テーマ:今日のワイン(6005)
カテゴリ:フランスのワイン
今日のワインは、フランス、ロワールのワイン、ドメーヌ・デュ・ノゼ・サンセール2007です。 以前からこのワインは何となく気になっていました。美味しそうなサンセール!ラベルのイメージから、歴史あるドメーヌ!?苦労を感じるラベル、さて期待を外さないサンセールでしょうか!? このワインをつくる、ドメーヌ・デュ・ノゼは、ロワール河からほんの少し離れたサンセールの街中からの丘陵地帯を抜けた、サント・ジェムという村に位置、AOCサンセールの中で最も北にあります。 1970年に、現当主フィリップの父親が、彼らの祖先がフランス革命以前に持っていたこの土地を買い戻して徐々にドメーヌのとしての下づくりを始めたそうです。 当時は、ここにはぶどう畑はなく、土地全体が山のようで、まず土地を切り開くことからはじめ、ぶどうを植え、館を建て、徐々にこの土地を整えていったのだそうです。その作業は容易なものではなく、2年後の1973年にようやく1ヘクタールの畑からやっと2樽と半分だけのワインをつくることができただけ、以後根気よく作業を続け、2006年にやっとすべての畑植え付けが終わったのだそうです。 ドメーヌ・デュ・ノゼの館を囲むぶどう畑は急斜面にあり、白っぽく、粘土と石灰質の混じった土壌で、貝殻や火打ち石を多く含む土壌でもあるため、一見大きな塊に見える石のようなものを手にとるとパラパラと手の中で崩れていくのだそう。 このドメーヌでは何よりもまずぶどうの品質を重視、畑での作業を大切にして、湿度・気温・降水量の計測器を畑に何箇所も設置、畑の環境を常にチェックすることで農薬の使用を極力制限する、リュット・レゾネで栽培しているそうです。 現在は、当主のフィリップ・ド・ブノワ氏とマリー・エレーヌ夫人(夫人はドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのオベール・ド・ヴィレーヌ氏の妹、彼らの次男のピエール・ド・ブノワ氏は現在ブーズロンのドメーヌ・ド・ヴィレーヌの運営をまかされているそう)によって運営されいます。 ドメーヌ・デュ・ノゼでつくられるワインはサンセールの一種類のみで、収量はヘクタールあたり60ヘクトリットル、所有する面積は15ヘクタールで、1ヘクタールあたりの植樹数は約8000株なのだそうです。 今日のワインは、サンセールならではの果実味、フレッシュさを保つため醸造には全てステンレスタンクを使用、酵母はこの土地から取れたものを培養して使用しているのだそうです。 使用のぶどう品種:ソーヴィニョン・ブラン 淡めのきれいな麦わら色、さわやかな香、爽快で、ハーブ、ミネラルの香も感じます。徐々に華やかで甘さのあるフルーティな香も出てきます。 味わいは繊細な酸味と共に豊かな果実味、メロンや白桃の果実味、きれいなミネラルを感じます。繊細な酸味と果実味は絶妙なバランス、エレガントな印象で余韻もの長く、きれいな果実味が印象的、おいしいワインです。 【コスパ評価】★★ 価格以上のパフォーマンスがあります!十分納得できます。 【思入れ度評価】☆☆ 酸味が良いです。きれいな味、結構気に入りました。 鮎の塩焼き、スモークサーモンのお寿司、天ぷらなど。 爽やかな酸味!サンセール[2007]白 ドメーヌ・デュ・ノゼ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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