5696641 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

かみぽこぽこ。

かみぽこぽこ。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

かみぽこちゃん

かみぽこちゃん

フリーページ

お気に入りブログ

暮らしごと 千佳りんさん
中年よ、大志を抱け! 断言児さん
じょん・どー PhDを… じょん・どーさん
エッジ・ランナーズ 猫ジャラしマスターさん
かっちゃんの~1歩… katsuchan55さん
~ももの新たなる旅… もも1016さん
人生やだとはいえな… やだやだもんさん
講師の花道 教師Aさんさん
愛国、日本 パボアホイジオタさん
田中およよNo2の「な… 田中およよNo2さん

コメント新着

 ダンスインザダーク@ 政府税制調査会は何をしたか? 結局、政府税制調査会はこっそりと増税し…
 まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
 まくらん@ ・・・ かみぽこちゃんさんのブログは、小泉政権…
 タカダ@ アクセス数  アクセス数には、アンテナに登録して放…
 ゴルゴムの仕業だ@ 狂信者に薬は効かない…どうしてこうなった かみぽこさんは民主党崩壊時に起こるであ…
2004年09月14日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
アテネ五輪期間中書いたことを
今日は総集編としてまとめたいと思います。

-----------------------------------------------------
1. 練習をしてなかった野村さんとヤワラちゃん(2004年8月15日)

ヤワラちゃん、野村さんおめでとうございます!
日本100個目の金メダルなんですね。

ヤワラちゃんは4大会連続メダルで2大会連続金メダル。
野村さんは日本の個人では初の3大会連続金メダル。

これはほんとにすごい。

しかし、私はこの2人の偉大なる金メダリストに共通するおもしろさは

「練習をしてなかった」

ことだと思う。
ヤワラちゃんは大会直前に怪我をして、
ぶっつけ本番だった。

野村さんは有名な「練習嫌い」。

いや、わたしはこの2人の金メダルにケチをつけたいわけではない。
この2人が直前にあんまり練習してなくても悠々と勝てたのは、
基本が徹底的に身体に染み付いているからだ。

ヤワラちゃんは試合前に
「練習はしてないが、柔道は私の身体に染み付いている」
と言って落ち着いていたという。

野村さんは有名な柔道一家の出らしいが、
子供の頃に片手で相手の襟首を掴むと
お父さんに厳しく両手で組むよう指導されたという。

「練習時間は短いけど、楽はしていないよ」
という野村さんの言葉。なんだか深いものを感じる。

直前の調整とか、そういうものを超えた
身体に染み付いた基本の重要性。

大事なことを教えてもらいましたね。

2. 北島康介、中間年の王者から真の王者へ(2004年8月16日)

昨日の北島康介の金メダルには、思わず

ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ

と力が入ってしまった。

直前まで、BBCの放送は「自転車」を
ずーーーーーーーーーーーっと
やっていたので、
どうなることかと思ったが、
なんとか生で観ることができた。

今回の五輪、
私は北島康介にものすごく注目していた。

北島が金メダルを取れば、
もうアテネ五輪はこれでいい
と言い切ってもいいほどだ。

なぜなら、極端に言えば北島の結果は、
日本のスポーツが新たなステージに向かうか
まだ壁にぶち当たったままかの
大きなターニングポイントになると
思っていたからだ。

