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株/投資/ヘッジファンド/きまぐれぽんた

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TBSと楽天のお話

15日発表されたジャスダック市場の信用評価損益率は、マイナス19%と
2月2日時点でのマイナス18%から悪化。3週連続の損益悪化となり、
日経平均などのマーケット全体と比べて思ったほどは資金回転が効いて
いない状況にある。ただし、15日はネガティブニュースが相次いだ割に、
引けにかけて下げ渋るなど底堅い推移を見せた。また、引け後に発表
された楽天の決算は、少なくとも新興市場のマインドを冷やす数値では
ないと考えられる。逆に新興市場の立ち直りのキッカケとなる可能性が
あるだけに、楽天の値動きには注目しておきたい。楽天とTBSは2005年
11月末、みずほコーポレート銀行の仲介で、楽天が保有するTBS株の
約半分をみずほ信託銀行に信託することで議決権を凍結させることに
同意。その上で楽天側は、今後買い増さないことを条件に提携交渉を
進めている。ただ、TBS側は、楽天との業務提携について資本の
移動が前提条件のひとつとしており、業務提携に関しては、楽天側の
判断を見守っている状況にある。そのため、事実上のこう着状態となった
ままだ。会社関係者は、2月末の交渉期限に向けて現在、あらゆる
可能性を検討しているのは事実と語っている。楽天グループは現在、
TBSの3627万900株(発行済み株式の19.09%)を保有しており、取得
価格は1株当り約3060円の約1110億円。TBS株の15日の終値は
4100円であり、約377億円の含み益を抱えていることになる。そして、
実はとあるグループが現在までに発行済み株式の8.92%を保有して
いる。目的は純投資。とはいえ、保有株式数は1697万1200株で、
約519億円を投じているというのだから、普通じゃない。そして、もっと
テクニカルなことを言うと、外人持ち株比率を20%に押さえないといけない、
放送法の規定から、議決権を持たない、いわゆる名義変更をしていない
株が外国人の間に存在している。つまり、発行済株式数よりも、議決権
ベースの全株数は少ないのだ。ということは・・・・・このグループの
純投資の目的によっては、面白い展開になることが想定され・・・・とあまり
書くと怒られるので、ここには書けない。


続き

楽天に関しては、6月末のTBS株主総会まで面白い動きが続く
ことだろう。ここでのポイントは、10%弱を保有するABCマートの
三木会長の資産管理会社イーエム・プランニングここの動きに
よってどうなるか、が面白いところ。ちなみに、楽天は20%弱だから、
拒否権まであと少し。そして、既に楽天側として5%ルールに出てこない
範囲で既にTBS株を持っているファンドがあって・・・そうなると3分の1は
確保できていることになる? とはいえ、三木会長の娘さんは、TBSに
いるわけだから・・・さらに、イーエム・プランニングのTBS株購入資金は
実は借り入れなんだけど、実はこの資金の貸し手というのは、TBSの
メインバンクであるみずほさんだったりするから、これまたびっくり。と
いうことはイーエム・プランニングはTBS側なの?なんていろいろな
憶測を呼ぶことになるんだけど、これ以上書くと怒られるから、一応
この辺にしておくかな、と。で、本題はというと、あぁ、新興市場。また、
新興銘柄が下げ止まらないため、追証発生に伴い個人信用客が
建て玉整理を急いだ可能性が高い。



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