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2004年10月22日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
日本人会の歓迎会の準備が忙しい。。。。

だから今日は、
こんなどうでもいいことを書いてみたい。

ご存知の通り、
私は無類のカラオケ好きで、
その腕前もNHKのど自慢 in Londonで
事実上の優勝(を飾ったと勝手に思っている。。。)。

英国でのPhD生活で
唯一の問題はカラオケがないことだと思っている。
(そのかわり、ギター弾き語りを始めたのだが。。。=苦笑)

その私が、日本の歌手の中で、
歴代最も偉大であると思っている
3人の歌手がいる。(ほんとにどうでもいいことだが。。。)

今日はその3人を紹介して、
自分なりになぜに彼らが偉大であるかを
大真面目に論じてみたいと思う。

まず最初に、

坂本九。

まあ、この人については多くの人が納得だろう。

「SUKIYAKI(上を向いて歩こう)」

が全米チャート1位を獲得という、
空前絶後の大偉業を達成。
いまや「SUKIYAKI」は
世界中に知られ、
日本の曲でほとんど唯一の
「世界のスタンダード曲」である。

。。。。これだと普通で
別にここに書いても何もおもしろくない。

まあ、全米1位はもちろん偉大だが、
それと同時に、九ちゃんは別の意味で偉大だと
私は思っている。

九ちゃんのヒット曲を並べてみる。

「上を向いて歩こう」
「見上げてごらん夜の星を」
「幸せなら手をたたこう」
「明日があるさ」
「涙くんさよなら」

「世界の国からこんにちは」(三波春夫さんと競作であるが)

「レット・キス(ジェンカ)」
なんて曲も実は九ちゃんのヒット曲だ。
これは誰でも知っている、
小学校の運動会のフォークダンスの定番。

そう、いま私は「小学校」と書いたが、
お気づきでしょう。

九ちゃんのヒット曲は、
ただヒット曲というだけではない。
ことごとく、

「小学校の音楽の教科書」

に載っている曲なのだ。
おそらく九ちゃんほど多くの曲が
教科書に載るレベルの
スタンダード曲になっている歌手は
他にいないと思われる。

そして、九ちゃんの全盛期が
昭和30年代後半だったことを考えると、
これはすごいことだと思う。

なぜなら、
覚えている方、
聞いたことがある方も
多いと思うが、
私の父母が子供の時代には、なんと

「流行歌禁止」

という校則があった。
流行歌というのは、
公然と歌うもんじゃなかったのだ。

流行歌というのはキワモノだったのである。

そんな校則が徐々に緩和されていく時代に登場したのが、
坂本九の、小学生から大人まで、
みんなが歌える曲の数々ではなかったか。

つまり、坂本九の偉大さとは、

「流行歌に市民権を与えた」

流行歌をキワモノから、
国民が堂々と表に出てみんなで歌えるものにした
ということではないかと思うのだ。

次に私が偉大だと思う歌手2人目。

森進一。

紅白に30年以上連続出場。
ヒット曲多すぎ。。。。

なにを今更と思われるであろう。

しかし、私はそんなことよりなにより、
森さんが偉大なのは、

「声が悪くても歌っていい」

ということを国民に知らしめたことであろう。

私は忘れもしない小学生の頃。
あるTVの歌番組で、
小学生が森さんに質問するコーナーがあった。
小学校低学年の女の子が言った。

「もりさんはー、どうしていつもおー、
かぜをひいているんですかあ?」

人生や愛を歌う演歌歌手でありながら、
小学生にまで知られた悪声。(苦笑)

もちろん、森さんの前にも、
ハスキーボイスの歌手はいっぱいいたのだが、
森さんほど、声の悪い人に

「あれでも歌手になっていいんだ」

希望を与えた人は他にいない。
そして、今ではハスキーボイスの歌手は
普通になった。

つまり、森進一とは、

「ハスキーボイスに市民権を与えた」

と言える。私が彼を偉大と考える理由はこれである。

馬鹿らしいですか?(苦笑)
もう少しお付き合いを。3人目。

西城秀樹。

永遠のヤングマン・ヒデキ。
彼の何が偉大なのか。それは

「歌を歌うとき、ギャーッと叫んでもいいのだということを
国民に知らしめた」

ということであろうか。(苦笑)

私が子供の頃、
ヒデキというのは歌がへただと
みんな言っていた。

やっぱり歌というのは、
美しく歌うものと思っていたから。

当時、御三家といえば、
ヒデキに郷ひろみ、野口五郎だったが、
歌が上手なのはゴローで、
ヒデキは

「ただ叫んでいるだけ。」

と言われていた。

でもね。。。。

今、ポップス系の男性歌手の多くが、
尊敬するシンガー、影響を受けたシンガーに
ヒデキの名前を挙げる。

気がつくと、
ものすごく多くのポップス歌手が、
あのヒデキの

「アクションをつけながら、
ギャーッと叫ぶ」

歌い方をしている。

そう、ヒデキの歌い方こそ
J-POPにおける、
歌唱法の源流なのではないか。

西城秀樹の前にも、
シャウトして歌っていた歌手はいるだろうが、

「シャウトに市民権を与えた」

歌手は、西城秀樹である。

そして、西城秀樹以降、
みんなが西城秀樹のような
歌い方をするようになったという点で、
その後の時代への影響力たるや、
すさまじいものがある。

くだらなかったですか?(苦笑)

新しいもの、
まだ広く世の中に
認められていないものを取り入れて、
いろいろ言われながらも、
それが大衆化するまでがんばった。

すごいことだとは思うけどね。

それでは、また。






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最終更新日  2004年10月23日 17時24分15秒



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