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2003年11月29日
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1. 不穏な空気(2000年5月末)

さて、「英国留学回想録」も今日から新しい章に入る。
これまで、「学校選び」→「出願とインタビュー」ということで、
それはそれで一生懸命やっていたのだが、
それは「こんな学校に入れればいいな」
という、夢とか願望を持って楽しく進められる作業だ。

しかし、本当に英国大学院留学を実現するには、
非常に現実的に乗り越えねばならない壁がある。

英語である。。。。

そこには夢や願望が入り込む余地はない。
英国の大学からは、願書を提出すると同時に、
英語力を証明することを求められる。

具体的には、IELTS(International English Language Testing System)
という、イギリスを中心にした、英語圏での国際英語能力テストを受験し、
その結果を大学に送付するよう求められる。

IELTSはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの試験がある。
9点満点で5点が英検準1級レベルと言われている。
大学院に入学する場合、政治学など社会科学系では平均6-7点必要とされる。
(IELTSについて
http://www1.britishcouncil.org/jp/japan/japan-education/japan-exams/japan-exams-ielts.htm)

うちの学校のわたしの学部の要求は、
「最低IELTS6.5点必要。できれば7点が望ましい。」
というものであった。

今年3月のブリティッシュカウンシルBUPSコース入学前の
わたしの英語力テストでは、IELTS4.5点相当と判定されていた。
BUPSコース10週間を修了すると、
だいたい平均で1.5点英語力が上がると説明を受けていた。

IELTS試験は6月19日。
その時までに、最低1.5点英語力を上げられたとしてようやく6.0。
しかしそれでは学部の要求を満たせない。

しかし、わたしは「うちの学校」のジャック・イングルハートと個人面談した際、
この英語力の要求について以下の確認をしていた。

それは、もし英語の要求を満たせなかった場合、
「IELTS6.0点の場合:1ヶ月のプレセッショナル・イングリッシュコース参加。
IELTS5.5点の場合:2ヶ月のプレセッショナル・イングリッシュコース参加。
で、その後学校が独自に作っている英語検定試験を受験してパスすれば入学できる。」
という確認を彼としていたのだった。

(プレセッショナル・イングリッシュコースとは、英国の大学に設けられた、10月からの大学院本コースが始まる前の英語コースである。)

したがって、
「IELTS6.0。最低でも5.5点。」
というのがわたしの目標になった。

しかし、このIELTS試験まで1ヶ月を切った5月末頃、
BUPSコースには不穏な空気が流れ始めた。

発端は、
これはわたしのクラス(最低レベルのクラス)ではなく、
上級コースだったクラスで起こったのだが、
何人かの生徒が、担任の先生に対して苦情を言いに行ったというものだった。
「英語力がなかなか向上しないじゃないか。もっと短期間で効率よく英語力が向上する方法を考えろ」という苦情だった。


音頭を取っていたのは、
40歳過ぎの女性で医者の方だった。

医学に関する哲学を学びに英国留学を考えていたこの女性は、
非常に合理的な思考の持ち主だったらしく、
授業で正解をぱっぱと言わず、なんでもみんなで議論して
ゆっくり答えを見つけましょう式の英国流英語教授法にいらいらしていたらしい。
(らしいというのは、わたしは同じクラスではなかったので、聞いた話でしかないから。)

その上、わたしも同じだったのだが、
ある程度歳を取ってから語学を始めるというのは、
予想以上に上達が遅くてつらい。。。。

そのいらいらも重なって、
彼女はついに若いコースメート数人を伴って
担任への直訴に及んだらしかった。

これは自分達のクラスで起こったことではないものの、
なんとなくそういう不穏な空気というのは伝染するものだ。

わたしにも、わたしのコースメートにも、
「ほんとにIELTS試験で、じゅうぶんな結果が出せるのだろうか。。。。」
という不安がよぎり、次第にプレッシャーが高まってきた。

そして5月30日。わたしの誕生日に。。。。。

ブリティッシュカウンシルでも、
英国流なのか、コースメート1人1人の誕生日を祝ってくれる。
祝うといっても、授業中にハッピバースデー・トウー・ユー」を歌うくらいだが。

だが、この日はコースメートのK美子が
「あら、かみぽこ誕生日?
じゃあ、ちょっと買ってくるわね」
と言って、ランチ時にバースデーケーキだとバームクーヘンを買ってきてくれた。

しかし、小さいのを買ってくればいいのに、
ものすごく大きな奴を買ってきた。

(こんなん食いきれるか!)
と心の中で思いながらも、せっかくだからと3分の2くらい一人で食べた。

それがいけなかった。。。

その直後から、

うっ。。。。

と吐き気と下痢に同時に襲われた。
プレッシャーで胃腸が弱っているところに、
バームクーヘンなど無茶食いしたからだろう。。。

この吐き気と下痢は、それから1ヶ月くらい治らなかった。

わたしは相当に神経が太いほうだと自負しているが、
このIELTSまでの期間のプレッシャーは、
これまでわたしの人生にはない想像を絶するものだったのだろう。

次回からは、この吐き気と下痢に悩みながら、
どのようにIELTSまで英語と格闘したかを書こていこうと思う。

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「英国留学回想録」バックナンバーはこちら。





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最終更新日  2003年11月30日 23時17分16秒



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