日本人はこれまで五輪本番に弱いと言われていた。
五輪の前年や前々年に好成績を収めていても
五輪本番では惨敗というのが多かった。

一般的にそれはメンタルの弱さと
言われることが多かったが、
私は別の見方をしていて、
メンタル以前に本物の強さが
なかったのだろうと思う。

どういうことかと言えば、
大体外国の一流選手は
五輪の前年や前々年は
本気でやってない。

さぼってるとは言わないが、
大体フォームの改造や体力強化をやってたりして、
大会に合わせた調整などやってない。

その間に、日本選手が一生懸命やって勝ったとしても、
五輪本番では外国勢がグンと伸びてきて、
あっという間に追い越されてしまうということになる。

いちいち個人名は挙げないが、
こういう五輪で負けた

「中間年の王者」

は何人も思い出せるだろう。
しかし、「中間年の王者」は
残念ながら、本当に実力があるわけではないのだ。

日本のスポーツは、
近年、経済力を背景にした科学的トレーニングで
著しくレベルを上げてきたと思う。

「中間年の王者」も
我々の同世代が現役だった頃より
多くなった。

そして、そろそろ「中間年の王者」でない、
真の王者が日本から出てもいい頃だと思っていた。

その候補が北島康介。

北島は昨年、世界新を連発。
そして、今年に入って不振。
世界記録を破られるという、
まさに、絵に描いたような
「中間年の王者」
の展開となっていた。

北島は壁を乗り越えて、真の王者となるのか。
それとも、このまま終わるのか。。。

私には、北島の壁は、
日本スポーツ全体の壁のように思った。

そして昨日、北島は堂々たるレースで
金メダルを取った。

壁を乗り越えて、真の王者となったのである。

北島康介の金メダルは、
後々、日本スポーツにとって
重要なターニングポイントだったと
言われるような気がする。

北島が乗り越えた壁を、
後に続くものも
「自分もできる」
と、どんどん越えていくような
気がするのだ。

この北島の金メダルの後、
大本命と言われその通りに圧勝する
「真の王者」が
おそらくこれから何人も日本から出てくるようになる。

そんな気がするのである。

3. 塚原直也:先駆者の味ある演技(2004年8月17日)

いやあ、体操ニッポン大復活!
すごかったですね。
最終種目の鉄棒で、
ルーマニアの選手がプレッシャーで落下し続けるのと逆に、
日本の選手は最高のパフォーマンスでした。
特に、最後の冨田選手の演技は鳥肌ものでしたね。

しかし、私が注目したいのは、この冨田選手ではなくこの人。

塚原直也。

私は昨日、北島康介が「中間年の王者」から
「真の王者」になったと書いたが、
この塚原こそ、まさに「中間年の王者」。

彼は97年世界選手権個人総合3位、
99年世界選手権個人総合2位。
しかし、金メダルが期待された00年のシドニー五輪では惨敗。

その後、彼は選手として下降線を辿り、
代表から外れる時期もあった。

アテネ五輪でも、個人総合にエントリーされなかった。

しかし、私にとって昨日の注目は塚原直也でしかなかった。
なぜなら、この日本男子体操28年ぶりの団体優勝は
塚原の存在なくしてはありえなかったと思うからだ。

日本の男子体操が、
世界選手権・五輪の団体10連覇を達成した後、
長い長い低迷期にを経て、
本格的に復活の道を歩み始めたのは
塚原直也の出現からだ。

「塚原跳び」の塚原光男氏の息子という毛並みの良さに加え、
ソ連の元名選手・アンドリアノフ氏の直接指導を受けた
塚原が世界選手権で好成績を収め、
それに強い刺激を受けた冨田、米田、鹿島らが
塚原を追いかけ、追い越して、
体操ニッポンは復活したのだ。

しかし、この体操ニッポン28年ぶりの復活の日、
塚原は主役ではなかった。
主役の座は、高得点を連発した冨田、米田らであったろう。

でも、私はテレビでずっと塚原に注目していた。
彼の演技はもちろんのこと、
彼が演技しない種目でも、
後ろで控えている彼に注目していた。

私の印象なのだけれども、
塚原は、
大きな試合のプレッシャーに耐えて、
なんとか普段通りの力を出すために平静を保とうと
懸命に努めているような演技だった。

それに対して、
冨田は、
眼光鋭く全身から自信を漲らせて、
勝利を強引にもぎ取ろうとする演技だった。

この2人の演技の違いは、
先駆者としてありとあらゆる苦闘を経験し、
体操ニッポンを復活させてきた男と
先駆者が切り開いた道を、
自信を持って歩んできた男の
違いのような気がした。

昨日の大ヒーローは、もちろん冨田だろう。
しかし、塚原の何かに耐えるような抑えた演技、
これも味があるような気がした。

4.「瞬間最大風速男」を相手にしなかった北島の凄さ(2004年8月20日)

北島康介、すごかった。。。

実は、昨日は「北島が負けた時」
に書くことを考えていた。

ハンガリーの15歳・ジュルタが出てきたからだ。
この子、オリンピックに入ってから
いきなり3秒くらいタイムを縮めて
予選・準決勝を1位通過。

こういう瞬間最大風速的に五輪に突然出現する新星というのは、
必ずどの大会にもいる。

日本にも出てきたことがある。
あの岩崎恭子だ。

こういう子が出てくるともう手のつけようがない。
どんなに長い期間、どんなに緻密に五輪のために準備してきても、
一瞬にして全てが無駄になってしまう。

その上、このタイプの子が出てくると困るのは、
手がつけようがないのがこれ一回きりだったりすることだ。
1年後にもう一度競うと、ものすごく弱かったりする。
あるいは、決勝にすら残ってこないので
二度と戦うことがなかったりする。

