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テーマ:戦争反対(1187)
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このところ、部屋でテレビ(BBC ONE)をずっとつけっぱなしの状態にして、文章をパソコンで打ったり、資料を読んだりする日々が続いている。
BBC ONEはほとんど1日中、イラク戦争の報道である。 ついに米英軍はバクダッドに迫り、首都攻防戦が本格化しそうである。 このまま米英軍はあっという間にバクダッドを制圧し、戦争は終結してしまうのだろうか。 あえて批判を覚悟の上で言うのだが、私は今、 「イラクよ、このまま負けるな。できる限り粘って戦争を長期化させよ」と思っている。 今、米国と欧州でイラク戦争後の復興について、駆け引きが始まっている。 国連中心の復興を主張する欧州に対し、案の定米国は、米国主導の復興を主張し始めた。 日本政府は米英が国連決議なしで開戦した際、「復興は国連で」みたいなことを言っていたが、わたしは必ず米国が主導権を握ろうとするに違いないと思っていた。イラク戦争にいたるまでの米国の子供のけんかにおけるガキ大将のような傲慢さを考えれば、当然の展開だ。 以前書いたように、私はこの戦争の遂行自体に反対である。 しかしながら、戦争がはじまってしまった以上、 国際社会にとって、ベターな終結になることを願わねばならない。 戦争が短期間に終わり、犠牲者が最小であるのが、そりゃ理想だろう。 しかし、その結果が米英の圧倒的大勝利で、米国が完全に自らが正しかったと思い込み、ますます国際社会においてその傲慢さを増すのであれば、問題ではないか。 だから私はあえて言いたい。 「イラクよ、絶対に降伏するな。ゲリラでもテロでもなんでもして、徹底的に抗戦せよ」と。 米国人の兵士が大量に死に、一般市民が死に、米国民自身が戦争とテロに疲弊して、国内から反省が始まるまで、がんばれ。 ちなみに言っておくが、 ほんとにこんなことになると、私自身の命も危ないのだ。 私は今後、自分の研究の資料収集に、日本に何度も飛行機で帰国しなければならないし、ロンドンにも行かなければならない。 私自身がテロにあって、死ぬかもしれない。 しかし、私はその覚悟をしようと思う。 その上で言うのだ。 「イラクよ粘れ!がんばれ!!アメリカを反省させるまで。」 (この日記は「時事放談」にも転載します。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年04月17日 03時26分41秒
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