カテゴリ:演劇・コンサート・ミュージカルなど
友人に誘われて、久しぶりのピアノコンサート、イーヴォ・ポゴレリッチを聴く。
18歳のときからの師であり最愛の夫人でもあったアリス・ケゼラーゼを亡くした後、公開活動を制限し、さらに2000年には父の逝去で精神的危機に陥いったため2年間の療養。 約2年に渡る療養生活を経て2002年に演奏活動への復帰を果たした彼の 待望の来日である。 彼は、なかなか話題豊富な人で、特に有名なのは1980年の ショパン国際コンクールで、突飛で個性的な演奏ゆえに本選を前に落選し、 審査員のひとりで1965年の同コンクール優勝者のマルタ・アルゲリッチが、それに抗議して審査員を辞任した“事件”は今でも語り草になっているらしい。1958年ベオグラード生まれ。 <プログラム>10月23日(日)7時 サントリーホール ショパン: 夜想曲 ホ長調 ショパン: ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 休憩 スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第4番 嬰へ長調 ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 彼のピアノは、強靭さの中に繊細で鋭敏な感性と技術力の高さ、 その集中力で聴くものの心を捉えて放さない。 特にわたしのお気に入りは、ラフマニノフ。自らの命をそぞぐような すべての力を出し切った彼の演奏に惹きつけられ酔いしれた。 演奏終了後、立ち上がり、自らの椅子を右足でピアノの下に片付け る姿が・・アンコール無しだよ~と観客に無言でつげていた(^^;; 本日のキモノ: 薄香色のちりめんしゃれ訪問着・ウサギが奏でる楽器の刺繍。 コンサート用に仕立てたもの(なかなか着ていて楽しい)。 帯:正倉院模様の正装用袋帯。こげ茶地金襴。 帯揚:蜜柑色のちりめん無地、帯締:深緑色三部紐・銀台にぶどう刺繍 長襦袢:深緑色のりんず・同色のうさぎ刺繍の半襟 足袋:白 履物:金襴の正装草履 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 29, 2005 01:33:16 PM
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