これはなぜなのか。
専門的にはわからないが、
体の成長過程と五輪が
瞬間的にどんぴしゃに合ってしまったいうことだろう。

まあ要するに、五輪でのあれは何だったのかと思うと、
後からものすごく悔いが残ったりする。

その「瞬間最大風速男」が今回、
事もあろうに北島の種目で現れてしまった。。。。

なんともアン・ラッキーだ。
これはあかんかもしれない。
TVで準決勝を観て、私は正直そう思った。

昨日、私は仕事の関係で
1日中外出して夜帰ってきた。
EUROSPORTSのダイジェストで北島のレースを観たのだが。。。

北島の圧勝だった。

スタートからゴールまでずっとトップで、
五輪新の圧勝だった。

ちなみに世界記録・男ハンセンは
思い切りジュルタにまくられていた。
ジュルタはまぎれもない
本物の「瞬間最大風速男」だったようだ。

しかし、北島はこの「瞬間最大風速男」を
全く問題にしない、本物の王者だった。

参りました。脱帽である。

今回、実はアン・ラッキーだったのは、
「瞬間最大風速男」になれたのに、
そこに本物の王者がいて金メダルに到達できなかった、
ジュルタだったのかもしれない。

5.浜口親子の最近なかなかない絆(2004年8月24日)

『レスリング女子72キロ級準決勝。ぼうぜんとマットに立ち尽くす浜口京子(26)に向かって、父親の元プロレスラー、アニマル浜口(本名・浜口平吾)さん(56)は観客席の最前列から身を乗り出して、「京子、お前は負けてないぞ」と叫び続けた。

(中略) 

「判定疑惑だ」「抗議しろ」。父親は手を振り上げて絶叫し、武装した警備員ら数人に取り囲まれた。母親の初枝さんは「もういい、お父さん、静かにして。五輪で負けても、うちの家族は幸せなんだから」と夫を大声でなだめた。

 観客席には、必勝はちまきで太鼓を鳴らし、千羽鶴を振り回しながら応援する浜口の地元、東京・浅草からの応援団が約30人。桃太郎などの奇抜な衣装で海外メディアの注目を集めたが、準決勝で浜口が敗れると、外国人記者たちは応援席の怒号に恐れをなすように立ち去った。』(朝日新聞)

うん。浜口京子選手、残念でしたね。
電光掲示板が間違ってなければ、
別の攻め方をしたかもしれないしね。

それにしても、元プロレスファンの私としては、
こんなところでアニマル浜口さんの顔を目にするのは
うれしいような、恥ずかしいような。。。

正直あらら、やっちゃったよーって感じだね。
アニマルさん、これはプロレスの場外乱闘じゃないんだから。(苦笑)
世界一を決める五輪会場なんですからね。

それに、日本だったらね、
ああアニマルさんやってるなあですむけど、
アテネで誰もアニマルさんなんて知らないんだから。
ほんとに怪獣が暴れ出したみたいに思われたんじゃないかな。

もう少し落ち着かないと。。。
いいお父さんなんだから。(苦笑)

でもね。。。

このアニマルさんの行動、
賛否両論あると思うのだけど、

娘のために絶叫しながら
場内に殴りこもうとするなど、
そこまで真剣になれるって、
最近なかなかないじゃないですか。

浜口選手とのこれまでの二人三脚も、
親子でそこまで真剣に物事に取り組むって
最近なかなかない話じゃないですか。

語弊があるかもしれないけど、
「外国人記者が恐れをなして立ち去った」
ってのも、日本人の男って、
弱くて大人しいイメージがあるから、
たまにはこういうのもいいんじゃないかと思う。

まあ、ちょっと脱線しすぎだけど、
私には、微笑ましく思えました。

浜口京子選手、銅メダルおめでとうございます。
-------------------------------------------------
さて、これらとロングエッセイを合わせて、
1つのコンテンツとしてまとめましたので、
ご覧ください。
アテネ五輪

それでは、また





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年09月14日 04時08分15秒



© Rakuten Group, Inc.