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2003年06月06日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今日も私は応援団だ。

数学科のK。(彼については5月21日の日記「たばこ1本ください」をごらんください。)

彼に聞かれた。

「かみぽこさんって、どうして緊張したりすることがないんですか?」

なにをいきなり言っとるんだ?

「いや、いつも落ち着いてるから。。。」

そうかな?

「僕、試験の前とかになるとだめなんすよね。こう、もうプレッシャーかかっちゃって、勉強が手につかなくなるっていうか。。。」

「机に向かっても、こうちょっとした小さい音まで気になっちゃうし。パニックになっちゃうっていうか。。。」

そうか。。。

私は答えた。
プレッシャーかかったらな。そのままにしとくんだよ。

Kはびっくりした顔をして、「どういうことですか?」

私は続けた。
うん。プレッシャーがかかったときな、『あ、やばい、プレッシャーがかかってる。もう、できない。。。』とか思うだろ?
それで、『あ、プレッシャーはねのけなきゃ、はねのけなきゃ』って思うわけだろ。

「はい」

それがいかんのだよ。プレッシャーがかかったら、そのままにしとくんだ。プレッシャーがかかって、集中力がなくなっても、そのままとにかく勉強を続けるんだよ。

「いや、それは難しいっすよ。。。」

まあな。でも、そうしてみな。
あのな。例えば、俺がなんで毎日同じ時間にこのカフェにくるかわかるか?

「。。。わかりません。」

うん、それはな。毎日同じことをするためなんだ。
PhDの仕事ってな。孤独なんだよ。毎日読んで、調べて、書いての繰り返しだろ。はっきり言って気がおかしくなるときもあるわな。
それにな、親がメールで説教してきたり、友人となんかあったりして気分が悪くなたりするときもあるだろ。

そんなこんなで、いつも精神的に安定した状態で仕事ができるわけじゃない。でも、締め切りはあるし、気分が悪いからできないとか言ってられないよな。

だから、俺は気分がよかろうが、悪かろうが、体調がよかろうが悪かろうが、毎日同じ時間に起きて、同じ時間に同じように仕事をするんだ。淡々とな。。。。

それは、PhDという、3年間の孤独な長丁場の仕事で、精神状態を安定させるための方法なんだよ。

だから、毎日同じ時間にカフェに来るのさ。

「へえ、知りませんでした。かみぽこさん、ギャグでやってんのかと思ってた。」

あほ!なにゆうとんじゃ。
とにかくな、
プレッシャーがかかっても、中断せずにそのまま勉強を続けるんだよ。そのうち、プレッシャーを感じなくなるかもしれない。

プレッシャーがかかっても、はねのけようとしないことさ。
『あるがままに生きる』だよ。
余計なことを考えず、淡々とやることをこなしていくようにするんだ。

「難しいです。。。」

まあ、最後まで試験がんばれ。
これまで全部ファースト(いわゆる日本でいう全優)なんだから、自信持ってやれよ。

「はい。なんとか。。。。あ、かみぽこさん、たばこ1本ください。」

ほらよ!


。。。。『あるがままに生きる』

私はかつて、肝心な場面で緊張しやすいたちで、
また緊張してくると「緊張してはいけない。いけない。」と力んで、余計緊張するタイプだった。ちょうどKと同じだ。

また、会社時代、一度仕事が忙しすぎて、ちょっと精神的に落ち込み気味になり、当時の課長から「精神病院行って来い」と言われたことがある。

そのとき、田舎の親父に電話で相談したら
「まあ待て。この本を読め」
と言われて一冊の本を贈ってくれた。

本の題名は忘れたのだが、森田正馬博士が提唱した「森田療法」に関する本だった。

森田療法のポイントは「あるがままに生きる」。
つまり、気分が躁になったり、鬱になったり、プレッシャーがかかったりしたとき、まず、そういう精神状態の揺れは、誰にでもあるものだと考える。
そして、それを払いのけようとせず、そのまま淡々とやることを続ける。自分の今の精神状態のまま「あるがままに」過ごして行く、ということだ。

そして、安定剤などを使うことなく、精神状態を落ち着かせていく療法だ。

まあ、私は精神病などでは全くなかったのだが、
この本を読んでから、
いかなるときでも、ある程度精神状態を安定させて、物事に取り組めるようになった。

同時に、おおらかになった。
自分の周りに起こることに、いちいち腹を立てたりすることがなくなった。

留学して、日本では起こりえないような、信じられないことを沢山経験したが、その度に、淡々とその時自分ができる最善のことをしようと思えるようになった。


森田療法に興味のある方は、ぜひ一度このサイトを覗いてみてください。
http://www.mental-health.org/index.html







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最終更新日  2003年06月07日 21時33分53秒



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