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2.英語力の現実に愕然とす
(2000年6月) さて、先週は近づいてくるIELTS試験のプレッシャーに 胃腸が弱っていたところに、 誕生日に巨大バームクーヘンを食べてしまい、 強烈な腹痛に襲われたことまで書いた。 しかし、これにはほんとに参った。 なにしろ朝から晩まで、 ずーっと腹が痛いし、 吐き気はするし、下痢は止まらないし。 BUPSコースの授業中、 休憩時間ごとにトイレに駆け込んだ。 45分ごとに1回である。。。。。 さすがにこんなことはこれまでの人生ではなかった。 プレッシャーのかかる場面は、 会社時代もあったし、選挙に出るぞと思っていたときもあったが、 それはあくまで組織をバックにした範囲内であった。 今回はそういうバックを全部失った全くの個人として、 100万近く払って語学学校に通って、 英国留学を目指している。 もし失敗したら、それこそ何にもなくなる。。。。 もし失敗したら、いったいわたしは何をするのか? すでに会社辞めて1年のブランクがある。 このプレッシャーは、わたしの想像を越えていた。 そんな頃、BUPSコースではIELTS試験の練習みたいなことをやることが多くなった。小さな模擬試験のようなものだ。 これまで4ー5月と、 わたしはコースを楽しんでいた。 年齢的にコースメートの中で数人を除いて飛びぬけて上のほうだ。 だから多少英語ができなくても、議論の時間とかごまかせた。 プレゼンテーションなんかも、 英語力はともかく内容とか、 構成とか若い人に負けるわけはない。 こっちは元商社マンだし、選挙に出かかった人間だ。 つまりこれまで、 英語力の不安が、ほとんど表面化しないですんでたのだ。 その上、「学校選び」はとても楽しい作業だった。 自分の未来の姿を想像しながらできることだ。 その時、わたしは英語のことは忘れていた。。。。 しかし、ここでわたしは現実に引き戻された。 ヒアリング、リーディング、ライティング、そしてスピーキング。 どの練習問題をやっても、 どうも若い子達に勝てない。。。。 最初は同じような英語力から始めたはずだ。 ただ、伸びがぜんぜん違うようだ。。。 特にリスニング。 わたしがぜんぜん聞き取れなかったと内心思っているようなことでも、彼らはすらすら答えを書いてるようだ。。。。 後、単語力。。。。 これはどうみてもわたしは周囲と比べて覚えが悪いようだ。 わたしは毎日、ブリティッシュカウンシルの閉館時間まで勉強している。若い子達より長い時間。。。 しかも、かなり綿密に計画的に勉強をやっていた。 しかし、わたしの英語力は伸びない。 IELTSの試験勉強は、まあ受験勉強のようなもんだろうが、 こういう勉強に必要な記憶力や、問題回答のスピードというものが、明らかに若い頃より落ちていることに気がついた。 わたしは現実に愕然とした。 腹痛はいっこうに治まる気配はない。 どうするのか。。。 ------------------------------------------------------- 「英国留学回想録」バックナンバーはこちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年12月07日 21時37分10秒
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