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2003年11月23日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
大学の秋学期(1学期)も8週間が終わった。
あと残すは2週間である。

この時期の学校の様子を、
いつものように、自分の修士課程の頃も振り返りながら
書いてみたいと思う。

文型とされる学部の大学院では、
だいたい秋学期の6-7週目に最初の課題が出される。
学部によって違いがあるが、
3000-5000WORDSのエッセイ(小論文)2本か3本が課題として出されるところが多い。

課題の締め切りは、学部によってまちまちだが、
だいたい代表的なパターンとして、
「年明け」と「2月」の2パターンがある。

わたしの場合(政治学研究科修士課程)は、2月16日が締め切りだった。
だからわたしは、年末年始は日本に帰り、ゆっくりしたのだが、
年明けが締め切りの人は大変である。

こちらの年末はクリスマス休暇で、12月25日をピークに
スーパーマーケットまで、全ての店が閉まり、
列車など交通機関もストップしてしまう。
(ロンドン行きの電車までなくなる。)

おまけに、課題を抱えている学生がいるというのに
図書館まで閉まる。

「年明け」締め切りのエッセイを抱えた学生は非常に悲惨である。。。。


このエッセイなのだが、
学部がタイトルをいくつか決めていて、それを学生が選ぶ場合と、
自分でタイトルを決められる場合がある。
わたしの場合は自分でタイトルを決めて、
担当講師のサインを貰って学部事務所に提出した。

秋学期の6-7週目というのは、
このエッセイ・タイトルを決める時期である。

エッセイ・タイトルは、
決められたものから選ぶ場合も、自分で決める場合も、
担当講師の研究室を訪ねて、相談した上で決める。

担当講師は、週2回、1時間ずつの「オフィス・アワー」を設けている。
その時間は、事前のアポなしで講師の部屋を訪ねることができる。

学生は、この「オフィス・アワー」に講師を訪ねて、
自分のエッセイのプランを作って講師に説明し、講師の意見を聞いて
エッセイ・タイトルを決め、
その場で所定の用紙に講師のサインを貰って、学部に提出する。

それから、エッセイを書く作業が始まるのである。

この、「オフィス・アワーでの講師との個人面談。」
これは修士課程でいい成績を取る為の重要なポイントの1つなのだ。

それは、
「エッセイのプランを講師に説明」する時、
事前に完璧に作っていかないことだ。

疑問な点、自分で決められなかった悩ましい点、
など講師といっしょに考える点を残しておくことが大切なのだ。

これは講師の立場で物を考えてみるとわかる。

大学講師というのは、ものすごく忙しいものだ。
まず大学の授業をやらないといけない。その他の事務仕事も膨大にある。(基本的に英国の大学では「助手」に当たる人はいないから。)自分の研究もしなくてはクビになる。。。。

そんな忙しい中で、1人の修士課程の学生のエッセイ・プランなど、
基本的にはどうでもいいことなのだ。
プランなど、それほどよく書けてなくても、
まあパスくらいの点は取ってくれるだろうという安易に思うくらいだ。

だから、いきなり学生から
「どうですか?このエッセイ・プラン!」
って見せられても、適当に流し読んで、
「ああ、いいんじゃない?」
と返事して終わり。サラサラと用紙にサインして、
「グッドラック!」と微笑んで終わりである。

これは実は落とし穴があるのだ。。。。

わたしと同じ3年前、うちの学部の国際政治経済学修士にいた日本人のH君という若者は、
「ザ・政治学協会」会長、ヒュー・プレスコット教授の授業を取った。

彼は、エッセイ・タイトルを決める際、
完璧(と彼は思った)なプランを作って、ヒューさんに見せた。
ヒューさん一言「いいんじゃない」。
これで満足したH君は、
友人たちに(わたしも含む)
「プランは完璧だって言われた。もう大丈夫っす!」
って喜んで言ってまわっていた。

結果は、落第点。。。。。

書き直しを命じられたH君は、
再びエッセイ・プランを作ってヒューさんに見せた。
ヒューさん一言「いいんじゃない」。
これでH君は
「プランはいいって言われた。今度こそ大丈夫ですよ!」
と喜んでいた。

結果は、再び落第点。。。。。

これで、彼はコースの途中で落第となり、日本に帰国することになった。

だから、エッセイ・プランを講師に見せるときは、
講師に考えてもらう点を残しておくことが大事なのだ。

「ここがわからないんですう。。。」
と悩ましげに講師に尋ねると、
こちらの講師は生真面目なので、
うんうんとうなりながら、一生懸命考え始める。。。。。

そのうち、疑問でもなかったところまで熱心に直し始めて
「このほうがエッセイ・プランとしてはいいんじゃないかな?」
とか言いながら、全部完璧にしてくれちゃうのだ。

そして、その通りに書けば高得点!ということになる。

これが、課題で高得点を得るための
「講師のオフィスアワーの使い方」のコツである。

まあ、物事は何でも、
相手の立場を考えることが大事だという、
当たり前のことが重要だということが
ここでも言えるわけです。





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最終更新日  2003年11月24日 22時34分06秒



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