かみぽこぽこ。

今週は卒業式があった。

うちの学校では、卒業式は年2回、7月と1月に行なわれる。

7月の卒業式は、主に学部生のためのものである。
学部生は、6月末に年度が終わり、7月に卒業式をする。

1月の卒業式は、主に修士課程の学生のためのものである。
修士課程は9月に修士論文を提出して終わる。
11月中旬までにその審査が終わって卒業が決まり、
1月に卒業式があるのである。

ただし、この7月は学部生、1月は修士生というのは
「原則」にすぎない。

学部生は7月の卒業式にしか出席できないが、
修士生、そしてPhD（博士課程）はどちらの卒業式にも出席でき、どちらにするかは本人の選択である。

わたしは、2年前の修士過程の時には、
1月の卒業式を選んで出席した。

気が早いが、PhDの時は夏の卒業式に出ようと思う。
理由は前回が冬だったこともあるが、
夏のほうがイギリスは気候がいいこともある。

前回は来なかった両親も、
今のところPhDの時は来るつもりらしい。
そうなると、あのご老体にイギリスの冬はちょっと。。。
と思うからだ。

夏のほうが、学部生がいることで
雰囲気が明るく元気ということもある。
やっぱり、わたしは明るく楽しくが好きだしね。

ということで卒業式なのだが、
会場の中の様子はすでに7月の日記で書いているので
今回は省略。

興味のある方はこちらをどうぞ。
画像もついてますよ。

卒業式（１）
卒業式（２）：I恵ちゃん編
卒業式（３）：かみぽことかみぽこカーの「長い夜」
卒業式（４）：ハナちゃん他編
卒業式（５）：S美編

さて、卒業式となると、
わたしの家と車を頼ってくる方がいるのは
いまや恒例となっている。(^^;)

今回はH君がうちに３泊した。
H君というのは、このHPに2度ちょろっと登場した。
昨年度、国際政治経済学修士を学び、
また、ギタリストとして学校の寮で
｢人間カラオケマシーン｣として大活躍してくれた。

わたしのギターの先生である。

今回、卒業式に日本から来るだけなのに、
わざわざギターを抱えてやってきた。
もはや彼にとってはギターは身体の一部か？？

そして、
わたしが日本から持って帰った
｢紅白歌合戦｣のビデオを観て、
ただ観るだけでコードを聴き取って
｢涙そうそう｣と｢しあわせになろうよ｣
のギター譜を作ってくれた。

｢途中で転調してますね。
夏川、森山の1番とBEGINの2番の
どっちがかみぽこさんのキーに合いますか？｣

とか、1回聴いただけで理解して、
さらさらっと楽譜を書いてくれるわけだから、
すごいよね。。。

それで、H君がいる間、
毎晩飲み会。。。。
大学の寮、まりりんさんのキッチンで
久しぶりに彼は｢人間カラオケマシーン｣
と化したのでありました。。。。

あ、わたしも
｢恋｣と｢涙そうそう｣の2曲、
弾き語りさせてもらいやした。
おそまつ。。。

ただ、夜遅くまでギターで大騒ぎだったわけで、
隣近所の学生からクレームが来た。やばいやばい。

まりりんさん、クレーム処理よろしく。。。

１つ余談なのだけれども、
H君の話によると、
彼が人間カラオケマシーンとして
昨年度1年間で最も多くリクエストを受けた曲はなにか？

外国人からのリクエストだから、ビートルズ？

それは甘い。
実は、宇多田ヒカルの｢First Love｣だ。

主に、中国、台湾、香港、韓国、タイ、マレーシア
などからの留学生からのリクエストだが、
とにかくこの曲のリクエストが圧倒的に多かったのだとか。

日本にいる方はなかなか気づかないと思うが、
アジアの若い人は、
ほんとに日本のテレビとか音楽、
ファッションなどが大好きなんだよね。

うちの学校にも、
髪型、ファッション、アクセサリーが
どこからどこ見ても日本の若い子で、
よくよく見ると顔つきだけが違う、
という若いアジア系の男の子や女の子がたくさんいる。

むしろ日本人は、
学校内ではどうでもいい格好をしてたりするので、
アジア系の学生が日本人に見えて、
日本人が中国人に間違われたりする
逆転現象も起きている。


アジアに日本の若者文化は、
すさまじく浸透してるしと思う。

それでは、また。