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株/投資/ヘッジファンド/きまぐれぽんた

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団塊の世代



団塊の世代、いい言葉なのか、そうじゃないのか、わからないが、これから
日本の高度経済成長を若者として支えてきた人材が大量退職を迎える。
実際、60歳で悠々自適というのは、90年代に退職をした高齢者あたりまで。
これだけの人数が退職を迎えることを想定しきれていなかったずさんな管理と
若者がこれだけ減少することを踏まえた戦略が描ききれていないわが国の
悲惨な年金事情から、60 歳で定年退職しても働き続ける、続けたいと思って
いる割合は7 割に達する。仕事を離れるのは60 代後半になってからという
傾向が強い。つまり、団塊世代が60 歳に差し掛かると言っても、多くは実際に
会社を辞めず、徐々に今までの社会から距離を置いてくことになるようだ。
団塊世代退職に伴い発生する退職金は2007 年以降10 兆円を上回る規模に
なると試算される。こうして時間にもお金にも余裕のある高齢者とはまだまだ
言えない60歳台がセカンドライフを楽しむようになっていくのだろう。先ほど
書いた年金などの事情から、団塊マネーの大半は資産市場に向かうと考えられる。
実際の資産・負債構造に関するデータを見ると、60 歳を超えると、現金・預金が
増加し、それと同時に株式や株式投資信託の保有も増加してきている。50 代
後半以降は債務負担が減ることで、リスク許容度を押し上げる側面もあり、
30代や40代から、今後の年金原資の破綻や将来のキャッシュフローを考えて、
自分自身の将来を見据えた資金計画を立てておかないと、60代で大きな差が
出てくることは目に見えている。今までの年金と今後の年金は違うのだ。その
性質も金額も。年金は減り、保険料は増え、成人病にかかる率は増大し、
病院での自己負担率も上昇し、消費税も上がる。こんな状況下で生きていくこと
それ以上に、そうなる前に手を打つ必要があるのだ。欧米諸国ではこの部分に
関して先に進んでいて、資産コンサルタントとしてのプライベートバンクや
お金に対する教育、知識は比較的高い。しかしながら、日本ではこの分野が
欠如しており、かなり出遅れているのだ。将来を見据え、何をすべきか、どこに
重点的にお金を使うべきか、何を節約し、いついくら必要なのかを把握した
上で効率的な使途や運用を考え始める必要が出てきていることは否定できない
事実だろう。法律は弁護士に、監査は会計士に、不動産取引は宅建主任者にと
それぞれの分野にプロがいるよ個人の資産運用・保険・相続・税金に関しての
プロであるファイナンシャルプランナーにいろいろ聞いてみるといいだろうね。
自分の将来くらいは、自分で守っていかないとね。

と、書いているうちにポイントがずれてきたが、この団塊の世代の大量
退職という場面を前に、以下の産業群が賑わう可能性がありそうだ。

アミューズメント、フィットネス、健康・ダイエット、リフォーム、介護、旅行、
ペット、安全、資産コンサルティング・情報、カルチャー関連、海外・いなか
暮らし、ゴルフとかあたりかな。


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