいつも先頭を走っている。また違った視点から見ると、NTT ドコモの番号ポータビリティに関わる流出が意外と少なかったという声も出ている。 個人的にはまだこの成否を論じるのは時期尚早な気がしてならない。まだまだ どうしようか、様子見をしている契約変更予備軍が山ほどいるのだから。 ちなみに、ちょっと異なる視点からひとつ興味深いお話。先週末のソフトバンク モバイルの番号ポータビリティが不能になった時には、3社とも緊急告知をした。 その内容は 「28日に引き続き、ソフトバンクモバイル社から弊社へ移転されるお客様の増加に 伴い、システム処理遅延障害が発生したため、MNP受付を停止している、という内容。 この告知をNTTドコモとAUの販売店では本社からのFAXをそのままセロテープで 店頭に掲示した一方で、ソフトバンクモバイルだけは他の店頭広告同様に、所定の 用紙に印刷した告知となっていた。もしかしてこのゲリラ作戦から、混乱、同業他社 からのクレーム、行政からの呼び出し、話題提供と全て、想定内だったってこと??? |